大阪駅のホームは、7面13線あったものが改良工事に伴い現在は5面10線となっています。
将来的には6面11線となる予定です。
改良前
改良後
赤い部分が乗り換え連絡通路で改札内、薄緑の部分は自由通路で改札外
2011年に向けて主な改良工事の内容は、
① 北端の旧10・11番のりばを廃止し、北ビルを解体した上で、新たに駅ビル(新
北ビル)を建設する。
② ホーム上に橋上駅舎を建設し、改札口、南北自由通路を設ける。
③ ホーム、橋上駅舎を覆うドーム状の屋根を設ける。
④ 御堂筋口の中2階通路を廃止する。
⑤ エレベーター、エスカレーターを増設する。
⑥ 南側の駅ビル「アクティ大阪」を増床する。
新北ビル 外観 大阪駅の断面図
大きな特徴は、ヨーロッパのターミナル駅のようにホーム全体をスッポリと覆うドームで幅160m、高さ50m、奥行き105mの巨大な駅空間が出現することです。
大屋根は、空の見える開放的なもので、ホームを跨ぐ南北の自由通路は幅10mの広い通路が設けられ北口と南口を結ぶ連絡橋となります。
上からは、広々としたホーム全体が見渡せ、行き交う列車の様子が眺められると言うものだそうです。
新北ビルは28階建ての高層棟(西側)と11階建ての低層棟で構成され、百貨店(三越)、シネマノンプレックス、フィットネスクラブ(コナミスポーツクラブ)、オフイスなどが入居する予定です。
新北ビルは、旧9・10・11番のりば部分と旧北ビル部分に建設されますが、高層部分は、駅の北側の道路にはみ出し、建物が道路を覆う形になります。