16日からプロ野球も後半戦に入りました。
トラは、残念ながら敗戦スタートとなりました。
その試合からも、やはりトラには、リーグ最低のホームラン数が勝敗に影響が出てくるのではと危惧しています。
野球用語で、球が重いとか軽いとかが言われていますが、ホームランは、球が軽いからなどと野球中継で解説者が話しています。
つまり、同じスピードであっても、ホームランが出やすいのが軽い球、出にくいのが重い球と言われています。
その違いは、ボールの回転数にあるのです。
ピッチャーの投げる直球にはバックススピンがかかっていて、これをバットの真ん中よりやや上で打つと逆回転の速度がさらに増えます。
バックスピンのかかっているボールは浮力を受けるので、飛ぶ距離も長くなります。
なお、回転がないボールの場合は、バットの真ん中で打ってもスピンがかからないので、浮力もつかず、飛ぶ距離も短くなります。(マグヌス効果)
そればかりか、無回転ののボールがバットに当たった場合、へばりつくように変形してから反発するので、変形した分だけエネルギーが失われてしまうのです。
この重いボール、軽いボールというのは、ピッチャーの体格と握り方に関係があると言われており、両方のボールを投げたいと思ってもそれは難しいようです。
ただ、ホームランは、ピッチャーだけではなく、打者の資質も関係があるのはもちろんのことです。
その打者の資質には、力は当然ですが、打者のもって生まれた飛ばす能力(長打力)というのもあるようです。
しかし、筆者にはその飛ばす能力がどこから生まれるものなのかは知りません。