かつて峰の原高原一帯は、ふもとに暮らす人々が採草地として利用していました。家畜に与える飼料や、田畑に入れる肥料として、草が必要だったのです。そして、その採草地には、たくさんの花が咲き誇っていました。昭和中期以降、家畜の減少や販売肥料の普及などによって採草地としての利用が終わり、現在の峰の原高原は、観光地や別荘地、山林に変わりましたが、奇跡的にスキー場にだけ、かつての草原が引き継がれ、そこでは、山野草がかろうじて命を繋いでいます。
↑ガーデンストーリーから歩いて3~4分の所にある草原に、山野草観察に行ってきました。冬はスキー場になるこの場所。春から秋にかけては、ペンション村の有志で、山野草の保護活動をしています。
↑マツムシソウが見ごろ。
↑白い花はヤマハハコ。
↑オミナエシとワレモコウ。
↑タムラソウ。
↑小さい花ですが、山野草ファンの間で人気のウメバチソウ。
↑オヤマボクチ。北信濃では、葉を乾燥させて、そばのつなぎに使います。
↑リンドウは長野県の花。
↑花咲く草原には、たくさんの蝶々がやってきます。
↑イタドリ。
↑アヤメのシードヘッド。
↑庭づくりの参考にもなる天然の植栽。
↑ノコンギクは、ガーデンストーリーの庭にもたくさん自生しています。
↑現在の日本で、山野草が自生する場所はとても貴重。ガーデンストーリーにお越しの際は、庭に咲く花と共に、草原の草花もお楽しみください。
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