コロナ禍の中、1部、某球団では、感染者が出るなど問題がありましたが、概ね日程的には大きな問題なく消化されたようです。
でも、トラでは、対広島3戦(5/21~23)は中止され、この中止された広島戦は、10月ごろに日程が追加され、雨で中止された試合をも含め日程がタイトになる可能性があります。
それは、ともかく、開幕からトラは順調にチームを作り上げてきたのでしょうか?
残念ながら、交流戦以降、投打とも必ずしも順調とは言えませんでした。
その中にあって、新人の佐藤輝や伊藤将、中野などの活躍は、極端に言えばトラがこの時期、1位にいるのも、これらの新人のお陰が多分にあると言っても過言ではないと思います。
頼りになる今年のルーキーたち
ドラフト1位の佐藤輝 3/271号 ドラフト6位の中野
ドラフト2位の伊藤将 ドラフト8位の石井大智
前半戦終了時点(7/14)トラの勝敗は・・
84試合 勝ち数 48 負け数 32 引分数 3 勝率0.593
2位 巨人との差は、2.0
月別勝敗は・・
3,4月 20勝9敗 月別勝率 0.689
5月 11勝6敗 2引分 〃 0.647
6月 12勝10敗1引分 〃 0.545
7月 5勝 8敗 〃 0.385
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48勝33敗3引分 0.593
以上より、開幕直後の4月は、かなりハイペースで勝ち星を稼いでいましたが、
日を追うごとに負けが多くなってきたのが数字面でもはっきり表れています。
交流戦の終盤 6/8~6/13 日本ハムと楽天の8連戦8連勝
特に交流戦の成績と、その後の成績では ・・・・
交流戦 18試合 11勝7敗 勝率 0.611 (5/25~6/13)
交流戦後 24試合 9勝15敗 〃 0.375 (6/18~7/14)
つまり、5月までの勢いはなくなり、交流戦後は2ゲームしか勝ち越しがなく、大きく負け越してしまいました。
要因はたくさんあります。
まず、投手陣の崩壊が現れてきました。
先発陣だけではなく、救援陣も崩れ、その方程式も崩れてきました。
次に、打撃陣も一時の勢いがなく、特に3,4,5番が確立できず、得点能力が低下しています。
また、昨年から言われている失策の多さも一向に減っていません。
欲を言えば、優勝するには、やはり巨人を倒さなくては、たとえ優勝しても巨人に負け越すようなことがあれば、その値打ちも半減しかねません。
少なくとも諸手を挙げての喜びが出来なくなるのは僕だけでしょうか・・・
ということは、それだけ巨人の強さ、狡猾さを認めているからに他ありません。
後半戦のカギを握るか・・ 打の大山と投の藤浪
値打ちがなくなると言えば、あの近本の疑惑の動作とそれを指摘された時の矢野監督はじめ首脳陣の対応の悪さが、今後の戦局に影響されるかも知れないかと心配です。
つまり、既に結論されているのですが、なにかとマスコミの餌食にされないようにしなくては、他球団から疑惑の目を向けられるとも限りません。
本来の野球での勝負以外のことで神経を使わないようしなくてはなりません。
後半は8月13日から開始されます。
トラは京セラドームで広島3連戦から始まりますが、その間のオリンピック休みには、エキシビションマッチとして7月27日から8月10日まで12試合行われます。
この12試合は後半戦に勢いをつけるためにも重要な戦いで、この戦いで前半戦の崩れかかった体制を作り直さなくてはなりません。
ルーキーには、疲れが出ることを考慮してベテラン、中堅を絡めての持続性のある体制づくりを願いたいものです。
それには、クリーンアップの確立と勝利の方程式といわれる継投の確立を見据えて後半に備えてほしいものです。