題名通りだとすると、法廷での事件の解明が進むにつれ、砂のように崩れ、真実は果たして何だったのかということになるのではないかと想像して見にゆきました。
多くの証言は”うそ”であるということを見抜くことによって、今まで積み上げてきた事件の容疑が砂上の楼閣のように崩れてゆきます。
巨額の資産家が自宅で殺害され、その容疑が17歳の息子にかかり、逮捕されます。
しかし、その息子は犯行を自供しますが、その後は、完全黙秘を貫きます。
その弁護を引き受けたのが敏腕弁護士ラムゼン(キアナ・リーブス)。
完全黙秘のまま裁判が始まり、多くの証言者からは、容疑者の有罪を裏付ける内容ばかり・・・
だが、その証人たちには”うそ”があると見破ります。
しかし、法廷は有罪の流れが主流になるその時に、被告が沈黙を破り証人席に座ります。
さて、それが真実なのか、真犯人は・・・誰か、今まで積み上げてきた事実は、砂のように崩れるのでしょうか・・・
後は、あなたが見て確認してください。
上映時間が94分と比較的短いですが、それだけテンポ良く話は進みます。
事件のいきさつや、事件前の容疑者と被害者のやり取りや、被害者の妻とのやり取りなどが詳しく描かれ、法廷場面が多くありますが、事件の進捗状況が良く分かるように、退屈しない展開となっています。