開幕まで1週間となり、オープン戦も残り少なくなってきました。
昨年末からタイガースは、補強が出来ていないと指摘されていました。
その補強しなくてはと言われていたポジションは、3塁を含む打てる内野手(鳥谷の大リーグ移籍した時の穴を含め)、完投できる先発投手とセットアッパーを任せられる中継ぎ投手などが挙げられていました。
当初は、鳥谷が大リーグに行くということが前提で補強を考えていたのですが、鳥谷の残留が決まれば、それが一番の補強と言われ、若手の底上げを第1に考えを切り替えたようです。
初めからこの考えで臨まなくてはならないのですが、人気チームの悲しさで即結果が求められ育成の余裕がないという言い訳がまかり通っていたのですが、今年は若手育成には良い機会となったようです。
外部からの補強が出来なかった方が、将来のタイガースのためには良かったとも言われるような年に成って欲しく、将来のための第一歩となるシーズンになるよう、今年の戦いが注目されます。
チーム内のポジション争いが、よりレベルアップとなり、それが選手の力となり、チーム力となります。
その中で一番のポジション争いの守備位置は、3塁です。
2塁は、今のところ攻守とも順調な上本がほぼ決まり、昨年から問題視されている3塁がまだ決まっていません。
3塁には、一番の候補に西岡が挙げられていますが、攻守とも制裁を欠いています。
彼がそこそこ打てれば3番3塁というのが、ムード的にもチームのまとまりが出来ます。
3塁の候補には、西岡の他に、新井、今成が挙げられますが、他に関本も先日は攻守に良いところを示しています。
調子の良いものを優先的に使うのでしょうが、今日(19日)のオープン戦でのオーダーが多分開幕先発オーダーとなるものと思われます。
3月19日 オープン戦 対中日戦の先発オーダー
1、 シヨート 鳥谷
2、 セカンド 上本
3、 サード 西岡
4、 ファスト ゴメス
5、 レフト マートン
6、 DH 福留
7、 キャッチャー 梅野
8、 センター 大和
9、 ライト 江越
1、 ピッチャー 岩崎
開幕では多分、9番に大和 8番にメッセンジャーか・・・・
外野手争いもなかなか熾烈な戦いです。
マートン、大和、福留と一応決まっているようではありますが、江越を筆頭に、伊藤隼太、中谷横田も虎視眈々と狙っています。
特に大和は、守備は満点ですが、打撃が弱く、その点、守備固め的の起用も視野に入れなくてはならないのではないでしょうか?
柴田、俊介、狩野もまだまだ力が出し切れていないと思われ、一つきっかけをつかめればまだまだ捨てたものではないはずです。
特に、昨年は盗塁数はリーグ、ワーストであり、代走として、代打として出れば、走るということが一つの武器として発揮できれば、起用回数も増え、それが一つのきっかけともなりかねません。
野手は、今さらいうのもおかしいのですが、何も打つだけではなく、守りの、走りの、スペシャリストを目指して欲しいものです。
それが、タイガースの今シーズンの課題であり、それがチームの底上げになり、勝利への執念につながることを期待します。