新型インフルエンザが蔓延しています。
この時、映画館に行くのは、どうかとも思ったのですが、映画館の中はガラガラで風邪の引きようがないような状態でした。
”ダ・ヴィンチ・コード”から3年、キリスト教をあまり知らない人にとって、キリスト教について色々と考えさせられました。
レオナルド・ダビンチとの関わりが、事実は違うにしても、このような考え方があるのだなぁと思ったものです。
今回の”天使と悪魔”もその意味において期待が大だったのですが、謎解きというほどののものはなく、キリスト教をあまり知らない者にとっても、案外知られたことが多くあり、前作の意外性というものがなかったようでした。
主人公は、前作と同じハーバード大学のラングドン教授で、ある日スイスにあるセルン(欧州原子核研究機構)の科学研究者が殺害され、その死体から胸に押された焼印について説明を求められることから物語は始まります。
そして、セルンでは、核エネルギー以上の威力のある反物質の生成に成功していたことが、事態をますます悪化してゆきます。
(セルンや反物質については、後日調べて掲載します)
17世紀、ガリレオ・ガリレイを中心とする科学者が集う秘密結社イルミナティは、カトリック総本山であるヴァチカンに弾圧され、歴史から姿を消します。
いわゆる、宗教と科学との戦いの始まりです。
時を経て、400年後の今、ヴァチカンへの復讐が開始され、秘密結社イルミナティが復活したと、察したラングドン教授が、ローマに向かいます。
そのローマでは、新しい教皇を選出するコンクラーベの最中でしたが、その候補者の4人が拉致され、秘密結社イルミナティから1時間に一人ずつ候補者を殺すと電話が入り、ここからラングドンが、その4人の居場所を推理してゆき、殺害を阻止出来るかどうか、そして盗まれた反物質を発見出来るかどうか、追跡を開始します。
ここが、この映画のミステリーサスペンス的アクションの醍醐味なのです。
この誘惑された4人の教皇候補を科学の4大元素、土、空気、火、水にちなんで殺害してゆくと、殺された科学者の胸に押された焼印から推察したラングドンは、その4大元素にゆかりのある教会をローマ市内から探し出し、教皇を救出する作戦をたて、ローマ市内を時間との戦いで、駆け巡ります。
3人まで殺害されますが、4人目は、辛うじて救出し、反物質の居場所を聞き、それを取り戻すべく奔走しますが、爆発まで時間がなくなります。
この危機を脱したのが、前教皇の侍従カルロでした。
犯人は、ヴァチカン内部の者であることは、物語が進むにつれ分かってくるのですが・・・・・・物語としてはどんでん返しを期待するのですが・・・・・では真犯人は・・・・
後は、映画をご覧ください。
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この映画は、科学と宗教の戦いが、課題になっているのです。
その宗教が、特に何億人という信者をゆうするキリストとキリスト教が、今まで2000年間、良くも悪くも、世界の歴史の主人公だったということを改めて認識させられました。
その宗教に関係ない国も、大なり小なり、その影響を今後も継続してゆかなくてはならないのは、果たして人類にとって、幸福なことなのでしょうか?
今でも、宗教が紛争の種になっています。
科学と宗教の戦いは、すでに済んでいるはずなのですが・・・・・