徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

日本の城 もう一つの名前 ⑬ -松江城=千鳥城ー

2013年10月30日 09時34分39秒 | 城郭への展望

島根県松江市殿町にある平山城で、別名は「千鳥城」と言われています。
千鳥の羽根を広げたように見える入母屋破風の屋根が見事であることから「千鳥城」と言われています。

松江城も4年程前に行った時、1番印象に残っているのが、「堀めぐり」でした。
お城の周りの堀を、屋形船で回り、そこから見る松江城は凛として立派でした。

  

そして、この時には、出雲大社から一畑電車で松江に出て、宍道湖を眺め、小泉八雲宅、松江城に行った、お決まりのコースでした。

松江城は、現存する天守のある12城の一つで、江戸時代初期からの建造物の天守を有する城で、国の重要文化財に指定されています。

江戸時代は、政治・経済の中心でしたが、明治になり、廃城令によって、存城処分(陸軍省所管)となり、天守を除き、その他の建物は全て撤去されました。

 

1600年 関ヶ原の戦いで戦功のあった堀尾忠氏(堀尾吉晴の子)が24万石で月山富田城に入城し、松江藩を築きます。
1607年に、亀田山に築城を開始し、1611年に松江城として落成します。

その後、堀尾氏に子がなく、一時廃絶され、信濃国松本から松平直政が18万6000石で入封し、それ以降は明治維新まで続きます。

     ☆    ☆    ☆    ☆
 
1週間程、出かけますので、お休みさせて頂きます。
帰ってから、またお目にかかります。


再び、コスモス畑へ・・・見ごろは11月下旬まで

2013年10月28日 19時52分45秒 | 独り言・社会・ニュース

去る22日に、清掃に訪れた時の武庫川のコスモスは、その時よりも、今日は、華やかに咲いていました。

  

  
  去る22日には、まだほとんど咲いていなかった黄色のコスモスは、多くの花が・・・・
 花喰い虫に襲われた北側エリアにも、必死の殺虫剤配布により、残った蕾みに花を付けました。

  
   コスモス畑の南側には、新幹線が見えます。 ここを目当てにするのも良いでしょう・・・


台風も去り、秋晴れが続く気候になりました。
コスモス畑へのアクセスは、市バスが便利なのですが、阪急武庫之荘駅から徒歩という選択肢もあります。

距離は、約4.5Kmで時間的には、約50~60分位でこの季節、ウオーキングには、最適です。
今日、実際に、僕も散歩がてらに歩いてみました。
少し汗ばむ程度で、爽快でした。

ウオーキングのルートとして、武庫之荘駅から北西の方向に、県道 尼宝線を北に武庫之郷から武庫元町商店街を西へ。
西武庫公園の西入口から武庫川の上武庫橋から河川敷に降りて、川沿いに北に甲武橋、山陽新幹線をくぐるとすぐコスモス畑に出ます。

昨日は、大阪マラソンがありましたが、とても4.195Km走れない者にとって、せめて歩いて見てはどうでしょうか?

 


日本の城 もう一つの名前 ⑫ ー丸亀城=亀山城=蓬莱城ー

2013年10月27日 08時12分06秒 | 城郭への展望

丸亀市街地の南部に位置する亀山(標高66m)を利用し、縄張りは、ほぼ四角形で、亀山の回りを堀で囲む、輪郭式の平山城で、亀山に位置するため、亀山城とも云われています。

また、別名、蓬莱城ともいわれ、蓬莱とは、中国の神仙思想にもとずく、不老長寿の仙人が済むと言う謂れから、この城にも末永かれとの願いが込められて、呼ばれているのか、真偽のほどは分かりませんが・・・・・

 

この城の特徴は、石垣にあり、穏やかであるが荒々しい野面積みと端正な算木積みの土台から、独特の反りを持たせる「扇の勾配」となっており、山麓から山頂まで4重に重ねられ、高さ60mあり、この高さは日本一で、三の丸だけでも22mあります。

石垣の高さ、美しさから「日本100名城」に選ばれ、現存する12の天守を持つ城の一つで、400年の歴史を誇っています。

 

元はと言えば、この讃岐の国には、高松城があり、1国1城の考えがある江戸時代からして少し事情があります。

室町時代の初期、管領細川頼之の重臣 奈良元安が、この地に砦を築いたことから始まります。
慶長2年(1597年) 豊臣時代、生駒親正が、讃岐17万石を与えられ、高松城の支城として築きます。

その5年後(1602年)に城郭が完成しますが、関ヶ原後の徳川の天下が定まると、一国一城令が発せられますが、これは、必ずしも”一つの国に一つの城”と言うことではなく、”一人の大名に一つの城”と言うことだったのですが、讃岐の国は生駒氏のみの領地であるため、丸亀城は一旦、廃城になります。

ところが、生駒騒動というお家騒動を起こしたため、生駒氏は幕府ににらまれ、出羽の国に転封され、次に着た大名 山崎氏は、讃岐半国を与えられ、山崎氏は、この丸亀に城を再建し、現在に至っています。

そこで、讃岐の国は、高松城を本城とする松平頼重が12万石で入封し、讃岐の国は、高松城と丸亀城の2城が存在することとなりました。

なお、2011年2月15日付けの当ブログには、丸亀城を訪れた時のブログをアップしています。
内容的に重複しているところもありますが、よろしかったら、見てください。


日本の城 もう一つの名前 ⑪ -竹田城=虎臥城ー

2013年10月26日 10時05分02秒 | 城郭への展望

この城も今年9月に訪れたお城です。

別名として、昔から「虎臥城」と云われていたのですが、最近は「天空の城」とも「日本のマチュピチュ」とも云われています。

「虎臥城」とは、縄張りが虎が臥せているように見えることから、そう呼ばれています。

「天空の城」とか「日本のマチュピチ」とは雲海に浮かび上がる古城の累々たる石垣群の威容は、この名前に相応しいものです。

この雲海に、浮かび上がって見える時期的は、秋から冬にかけて日の出前から午前8時頃までで、朝方と日中の気温差が大きい時だそうです。

 

竹田城については、2013年9月16日付けの当ブログに書いています。
  http://blog.goo.ne.jp/ganbaro433/d/20130916

10年前までは、無名の山城だったのが、雲海の写真や映画にも登場し、徐々に知られるようになったようです。
来年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」のロケが行われ、これから益々人気が出てくるのではないでしょうか?

  

この城が、知られるようになったのは、平成18年に「日本100名城」に選ばれたことが火付けになったと言われています。
なお、兵庫県での100選の名城とは、姫路城、篠山城、明石城、赤穂城が選ばれています。

来訪者は、平成17年に1万2000人だったものが、昨年度は、23万8000人、そして今年4月から9月までで22万人となっています。

なお、10月1日から300円の観覧料(高校生以上)を徴収しています。
観光客が急増している中、この費用は、警備費と史跡の維持に充てるということです。
 


日本の城 もう一つの名前 ⑩-長浜城=今浜城=出世城ー

2013年10月25日 11時14分59秒 | 城郭への展望

久しぶりに、このシリーズを始めます。
日本には、最盛期に、25000もの城があったと言われていますが、現存する天守のある城は12城しかありません。

それでも、復元、復興、模擬天守と称して、地域興しの一端として再建されている天守もあります。
天守がなくとも、城郭として、公園として整備されている城跡も多数あります。
それらの城を、思いつくままに、お城の成り立ちや別名などの由来を、このシリーズで書いています。

再開、最初のお城は、今年4月に訪れた長浜城について書いてゆきます。

  



長浜城の別名は、”今浜城”または”出世城”と呼ばれています。
これは、羽柴秀吉が浅井長政攻めで功績ありということで、織田信長から浅井氏の旧領を拝領した際に、当時の地名 ”今浜”を、信長の一字をもらって、”長浜”と改名したことから、今の長浜城となりました。

今でも、その旧地名にちなんで”今浜城”とも云われています。

また、秀吉にちなんで”出世城”とも云われていたようです。
今も、秀吉の名残が多く残っており、この土地の人々にも、秀吉に親しみを感じている人が多いようです。

  
  長浜城 天守跡                   天守から琵琶湖を望む

 

現在の天守は、1983年に犬山城や伏見城をモデルにし、模擬復元されたもので、外観をお城とした市立長浜城歴史博物館として運営されています。
それでも、周りは、お城の雰囲気を十分感じられる公園となっています。
特に、琵琶湖の湖畔から、お城までの桜は見事な眺めでした。


2013年、今年も、コスモスが咲き始めました。

2013年10月23日 08時45分15秒 | 独り言・社会・ニュース

今年も、あのいつものところで、コスモスが咲き始めました。
今年で11年目になるそうですが、今年は少し様子が違いました。

 

  

まず、当初、種まきの日にちが8月31日の予定が、雨のため9月7日に延期されました。
植物は、種を蒔いてから水をやることによって、通常の生育するのですが、今回の種まきは、かなり前から雨が降り続け、水を多く含んだ土に種を蒔くと成長が悪くなるそうです。

今回のコスモスは成長が悪く、背が低くなっています。
でも、花にはあまり影響はなかったようです。

今一つ様子が違うのは、11年目にして初めてだそうですが・・・・
コスモス畑は、7つのエリアがありますが、その内、一つのエリアには、花が咲いていません。
花を喰う虫が発生し、このエリアの花がほとんど咲いていません。
一番北側のエリアには、花がなくなっています。

 

 
 
北側のエリアには、花がなく、寂しい光景です。  黄色のコスモスも開花が遅れています。

 2013年10月22日 現在のコスモス園の様子は、下記をご覧ください。

 

 

 
  新しいポスターが出来ました。 武庫川コスモス園という小冊子も出来ました。                  

見ごろは、10月下旬から11月下旬だそうです。
場所は、国道171号線、甲武橋東側交差点を北へ。
      市バスは、阪急武庫之荘駅、北側から{40}{41}{41-2}乗車「西昆陽」下車
問い合わせ先は、尼崎市公園課 TEL 06-6489-6531


映画 「 人類資金 」

2013年10月22日 13時12分13秒 | 映画・社会

まず、この映画は、余りにもテンポが速く、目的やそれに繋がる人間関係は、全く分からないまま進行してしまいます。
でも、それが徐々に分かってくるから不思議です。 

敗戦を不服とする反乱兵たちが、笹倉大尉率いる日本軍が、秘密資金である金塊を海に沈めてしまうところから話は始まります。

その後70年余り経た2014年に、真舟(佐藤浩市)が父から聞いていたM資金を、相棒の酒田(寺島進)と詐欺することを考えます。
それを北村刑事(石橋蓮司)に知られ、追われる中、石 優樹(森山未来)という男が近づき、”財団”に行くことを誘います。

ここのところの人間関係とか繋がりが分からず、頭の中は、少々パニックになりますが、映画はドンドン進んでゆきます。

 

M資金とは・・・財団とは・・・
M資金とは、戦後、大量の貴金属や金塊が保管されていた日本銀行の地下から「隠退蔵物資事件」、さらにGHQが隠匿したとされる事件等があり、押収資産が戦後復興や賠償に使われたとか、資金の流れが不透明な部分があり、この時にM資金という存在が”うわさ”されるようになりました。
実際に、1946年に東京湾で発見された事件があり、これがこの映画のプロローグに使われています。

 又、秘密資金を日本経済復興資金として複数の財団法人に分散されたとされ、その複数の財団の一つがこの映画に登場している日本国際文化振興会という財団ですが、勿論これは映画でのお話です。

  

石に誘われ、財団のビルを訪れた真舟は、そこで本庄(岸部一徳)で「M資金」を盗んで欲しいと言われ、報酬には50億と持ちかけられます。

これの本当の依頼者を”M”(香取慎吾)といい、彼はその資金を持って、マネー経済の悪しきルールを変え、世界を救いたいということに共感を覚え、この計画に乗ります。

そこで、アメリカ、ロシアなど全世界を巻き込んだマネーゲームのプランを実行に移します。
ロシアでは、先物取引に失敗した鵜沼(オダギリジョー)にまず、会うことから始めます。
このロシアの冬景色は、素晴らしい光景で、映画ならではのシーンでした。
と言うのも、この風景に気がとられ、内容的にはほとんど分かりませんでした。

M資金は、笹倉(仲代達矢)が理事長している投資顧問会社が管理されており、その実権はニューヨークにある投資銀行が握っていることがわかり、その責任者(ビンセント・ギャロ)が、その投資会社の清算人(ユ・ジテ)と呼ばれる暗殺者を送り込みます。

   国連での演説場面   
  国連の議場の撮影は、日本初だそうです。                      

映画は、ここから佳境に入ってゆきます。
特にニューヨークの石(森山未来)の演説は、演技力といい、英語力といい、この映画を盛り上げて強烈な印象がありました。
映画を見終わっても、この演説場面が強烈に印象に残っており、この映画の主役は、果たして石ではなかったのかと思われる程でした。

果たして、M資金なるものは、本当にあったのでしょうか?
この映画での”M資金”の M とは、MANの M と言うことになっています。
つまり、「人類資金」ということだそうですが・・・・・

でも、”人類”とは名ばかりで、M資金を使った開発国の援助でもなく、投資でもなく、最後はやはり詐欺だったのでしょうか?

戦後、タブー視されていた課題をテーマにした社会派サスペンスで、人間の欲望と尊厳の限界を描いた映画でした。

 


トラ、2013年の戦いが終わって・・・思い付くままの雑感

2013年10月20日 10時25分45秒 | 野球・タイガース

読売の日本シリーズ進出で、セ・リーグのクライマックス・シリーズが終わりました。
その読売の心憎い強さだけが印象に残ったシリーズでもあり、ペナントと同様のブレない戦い方でした。

それに対して、トラの戦いぶりは、それこそブレまくり、何故、なぜが至る所にあったのは、僕の理解不足なのだったのでしょうか?

今年は一応、昨年に比べ数字的には良い結果の2位となりました。
が、今年は、昨年以上に危機感をもって、来季に備えなくてはならないのです。
と言うのも、広島は、今年の成績に自信を持ってくるでしょうし、中日も監督が変わって目の色を変えてくるでしょう。

ヤクルトの小川監督、DeNAも中畑監督が留任し、来季に懸ける気持ちは今まで以上となることでしょう。

 
  京セラドームでの開幕戦 この時のオーダーは、今は・・・・・     


今年の息切れは、昨年の”補強対策のこだわり”から始まっていました。

外人補強で、3塁もこなせるのにこだわったのには、1塁新井を生かすためのことだったと言われています

真偽のほどは不明ですが、この時点で、4番でホームランを打つ打者が、今年も不在になったのではないでしょうか?
新井兄弟に振りまわされて、オーダーをいじくり周り、これが今年の打てない理由にしている首脳陣の判断の甘さが原因でした。

多くの補強をしたと言われますが、それが思うようにいかず、いわゆる誤算が続々出てきたのには、結局見通しが甘かったのではないでしょうか

昨年から解消しなかった問題点は、
1、4番の不在、新井良太が育たなかった。
2、肝心なところでのバンド失敗。
3、クローザーの不在、久保がクローザーとして機能しなかった。
4、勝負弱く、タイムリーが出ない。  肝心のクリンナップが勝負弱い。
5、代打、継投の失敗。
6、若手が伸びてこない。 昨年から良太、野原、伊藤、森田は、全く成長の兆しなし。

その上、監督のここぞと言う作戦・采配の勝負カンが弱さが、敗戦につながりました。
ここ一本が出ない、ここ一番の試合の弱さは、個々の力量だけではなく精神面の弱さも目立ちました。

先発投手にも若手の台頭がありません。
唯一、新人の藤浪に助けられたところが多くありました。
その藤浪の登板にもなぜなぜが多くあり、特にCSでの初戦の先発には驚きました。
投手継投の失敗で、目を引いたのが、イニング跨ぎで失敗していることです。
ままあることですが、同じ失敗を重ねると、それは、本当の失敗なのです。

    
                        セ・リーグの1位指名の面々
 左は、9月4日の先発オーダー  これでは昨年と同じです。                 
   4番 鳥谷には色々物議をかもしました。 今年、補強した選手の名前がありません。
   補強したと言われても、この状態では、中村GMの力量が疑われます。         

打てないという一言で済まされないものがあるのですが、兎も角、来季に向けて掛布氏がGM付き育成&打撃コーディネーターという訳のわからない名前のコーチ?に就任することになったようです。

掛布氏の現役を知っているものとしては、その打撃センスは抜群であり、それを伝授することには、いささかの疑問の余地はないのですが、如何せん私的には、色々問題があります。

飲酒運転とか債務問題とか破産問題とか、社会人としてあまり評価出来ません。
そして最近は、トラの辛辣な批判、特にグラティに対して批判的なコメントをしており、これらをどうナインはとらまえるのでしょうか?

 
 グラティは相手を挑発していると言われていますが、それでは、ガッツポーズも投手が吠えるのも、  
 ハイタッチも、バンザイも同様ではないでしょうか?  熱くなっている証拠でもあると思うのですが・・但し、プロとして、エンターテイメントとして、盛り上げるものとして、良いのではないでしょうか・・・・・

 

正式な打撃コーチとしてオマリー氏の就任が取りざたされており、それとの軋轢がないとも限りません。
あくまで掛布氏は、育成が主目的なのですが、彼の良い意味での熱血指導が、羽目を外さないか、そして和田監督が使いこなせるかが心配でもあり、ヘタをすれば、内部分裂の危機も心配するのは、考え過ぎかも知れません。

兎も角、4番のホームラン打者と先発投手、押え投手を取ってくるのではなく、自前で育てることに重点を置いて欲しいものです。
と言って、すぐに育つものではありませんので、その原石を磨くことで、ファンに楽しみを与えて欲しいです

 


最近の鉄道 話題から ⑧ JR東・西日本も”ななつ星”を追う・・・

2013年10月19日 11時12分52秒 | 鉄道のよもやま話

「ななつ星in九州」のような途中下車して観光を楽しめる豪華列車の導入に向け準備を進めている旨の報告が、JR東日本・JR西日本から発表されています。

 
                           
 ななつ星の内部     

”パクリ”とも云われていますが、それぞれのJRとも、その地方にあった特色のある豪華列車となるように期待したいものです。

JR東日本は、平成28年春以降の運行開始を目指し、東日本を中心に季節などに合わせて各地を周遊する豪華列車の投入計画を、2013年6月4日に発表されました。

JR東日本の豪華列車の想像図 

 

列車は10両編成で、1両あたり、2,3室の客室とし、定員は35人程度となる見通し。
もちろん、ダイニングやラウンジスペースを設け、車内での食事や飲食を楽しめるようだ。


JR西日本は、平成29年度までに、豪華寝台列車の運行開始を、2017年に向けた中期経営計画のなかで発表されました。(2013年3月13日)
その中期経営計画によると、広島地区への新型車両、新型保安システムの導入、大阪環状線への新型車両の導入、そして豪華列車の導入が書かれています。

  
     JR西日本の世界遺産  これをどのように巡るのでしょうか・・・・

 

JR西日本によると、1人当たりの料金は、JR九州より安めの10万~30万程度とのこと。
世界遺産などの観光資源に恵まれており、関西から日本海側に向かう列車を想定しているようです。

今も、JR東日本では、”カシオペア”、JR西日本も”トワイライトエクスプレス”と豪華寝台列車が運行しています。
この寝台列車は、運ぶのが主目的で、今回の豪華列車は、途中下車して、列車ともども観光地を巡るというもので、少々目的が違います。

ならば、「オリエント急行」並みに、そしてクルーズと言うのなら、船旅のように、日数をもう少し延ばし、九州から北海道までの豪華列車をしてはどうかと思うのですが、問題は、費用のことなのでしょうか?
どちらにしても、日本人だけではなく、海外からのお客を呼び込まなくてはならないようです。

政府は、「観光立国」を掲げ、今年は1000万人の訪日外国人の訪日目標を目指しています。
そして、2042年には3000万人を超える目標を示しています。
2020年の東京五輪開催で日本に関心をもつ外国人が増えると期待されるなか、この豪華列車も日本の一つの名物となる観光資源となれれば良いのですが・・・・ 


最近の鉄道 話題から ⑦ ”ななつ星”の効果は・・・JR東・西日本も計画

2013年10月18日 09時57分06秒 | 鉄道のよもやま話

最近の鉄道の話題と言えば、”ななつ星”を話さない訳にはいきません
”ななつ星”については、当ブログ 2012年12月21日付けにも、ななつ星の経路や値段などかいています。
良ければ、その日付けを見ていただければ幸甚です。

  
新幹線なみの30億をかけた豪華寝台列車に、なにを期待しているのでしょうか?
今年10月15日に、満を持して走りだしました。

少子高齢化で、利用者の減少が見込まれる中、時間的にも経済的にもゆとりのある高年齢層や海外客をターゲットに据え、鉄道事業の浮上の一環としたいということが念頭にあります。

この列車は、ヨーロッパのオリエント急行を手本とし、そのオリエント急行は運行から130年経ち、今もそのブランドは、海外まで鳴り響いています。
オリエント急行並みに長く人気を保つには、JRの努力だけではなく、沿線自治体や観光関係者が協力して内外から集客し、観光振興の効果を期待して、世界のブランドとして確立出来るかどうかが課題となるのではないでしょうか?

  

折しも、2020年の東京オリンピック開催に伴い、特に外国の観光客を呼び込む機会と重なりました。

九州には、多くの観光地が点在しており、観光地だけではなく、列車自体が観光地ということなのです。
カシオペアやトワイライトエクスプレスも豪華寝台列車という触れ込みですが、それと違うのは、今までは移動する列車が豪華であって、目的地まで運ぶのを目的としています。

しかし、この”ななつ星”は、「乗ることそのものが観光地」であるということで、列車も観光地と位置づけているのです。

そこで、豪華客船による観光旅行を「クルーズ」ということですが、列車でも同じようにくつろいだ長旅を楽しむということで「クルーズトレイン」とも云われています。

鉄道沿線の観光資源を生かし、地域の活性化につなげようとするもので、既にJR東日本やJR西日本でも、豪華列車の導入に向け準備を進めています。

そのことについては、後日に・・・・・