JR東日本は昨日、4月下旬までに全線で運転を再開する予定と発表しました。
東北新幹線は、今春、めだまの「はやぶさ」の車両のうち仙台車両センターにいた1編成は運用出来ないほどの損傷を受けているという報道がありました。
上記4枚の写真は仙台駅
左上 新幹線ホームです。 左下は駅前の回廊がゆがんで落ち込んでいます。
何回か訪れた場所だっただけに、この無残な姿は、あまり見たくありませんが、これが今ま で以上に素晴らしい駅に生まれ変わることを期待したいと思います。
それが、3月17日のことで、翌18日には、新青森ー盛岡間が23日(実際は22日)に再開される予定と発表され、「グランクラス」連結のE5系やE2系がそれぞれ2編成以上残っていたようです。
すでに15日からは、東京ー那須塩原間の点検・復旧が完了したため運転中で、その他の未開通部分については、復旧工事が終わった区間から段階的に再開してゆくそうです。
「一 ノ 関 ー 盛 岡 間」 が4月8日頃、
「那須塩原 ー 福 島 間」 が4月中旬、
「福 島 ー 一ノ 関 間」 が4月下旬までの予定です。
なお、山形新幹線の福島ー新庄間は3月31日のも再開されるようです。
もし、4月末に全線再開出来れば、地震の発生後50日で再開されることになります。
これは、線路や架線、その他駅構内や橋脚、トンネル等の被害が1100ヶ所に及び、少なくとも1ヶ月以上はかかると、当初から報道されていました。
阪神・淡路大震災の時の新幹線の再開は、地震発生1月17日で全線再開したのは4月8日でした。
つまり、81日間かかっていました。
ちなみに、阪神電車の全線再開は6月26日、阪急電車、神戸線は6月12日のことを思えば、東北新幹線の再開は早いとおもいます。
新潟中越地震の時の上越新幹線の再開に2ヶ月かかったのは、トンネルの崩落などの大規模な復旧工事の必要な場所あったのですが、今回は、被害が広範囲に及んでいることと、JR東日本の社員も多く被災しているのが、今後のネックになるのではないでしょうか?
被害が1100ヵ所の内、電化柱の折損、傾斜、ひび割れが470ヶ所、架線の断線、470ヶ所、高架橋柱の損傷、100ヶ所、その他、軌道の変位・損傷、変電設備の故障、防音壁の落下、駅舎などの天井材の破損・落下、傾斜・はく離等々・・・・・・
折角の「はやぶさ」の雄姿が、見れないのは残念でしたが、5月を楽しみにしたいと思います。