今日は「ハロウイーン」だそうです。
最近、ハロウイーンのイベントなどが行われ、商魂たくましくあちこちで盛んに「かぼちゃ」が飾られています。
「ハロウイーン」とは、何なんでしょうか?
そして、なぜ「カボチャ」なのでしょうか?
10月31日は「ハロウイーンの日」だそうですが、日本では、あまり馴染みがなかったのですが、最近は商売に使われて、一般的に、名前だけは知られるようになってきました。
東京デイズニーランドでも1999年までは、「ハロウイーン」のイベントは行われていませんでした。
それが2000年以降、徐々に秋のイベント化してきました。
11月1日がキリスト教の全ての聖人の祝日「万聖節」で、その前夜祭が「ハロウイーンの日」なのです。
アメリカなどでは、この日の夜、カボチャをくりぬいてランタンを作り、魔女やお化けに変装した子供達が家を回ってお菓子をもらう習わしがあります。
古代ケルト人の秋の収穫の祝いと悪魔を追い払う祭りが今に伝えられているものです。
現在では、本来の宗教的な意味合いはほとんど失われ、アメリカなどでも民間行事として定着してきているようです。
古代ケルト人の1年は、11月1日から始まりますので、日本で言えば、大晦日とお盆と、そして秋の収穫を祝う秋まつりが合わさったような感覚だったのではないでしょうか?
ハロウイーンには、色々なスイーツが・・・・・
では、なぜ、カボチャなのでしょうか?
昔、アイルランドにジャックという酔っ払いの悪人がいました。
彼は、死後、天国から追い出され、悪魔にも嫌われ、地獄からも締め出されました。
ということで、彼の魂は、永遠に世界中を放浪することとなりました。
その時に暗い足元を照らす為に「蕪(カブ)」をくりぬいてランタンを作ったという話が、アメリカに渡ると移民たちは、アメリカでは沢山作られていた「かぼちゃ」に、話を変えていきました。
それが、今では、「かぼちゃ」が一般化され、それがかぶり物になったり、色々な食べ物になったりするようになりました。
日本では、キリスト教の行事の一つで代表的なものとして「クリスマス」が知られていますが、この「ハロウイーン」もそのようになりつつあるようです。
が、あくまで宗教とは関係なく、イベントとして、お祭りとして、そして商売として行われるのではないでしょうか。
同じキリスト教でも、これらの行事は、カトリックの行事と思われていますが、無関係だと考えているキリスト教の人もいますので、宗教色で語るのは、あまり良くないのかも知れません。
一方、今日10月31日は、宗教改革記念日でもあります。
1517年のこの日、ドイツの宗教改革家 マルチン・ルターが95カ条の意見書を公表し、この日を新教の始まりとして記念するプロテスタント系教会の祭りの日でもあります。