先日、阪神タイガースの藤川投手が契約更改の内容が発表され、年俸は現状維持の4億円(推定)と発表されました。
来年は、”真っ向勝負”を掲げていますので、歓声が悲鳴に変わらないようにして欲しいものですね。
契約更改には、今季の活躍の評価は勿論、来期の期待度の大きさが表れます。
18日現在の未更改者は、野手では、城島、桧山の二人、投手では、下柳、久保、久保田、能見の四人います。
2011年のロゴマーク スローガン
トラの最高年俸は、昨年から1億円の減俸となっても金本の3億5千万円です。
これで球界一番の最高年俸者は、今年5千万円アップして4億3千万円となった巨人の小笠原に譲りました。
トラで一番のアップは、1億2千万アップのブラゼルで、2億円となりました。
アップ額とアップ後の年俸は
鳥谷 アップ額 1億円 アップ後は、2億6千万円
マートン 〃 1億円 〃 2億円
平野 〃 8千万円 〃 1億6千万円
スタンリッジ 〃 6千万円 〃 1億円
西村 〃 1、380万円 〃 2、300万円
以上が、更改済みの選手のうち1千万円以上の人です。
こうして見ると、今季の活躍以上にアップ額が多いのが鳥谷です。
一つは、チームリーダーとしての期待度と、来期にFA権取得に対するけん制額と思われます。
来期に最も期待したい選手の二人です。
以上の他の更改済みの選手のアップ額は、1千万円以下で、その中で目につくのが、藤川俊介の8百万円、坂と秋山の6百万円です。
特に秋山と俊介(来期から藤川俊介の登録名は俊介になります)は、今年ルーキーであり、今年の活躍は、目を見張るものがあり、それがそのまま来期への期待度でもあるのです。
アップするものがあれば、当然ダウンする選手もいます。
金本の1億円ダウンは別にして、最高額は3、300万円ダウンして 7,700万円となった安藤投手です。
安藤には、今季どれだけ期待を裏切られたか、開幕投手としての片りんもありませんでした。
僕のブログでもどれだけバッシングしたか分かりません。
プロ野球の選手は、1年単位で評価されます。
如何に、過去に良い成績を残しても、2,3年悪ければ、ファンから罵声を浴びます。
今季、更改済みの選手のダウン額とダウン後の金額は、
安藤 ダウン額 3,300万円 ダウン後 7,700万円
江草 〃 1,000万円 〃 4,000万円
メッセンジャー 〃 900万円 〃 4,200万円
岩田 〃 800万円 〃 3,000万円
葛城 〃 700万円 〃 2,400万円
関本 〃 500万円 〃 7,500万円
狩野 〃 500万円 〃 3,500万円
上記 4名は、全部投手です。
これが、今季のトラの状態を表しています。
つまり、投手陣の踏ん張りがなかったことが、、今シーズンの成績に表れています。
来期には、どれだけ投手陣が奮起してくれるか、アップした西村や秋山が今季以上の活躍が出来るかどうかが、来期の成績に反映されることになります。
それにしても、若手の投手陣、特にドラフト1位の選手の台頭は、どうなっているのでしょうか?
2009年ドラフト1位 二神
2008年 〃 蕭
2007年 〃 白仁田
特に、投手陣の手薄なトラにとって、トレイドで取るのも一案ですが、若手の育成、台頭がチームに活気が生まれ、それが成績に反映することを思えば、過去のドラ1選手は勿論、今年、入団の榎田や一二三選手の活躍が待たれます。
この中から、どれだけ、来期に活躍する選手が出てくるのでしょうか?
昨日、藪が二軍投手コーチに就任しました。
現在の中西コーチとどれだけ、投手陣の立て直しが出来るか、来期のトラの命運がかかっていると言えば、少し言い過ぎでしょうか?