今季、ペナントレースは、広島が優勝しました。
まずは、広島ナイン、フアンにおめでとうございます。
残念ながら、トラは、広島には及ばなかったという結果になりました。
甲子園球場の半分を真っ赤に染めて、トラのナインの目の前で胴上げをしました。
これを、トラのナインは、どう見たのでしょうか・・・
目の前の胴上げを屈辱と感じるか、悔しさとするか、はたまた、今の実力では当然の結果とみるか・・
高山、北条、原口の開幕を飾った若手はこの場におらず、悔しさも味わえないこの悔しさを果たして感じているでしょうか・・・
昨年に続いて今季も、正直 広島の強さは本当と認めざるを得ません。
何が、こう強くさせたのでしょうか・・・
昨年も強かったのですが、日本シリーズでは、日本ハムに2勝、先勝しながら4連敗し日本一を逃がしました。
今期の連覇の一つには、昨年の日本ハムに負けた屈辱を晴らし日本一奪還と選手の意地があったのでしょうか・・・
その上、今季は、FA補強なし、大型トレードもなく、あくまで、人材の発掘と育成、管理という球団一丸となっての取り組みが実ったというのは、簡単ですが・・・
中谷 20号 今季レギュラー定着の唯一の若手 陽川 1号 2軍では好成績も1軍ではやっと・・
この球団の取り組みや監督始めとする首脳陣の考え方などは、次回の機会に回すとして、今期の広島になぜこれだけの力の差がついたのか考えてみます。
昨日の戦いでも、トラの方が固くなっているようで、得点も2本ソロホームランだけで、広島のつなぐ野球との差が表れていました。
金本監督は、得点能力の差というようなことを言っていました。
トラの得点 539(131試合)に対して 広島の得点は 706(136試合)
1試合当たり、トラの4.1点に対して 広島は 5.19点 つまり1試合当たり1点の差がついているのです。
1点のハンデイがついてなおかつ、本塁打数の差も、盗塁数も大きく水を開けられている現状では、まともに勝負にならないということです。
ましてや、塁に出れば、凡打でも進塁している、いわゆる全員が前に前に塁を進める意識が、この得点の差であり、勝ち数の差となってきているのではないでしょうか・・・
得点数 失点数 本塁打数 盗塁数 チーム打率 チーム防御率
トラ 539 492 103 65 0.248 3.34
広島 706 513 147 108 0.274 3.37
勝ち負けは、昨日の試合でも分かるように、ホームランだけではなく、防御率だけでもなく、チームの意識が全員同じ方向に向いているということなのでしょうか・・
(上記 数字は9月18日現在)