大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 7月28日 白い手

2018-07-28 07:00:00 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 7月28日 白い手






 今日は、“海に引きずり込もうとする白い手”の怪談のもとになった事件があった日です。
1955年7月28日、三重県津市の中河原海岸で、水泳教室で泳いでいた市立橋北中学一年生女子生徒47人のうち36人が高波にさらわれて溺死しました。
 当日は、風も穏やかで海水浴には絶好の日和でした。
でも、地元の漁師によると、安濃川河口近くのこの海岸自体が、潮の満ち引き時には強い潮流が起こる危険なところだったのです。
事故の起こった時は、ちょうど潮が満ちて来る時でした。
そして、津署が危険箇所に標識を設置しようとしていた矢先の悲惨な事故だったのです。
 この事故後、ある噂が流れはじめます。
生存者の一人であるHさんが証言します。(Hさん←週刊誌的な表現です)
 Hさんは、初め友人と2人と泳いでいました。
すると、数メートル先で突然数人の生徒が溺れました。
これは大変だと言うことで、2人は助けを呼ぶために海岸に戻ろうとしました。
ところが、このときHさんの足に何かが絡みついたのです。
振り払おうとしたら、それが人の手だと言うことがHさんに分かりました。
防空頭巾を被ったたくさんの人の手が、次々とHさんの足を引っ張って海へ引きずり込もうとしていたのです。
 そして、この防空頭巾の亡霊は、この事故のちょうど10年前、アメリカの空襲により死亡した市民250人が火葬し切れずこの海岸に埋められたものではないかと言うお話です。
 さて、この話は・・・・・?
確かに空襲で多くの人が亡くなったのは事実ですが、三重県の公式サイトでは1239人となっています。
また、火葬しきれなかった犠牲者を海岸に埋めたと言うのも怪しい気がします。
都市伝説の始まりと言ったところでしょうか。





  中河原海岸













☆今日の壺々話












「 ねぇお母さん、アメリカって遠いの?」
「 黙って泳ぎなさい。」














青い海






 マイククソフト社の会長ビル・ゲイツは、交通事故で死んでしまった。
そして、彼の魂は神の御前に召されたのであった。
神は言われた。

「 ビルよ、私はいささか迷っているのだ。
 君を天国に送ったものか、地獄に送ったものかと。
 君は、世界にコンピュータを普及させ、社会の発展に貢献した。
 しかし、一方でウィンドウズとかいうとんでもないOSを作ったからなあ。
 そこで、どちらに行きたいか君に選んでもらうことに決めたよ。」

何事にも慎重なビルは尋ねてみた。

「 天国と地獄は、それぞれどのようなところなのでしょうか、神よ?」
「 もっともな質問だ。
 それでは、両方を見せてあげよう。
 その上で決めるがいい。
 まずは地獄からだ。」

・・・ビルの眼前に地獄の風景が広がった。
そこは青い海に美しい白い砂浜が広がり、さんさんと降りそそぐ太陽のもと、たくさんの美しい女性が泳いだり、走ったりして戯れていた。
ビルは叫んだ。

「 これは素晴らしい。
 これが地獄なら、天国はどんなところか楽しみです。」

「 次は天国だ。」

 神の声がして、次の瞬間、ビルは天国をながめていた。
そこは、雲の上で天使が舞い、音楽を奏でていた。
ビルは、しばらく考えて意を決した。
天国も悪くはないが、いささか退屈そうである。

「 神よ、私は地獄に行きたいと思います。」

 2週間後、神は地上のコンピュータの天才の様子を見にいくことにした。
神が地獄に着くと、ビルは暗い洞窟のなかで悪魔の拷問を受けている真っ最中であった。
神はビルに問いかけた。

「 調子はどうだね?」

ビルは,苦痛と失望をにじませた声で答えた。

「 神よ、前に見せてくれた地獄とは全然違うじゃないですか。
 あの場所は地獄のどこにあるんですか。
 青い海と美女のいるあの場所は?」

神はしばらく眉にしわを寄せて考えておられたが、はたと手を打った。

「 ・・・そうか!?
 スクリーンセーバーが起動していたらしい・・・・。」


















白い手のお話




 職場の同僚A、B、C、D、Eの5人が熱海の旅館で小さな忘年会を開いた。
その帰り際、旅館の仲居さんにシャッターを押してもらって集合写真を撮った。
しかし、その集合写真には不思議なものが写っていた。

 Aの頭からうっすらと白い手が生えており、指を1本立てている。
Bの頭に生えている手は指を2本立てている。
同じくCは3本、Dは4本、Eは5本。

 すると、あいついでA、B、Cが順番に亡くなった。
Dは写真を思い出した、「次は自分だ・・・」。
しかし、Dよりも先にEが死んだ。
自分の順番が、とばされたことでDは安堵した。

 心に少し余裕が戻ったDは、忘年会の時に撮ったその他の写真を見直してみる。
すると、問題の写真の右端に、旅館の仲居さん(シャッターを押してくれたのとは別の人)の半身が見えており、やはり頭から白い手が生えている。
しかし、ピントがボケているせいで、指が何本立っているか分からなかった。
Dは旅館に問い合わせたところ、Cの死とEの死の間に、その仲居さんは亡くなっていたらしい。

Dは、自分の順番が来たと思った。




これ、わからん・・・・・・・・・。

頭から手が生えてるって、何かシュールだな。

Dだけピースしてたんじゃない?

お前面白い。




☆片手で数えます。

1 人差し指
2 人差し指 中指
3 人差し指 中指 薬指
4 人差し指 中指 薬指 小指
5 親指 人差し指 中指 薬指 小指

6 人差し指 中指 薬指 小指

Dは6番目です。


















エレベーター



 あるマンションのエレベーター。
そこは、少し怖い噂があります。
エレベーターのドアを開けると、真っ青な顔した髪の長い女が二人。
口から血を流して、恨めしそうに蹲り、そして消える・・。

 すみません。
それ、間違いなく私とK子ちゃんです。
正直、飲みすぎました。
 口からじゃなくて、流してたのは鼻血です。
反省してます。
 あのときの新聞配達のおじさん、笑って許してください。
3階のFさん、夜遅くても安心してエレベーターを使ってください。
 久しぶりに里帰りして、まだ噂が健在で驚いた私なのです。
でも、13年間の胸のつかえが落ちました。
あの噂が立った翌年に生まれた娘が、今年中学に上がりました。
死んでないのに成仏した気分です。



















トイレ





 こんな体験ない。
ある花火大会の日、アイスを食べて腹を壊し公園のトイレに駆け込んだ。
数分、大きい方で我慢していると、何故か隣のトイレの水洗が流れる音がした。
 誰かいたのかと思い気にせず数分後トイレを出た。
ところが、親友の所へ戻ってフッとある事に気付いた。
隣のトイレは確か、故障中という張り紙があった事に。
それに、確かあの時、誰かが出て行った気配が無かった事に気づいてしまった。
 その瞬間、またも腹いたが。
さすがに、あのトイレだけは行きたく無く、コンビニに恥を忍んで駆け込んだ事がある。
あれって、もしかして心霊なの?



 あなたの使用した個室で数分前に別の誰かが用をたしていた。
そこへ下痢気味の男が便器を求めてやってくる。
使用可能な個室は塞がってるので仕方なく「故障中」の貼り紙がある個室に入る。
 隣の個室の男は用をすませてトイレを出て、かわりに新しい男(あなた)が入ってくる。
下痢気味の男もひととおり便を出し終え、水を流して退室しようとするが、そこは下痢腹。
「痛ェ……まだ出そうな気がする。」
上げたズボンを再び下ろし、便器に腰掛ける。
そうこうしているうちに隣の個室の新しい便客(あなた)も用をすませて出ていった……。


これでどう?


なるほど、ありがとう。





















バイク事故で入院






 以前バイクの単独事故で、足に怪我をして入院したときの話。
その日は 長時間昼寝をしたせいか、夜中に目を覚ましてしまって、非常階段の踊り場まで行ってタバコでも吸おうかと思って 松葉杖をついて非常階段に向かった。
 本当は、非常階段での喫煙はNGなんだけど、暗黙の了解って感じで看護師さんからも大目に見られていたんだけど、痴呆老人なんかたまにいるので老人がドアの前にいたら、開けないでくださいって言われていたんだ。
 で、廊下の曲がり角を曲がった所で、非常階段に向かって車椅子に座っている人を発見した。
相手が老人じゃ無かったらドアを開けてもいいので、近くまで寄って行ったら、突然、

「 足 ないのか?」と後ろを向いたまま訪ねてきた。

(チッ。ジイサンか。)と思い、
「 (足)あるよ。」と答えて出直そうと思った。

すると…、

「 足 ないんじゃろ?」と またまた聞いてきた。

(痴呆老人かよ!)と思いながら、
「 有るってば!」と答えて、元来た廊下を帰ると、曲がり角の辺りで、

「 ワシの足でよければ やろうか?」と聞いてきたので、

半分イラついていた私は「 いらねぇよ!ボケッ!」と捨て台詞を吐いて、
廊下の角を曲がって自分の病室に戻った。


 翌日 非常階段で、タバコを吸っていると 同じ階の入院患者が話しかけてきた。

患者「 昨日 幽霊が出たんだってよ。」
私 「 え?本当?どんな幽霊?」(まさか…あの時の車椅子のボケ老人?)
患者「 松葉杖をついた幽霊だってよ。」
私 「 え?松葉杖?」
患者「 同じ病室のジイサンが言っていたんだけど、松葉杖を付いて外の闇からスーッと出てきたんだと。
ジイサンが その幽霊を不憫に思って『ワシの足をやろうか?』って聞いたら、『いらねぇよ。ボケっ』って言って消えたんだと。」

私 「 へ・へぇ~^_^; 」
患者「 で、実は、オレもその声聞いたんだよ。」
私 「 こ・怖いわねぇ~^_^;」
















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7月27日(金)のつぶやき

2018-07-28 02:58:57 | _HOMEページ_
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