大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 7月15日 トニー谷とソロバン

2018-07-15 10:46:15 | A,日々の出来事_








  日々の出来事 7月15日 トニー谷とソロバン








 今日は、トニー谷の長男が誘拐された日です。(1955年7月15日)
トニー谷は、東京出身のボードビリアンで、赤塚不二夫の漫画“おそ松くん”の登場人物イヤミのモデルになった人です。
 1955年7月15日、人気絶頂のトニー谷の6歳になる長男が誘拐され、大騒ぎになりました。
7月21日、犯人は逮捕され、長男は無事解放されましたが、トニー谷は被害者にもかかわらずマスメディアから袋叩きに遭いました。
 理由は、当時、まだアメリカ軍の占領の余韻が残る中、トニー谷流の独特の英語を使って急に裕福になった成り上がり芸人に対する妬みが中心です。
また、この誘拐犯人も犯行の動機として、“人を小バカにした放送に反感をもった”と供述しています。
この時以来、トニー谷は激しいメディア不信に陥りました。
 その後、低迷しましが、読売テレビの“スターと飛び出せ歌合戦”で復活し、パチパチとソロバンを弾いて音を出しながら、出演者を紹介する時のギャグ“あんたのお名前、なんてぇのぉ~♪”は一世を風靡しました、





トニー谷




「 レイディースエンジェントルメン、アンドおとっつぁんおっかさん。
 おこんばんわァ、トニー谷で~す。
 それでは、一番目の人、ど~ぞ!」

“ チチチチチチチチチチ、パチパチパチパチ♪”

「 あんたのお名前、なんてぇのぉ~♪」
「 石川五右衛門と申します♪」

“ チチチチチチチチチチ、パチパチパチパチ♪”

「 今まで、何をしてきたの?」
「 いっぱい、泥棒、してきたの♪」
「 さいざんす、さいざんす、ホントにそれは、さいざんす♪」

( ツイストを踊りながらやると、雰囲気が出ます。)







  トニー谷



















☆今日の壺々話










アメリカンジョーク“誘拐”





 アメリカのとある高速道路を走っていた若者が、たいへんな交通渋滞に出くわしました。
いらいらしながら待っていると、路上を一人の男が歩いて来て、窓を叩きます。
青年は窓を開けて聞きました。

「 なんかあったの?」
「 ブッシュがテロリストに誘拐されたんだよ。
100万ドル払わないと、頭からガソリンかけて火をつけるって言ってるんだ。
だから、こうして車をまわって寄付を集めているのさ。」
「 で、どれくらい出せばいいの?」
「 そうね、人にもよりけりだけど、5リットルから10リットルくらいでいいよ。」




















お菓子





 いつも子供っぽいお菓子を持ち歩いてるのが、かっこいいと思ってた。
大学の講義のときに近くに女子が座ると、

「 やべ~、修正液がね~。
午後いちで出すレポートなのにィ~。」

とか

「 消しゴムがね~。」

とか、アピールして、女の子が親切に貸してくれたら、それを返すとき、

「 お礼に、これ!」

とか言いながら、ジャンパーのポケットから、ビスコとかタマゴボーロとか出してあげてた。

陰で“誘拐犯”って呼ばれてたのを最近知った。






















そろばん塾の帰り






 週末、暑い中、家のまわりを散歩していたら、久しぶりに野良犬らしき犬を見た。
で、ちょっとそれ見て思い出したんだが、俺の実家は奈良の山奥。
それはもう、わんさか野良犬がいた。
マジで20匹ぐらいの集団が田んぼに寝てたりするわけ。
 で、ある時、そろばん塾から自転車で帰る途中、運良くというか、悪くというか、野良犬4匹組(一匹はシベリアンハスキー)とばったり遭遇。
ちょっとお遊びで「ワンッ」って言ってみたら、気に障ったのか凄まじい勢いで追いかけてくる・・・。
 俺は自転車を立ちこぎして逃げに逃げた。
恐らく、往年の中野浩一と同じくらいのスピードだったと思う。
で、一時は完全にヤツラを突き放した。
 ふん、たわいもない。
しかし、角を曲がったとたん、強力な向い風が・・・。
あっという間に追いつかれ、犬2匹は自転車の周りで吠えまくっている。
しかも噛みつくくらいのいきおい。

 ここで俺は、第1のカードを切った。
靴を脱いで、犬の前に投げ捨ててやったのだ。
俺の冷静な判断では、ヤツらはそれを食べ物と間違い気をとられ、追いかけるのを止めるはずだ。
しかし、それはチラ見で終った。
やはり靴は靴でしかなかった。

 第2のカード、犬めがけてツバを吐く。
全く効果なしだ。
しかも、実家200m手前でふくらはぎをベロッとなめられた。
その瞬間、恐怖心がはじけとび、怒りが爆発。

「 しばくぞ!おまえ!やんのか?おー?やんのかって聞いとんねん!」
「 おまえら、ほんましばくぞ。おまえらみたいなー、こわないんじゃ!」
(泣きながらそろばんを振り回す)

 そうこうしてるうちに、近所のおっちゃんに見えるおばちゃんが喧嘩だと思ったらしく、すごい形相で現れた。
だが、犬と向かい合ってキレている片足裸足の俺を見て・・・・・?。
 で、おばちゃんの「犬、あっちいけ!」の一言で犬はあっけなく退散。
おっちゃんに見えるおばちゃんは強いが、もうちょっとねばれよと犬に言ってみた。



















ソロバンと絵の具





 小学生のとき、少し足し算引き算の計算や、会話のテンポが遅いA君がいた。
でも、絵が上手な子だった。
彼は、よく空の絵を描いた。
抜けるような色遣いには、子供心に驚嘆した。

 担任のN先生は算数の時間、解けないと分かっているのに答えをその子に聞く。
冷や汗をかきながら、指を使って“ええと、ええと”と、答えを出そうとする姿を周りの子供は笑う。
N先生は答えが出るまで、しつこく何度も言わせた。
私はN先生が大嫌いだった。
 クラスもいつしか替わり、私たちが小学6年生になる前、N先生は違う学校へ転任することになった。
それで、全校集会で先生のお別れ会をやることになった。
 その全校集会で生徒代表として、お別れの言葉を言う人が必要になった。
“先生に一番世話をやかせたのだから、A君が言え”と言い出した馬鹿がいた。
お別れ会で一人立たされて、どもる姿を期待したのだ。

私は、A君の言葉を忘れない。

「 ぼくを普通の子と一緒に勉強させてくれて、ありがとうございました。」

 A君の感謝の言葉は10分以上にも及ぶ。
水彩絵の具の色の使い方を教えてくれたこと。
放課後つきっきりでソロバンを勉強させてくれたこと。
その間、おしゃべりをする子供はいませんでした。
N先生がぶるぶる震えながら、嗚咽をくいしばる声が、体育館に響いただけでした。

A君は、その後、公立中高を経て美大に進学しました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 昨日、デパートのポストカードなどに美しい水彩画と、A君のサインを発見しました。

 N先生は今、僻地で小学校で校長先生をしております。
先生は教員が少なく、子供達が家から2時間ほどかけて登校しなければならないような過疎地へ、自ら望んで赴任されました。
N先生のお家には、毎年夏にA君から絵が届くそうです。
 お別れ会でのN先生の挨拶が思い浮かびます。

「 A君の絵は、ユトリロの絵に似ているんですよ。
みんなは、もしかしたら見たこと無いかもしれない。
ユトリロっていう、フランスの人でね、街や風景をたくさん描いた人なんだけど。
空が綺麗なんだよ。
 A君は、その才能の代わりに、他の持ち物がみんなと比べて少ない。
だけど、決して取り戻せない物ではないのです。
そして、A君はそれを一生懸命自分のものにしようしています。
これは、簡単なことじゃありません。」

A君は、空を描いた絵を送るそうです。
その空は、N先生が作り方を教えた美しいエメラルドグリーンだそうです。





















 九九の9の段の“今まで倒してきたボスが復活して襲いかかってきた”感じ





あれほどワクワクする事はない。


わかるこれすごくわかる。


ロックマンの全部の面をクリアした後の最終面的なところで、各面のボスだけともう一回戦うステージがあるじゃん?
あれだな。


9×9「クク…」


どっちかってと7、8の段で「一度戦いに敗れそうになるも、苦しい修行の果てに圧倒的な力を身に付けそのまま勢いで倒しちゃう」ような爽快感があったけど。


七の段が格段に強い7×4とか猛者。


2×8はずっとそばに居たのに、8×2になって敵として戻ってきた時の対応。


5の段が一番好き。
なんか圧倒的な力で敵を蹴散らし突き進んでいく感じ。


1の段は村
2の段は草原
3の段は砂漠
4の段はジャングル
5の段は海岸
6の段は山岳地帯
7の段は氷原
8の段は溶岩
9の段>>1



 九九ヒストリー

1の段は序章。1×4=4、1×5=5あたりでストーリーの形が見えてくる。
 ボスに1×9=9が出てきて初めて強敵という存在を意識させられたところで序盤終了。

2の段はストーリーが進む。敵は強くなったがステージは変わらない感じ。
 2×5=10となったところで世界の形が見え始め、その広さに驚く。

3の段はステージがガラっと変わって敵の強さも上がる。このあたりで雑魚に苦戦するようになる。
 3×7=21以降に強敵が複数出てゲームオーバーするやつが出てくる。

4の段はゲームのシステムに慣れてきて、楽に戦う方法というものが徐々に分かり始めてくる。
 ストーリーは進んだはずなのにあまり覚えていない。

5の段は敵が単純に強くなっただけえ状態異常を引き起こす敵が少ないので楽に勝てる。
 5×8=40の呆気なさに肩透かしを食らう。ストーリーは進んでるようで進んでない。

6の段は倒すのに面倒くさい敵が多くなるがそのぶん経験値も多い。たまにやられそうになるのでほどよく面白い。
 6×9=54となってから「おっ?」と思い始め、ストーリーが動き出した感じがする。

7の段で敵が異様に強くなり、もっとレベルを上げておけばよかったと後悔し始める。
 7×5=35で一瞬安心するが、7×7=49、7×8=56、7×9=63で詰みかけて泣きそうになる。

8の段も敵が強くなるが、6の段→7の段の上がりように比べて緩やかなのでさくさく進む。
 8×1=8、8×2=16、8×3=24でこれまでの街を再び巡っていく感じ。

9の段に出現する敵にこれまでの各章のボスの面影が浮かび、心身ともにレベルアップしたプレイでそれらを倒していく。
 長い旅路を経てようやくラスボスの9×9=81を倒すが、最後はこんなもんかと少し肩透かしを喰らう。



勇者「お、お前はあの時の3×7!?」
7×3「フッ…味方だと勘違いしていたか…?本気を見せてやろう…。」
勇者「あ…あぁ…ああああ…。」
7×4「この姿を人間に見せるのは300年ぶりだ…。」


ひっくり返しただけなのに凄みが違うよな。



















 数学科





 現在、有名国立大学の理学部数学学科に通う彼氏。
本当に数学が好きなようで、デートの待ち合わせに私が10分ほど遅れた間にもサイクロイドの問題を解いているほど。
それは別にいいけど…不安や焦りの気持ちに襲われた時に、「2 3 5 7 11 13…101 103…1009」という感じに素数を順番に数えだす。
最低でも100,003までは数えるので、その間は話しかけても一切無視される。
 頭が良い人に憧れて付き合ったけど、これではただの変態と一緒。
もう完全に無理物件だわ。


 数学科は地雷。
理系学部の中でも群を抜いてるで。
文系でいうと、延々と哲学を議論してるような人達でんがな。

















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7月14日(土)のつぶやき

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