徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

トラ、前半戦を終えて・・ルーキー頼みの前半・・

2021年07月24日 16時06分04秒 | 野球・タイガース

コロナ禍の中、1部、某球団では、感染者が出るなど問題がありましたが、概ね日程的には大きな問題なく消化されたようです。

でも、トラでは、対広島3戦(5/21~23)は中止され、この中止された広島戦は、10月ごろに日程が追加され、雨で中止された試合をも含め日程がタイトになる可能性があります。

それは、ともかく、開幕からトラは順調にチームを作り上げてきたのでしょうか?
残念ながら、交流戦以降、投打とも必ずしも順調とは言えませんでした。

その中にあって、新人の佐藤輝や伊藤将、中野などの活躍は、極端に言えばトラがこの時期、1位にいるのも、これらの新人のお陰が多分にあると言っても過言ではないと思います。

 頼りになる今年のルーキーたち
    

ドラフト1位の佐藤輝 3/271号     ドラフト6位の中野  

  

  ドラフト2位の伊藤将       ドラフト8位の石井大智

前半戦終了時点(7/14)トラの勝敗は・・
   84試合 勝ち数 48 負け数 32 引分数 3  勝率0.593     
                  2位 巨人との差は、2.0
 月別勝敗は・・
  3,4月    20勝9敗       月別勝率 0.689
    5月    11勝6敗 2引分         〃   0.647     
    6月    12勝10敗1引分       〃   0.545
    7月     5勝 8敗                 〃         0.385
         ------------------------------------------------------------------------
                                     48勝33敗3引分        0.593

   以上より、開幕直後の4月は、かなりハイペースで勝ち星を稼いでいましたが、
 日を追うごとに負けが多くなってきたのが数字面でもはっきり表れています。

  
   交流戦の終盤 6/8~6/13  日本ハムと楽天の8連戦8連勝

特に交流戦の成績と、その後の成績では  ・・・・
 交流戦 18試合  11勝7敗  勝率  0.611  (5/25~6/13)
   交流戦後  24試合    9勝15敗      〃    0.375   (6/18~7/14)

つまり、5月までの勢いはなくなり、交流戦後は2ゲームしか勝ち越しがなく、大きく負け越してしまいました。

  

要因はたくさんあります。
まず、投手陣の崩壊が現れてきました。
先発陣だけではなく、救援陣も崩れ、その方程式も崩れてきました。

次に、打撃陣も一時の勢いがなく、特に3,4,5番が確立できず、得点能力が低下しています。

また、昨年から言われている失策の多さも一向に減っていません。

欲を言えば、優勝するには、やはり巨人を倒さなくては、たとえ優勝しても巨人に負け越すようなことがあれば、その値打ちも半減しかねません。
少なくとも諸手を挙げての喜びが出来なくなるのは僕だけでしょうか・・・
ということは、それだけ巨人の強さ、狡猾さを認めているからに他ありません。

  
    後半戦のカギを握るか・・ 打の大山と投の藤浪   

値打ちがなくなると言えば、あの近本の疑惑の動作とそれを指摘された時の矢野監督はじめ首脳陣の対応の悪さが、今後の戦局に影響されるかも知れないかと心配です。

つまり、既に結論されているのですが、なにかとマスコミの餌食にされないようにしなくては、他球団から疑惑の目を向けられるとも限りません。


本来の野球での勝負以外のことで神経を使わないようしなくてはなりません。


後半は8月13日から開始されます。
トラは京セラドームで広島3連戦から始まりますが、その間のオリンピック休みには、エキシビションマッチとして7月27日から8月10日まで12試合行われます。

この12試合は後半戦に勢いをつけるためにも重要な戦いで、この戦いで前半戦の崩れかかった体制を作り直さなくてはなりません。
ルーキーには、疲れが出ることを考慮してベテラン、中堅を絡めての持続性のある体制づくりを願いたいものです。

それには、クリーンアップの確立と勝利の方程式といわれる継投の確立を見据えて後半に備えてほしいものです。


なぜ・・日本のワクチンの開発は遅いのか

2021年07月01日 20時56分45秒 | 独り言・社会・ニュース

感染症に対するワクチンの緊急開発は安全保障と外交の意義を持つという認識が足りなかったと言われています。
緊急の感染症に対する基礎研究は20年前からすでに大きな差がついていたとも言われています。  

      

日本では、感染症は、有事(戦時)という認識がなく、戦時の備えが十分ではなかったということです。
単なる公衆衛生上の緊急事態程度に見ていたのです。

では、その責任はどこにあるのでしょうか・・・・

理由はいろいろありますが、原因の一つには、過去20年間のパンデミック(世界的流行)に日本は、切羽詰まった感染状況がなく、その体制つくりがおろそかになっていたのです。

2002,3年のSARS(重症急性呼吸器症候群)や2012年のMARS(中東呼吸器症候群)

の時にも厚生省に対して今後の対応策を国として作るように声が上がっていたのですが、結局事態を変えることはありませんでした。

それも、もっと深い原因がそれ以前にあったのです。

つまり、1992年の東京高裁判決が大きな影響があるのです。
それまで、ワクチン接種大国だったが、この裁判で予防接種の副反応訴訟で国に賠償を命ずる判決を出したからだと言われています。

この判決は「画期的な判決」と世論が広まり、政府は上告できず、1994年に予防接種法が改正され、日本での接種率は急速に低下し、国民の間ではワクチン逃避が高まりました。

学校での集団接種もなくなり、自治体から集団接種のノウハウがなくなりました。

これらのことから、メーカー側もワクチンに対する取り組みがなくなりました。
この事態になったのも、日本国民全部の責任ともいえるのかも知れません。

         

ワクチン開発には、基礎研究や臨床試験など探索、有効性、安全性、など品質を担保しつつ大量生産の可否の確認する必要があり、開発には一般的に年単位に期間がかかります。

今は、日本でも、数多くの企業や研究所がワクチンの開発に取り組んでいます。
しかし、問題は山積しています。
他国に比べ極端に少ない資金面もそうですが、日本での臨床試験に課題があり、欧米などに比べると感染者数が少なく、臨床試験に参加した人が感染する可能性が各国に比べると低くワクチン効果を確認するのが難しいと言われています。

この事態を解消して、国の資金面の支援で、いっときも早い実用化を願いたいものです。
これからのパンデミックに備えるためにも、普通の生活に戻るためにも・・・