大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 7月19日 二千円札

2018-07-19 10:54:26 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 7月19日 二千円札







 今日は、国の天然記念物“二千円札”が発行された日です。(2000年7月19日)
2000年7月19日、沖縄サミット開催を記念して二千円札は発行されました。
そのデザインは、お忘れかも知れませんが、表が沖縄の首里城にある守礼の門、裏は源氏物語絵巻の鈴虫です。
 2006年末の資料では、これまでに製造された8億8000万枚のうち、流通枚数は約1億5595万枚で、残る8割以上が日本幕府の埋蔵金として日銀金庫に埋まっています。
現状では、二千円札は記念品としてタンスの奥に仕舞われており、流通量はさらに減っています。
 もう、絶滅が怪しまれているニホンカワウソと互角に戦っておりますが、現状、沖縄でたまに見かけることがあります。











 二千円札



















☆今日の壺々話











ニホンカワウソ



 昔は礼文島、北海道、本州、四国、九州、壱岐島、対馬まで日本中の陸地から島々に至るまで広く生息していた。
 1964年6月27日に、日本国の天然記念物に指定された。
最後の捕獲例は1975年4月8日に愛媛県宇和島市九島で保護されたもので、その後は捕獲されていない。
 1979年6月の最後の目撃例は高知県須崎市の新荘川におけるもので、それ以後生息の確認は得られていない。
 1993年には同じ新荘川の支流でフンと食べ残しの痕跡の報告例があるが、他の動物によるものである可能性もある。
 2012年8月に絶滅種指定をされた後、愛媛県では多数目撃情報が寄せられており、生存の可能性を指摘する専門家もいる。
 平成9年には北海道・天塩郡・幌延町の別寒牛川にてカワウソらしき動物が目撃されたとの報告がある。




ニホンカワウソです



















 1万円>500円>1000円>5000円>100円>50円>1円>10円>5円



1万円・・・経済を牛耳るお金界の王、あらゆる人間をひれ伏させる力を持つ。
500円・・・小さい体にパワーを秘めたすごい奴、財布に3枚程度あるだけで世界が変わる。
1000円・・・お金界のエース的存在、攻守のバランスに優れる。
5000円・・・お釣り調整のために生まれた不遇な存在、肖像の人選も毎回パッとしない。
100円・・・特筆すべきところのない一般兵、小学生の主戦力。
50円・・・見た目は100円、手触りは5円という常時擬態状態、支払いスピードを低下させる要因。
1円・・・いてもいなくてもいい雑魚中の雑魚、端数を揃える以外の役には立たない。
10円・・・弱いくせにやたらと重い財布の厄介者、その上臭くてデカいという明らかな設計ミス。
5円・・・「ご縁がありますように」という駄洒落のためだけに存在する悪ふざけのような小銭、今すぐ消えても誰も困らない。


番外2000円札

2000円札・・・世界最高峰の製版・印刷技術にうっとりするための観賞用紙幣



2000円札はレジでも入れるところないし、出されてもすぐには2000円札ってわからないし不便極まりなかったな。
使うタイミングもわかりにくいし、挙句に自販機も対応できないから、みんな了解したかのようにいつの間にかオワコンになってしまった。
最後は日本全国でババ抜き状態だったな。



















 -郵便局窓口にて、オバサンに狙われる-



「 二千円札で、よろしいですね。」 ・・・・( 気の弱そうな奴だわ、ニタニタ・・。)
『 あっ、二千円札ですか・・・。』 ・・・・( もう、やだなァ~。)
「 キャンペーンやってま~す。」  ・・・・( とぼけちゃおぅ・・。)
『 あの~。』           ・・・・( 千円札にして欲しいなァ~。)
「 ありがとうございました!」   ・・・・( 諦めナ!)
『 あ。』             ・・・・( ゲッ、押し付けられた・・。)
「 次の方、ど~ぞ!」       ・・・・( はい、帰って帰って・・。)

“ 困ったな、これどうしよう・・。
 千円札と間違えそうだし・・。
 千円札と間違えられそうだし・・。
 う~ん・・・。
 そうだ、早く使ってしまおう!”



 -ビッグカメラのレジにて、おね~ちゃんに-



『 えっと、これ下さい!』    ・・・・( うししししし・・。)
「 はい。」            ・・・・( あっ、客だわ!)
『 じゃ、これで!』       ・・・・( 食らえ~っ、二千円!)
「 あ、ありがとうございますぅ~!」 ・・・( キャッ、二千円!)

かくして、二千円札は、ババ抜きのババのように移動して行きます。




















定食屋




 うちの会社の近所に、定食食って5000円札出すと、必ず2000円札2枚返ってくる定食屋があるぞ。
なぜあれだけのストックがあるのか不思議だ。
まあ俺も、もらった2000円札は、次回その店で勘定払うのに使っているが。


原因はそれだろ。


















二千円札





二千円札を取り扱っているか銀行に電話。

「 二千円札のことなんですけど・・・。」
「 は、はい、担当に変わります。」
「 二千円札のことなんですけど・・・。」
「 えっと・・・、少々お待ちください・・・。
はい、お電話変わりました。(別の人)」
「 二千円札のことなんですけど・・・。」
「 えっ!!
え~っと・・、スミマセン。
警察の方に、連絡してもらえます?」
「 もういいです。」

電話切りました。
対応の悪さにブチギレ。
何で警察?


偽札だと、勘違いしたんだと思われ・・・。




















ラーメン屋




 昨日友人Aと遊んでた時の話。
晩飯を食うことになって友人宅から歩いて10分のラーメン屋にいったんだ。
結構人がいて酔っ払いとかもいたんだけど、気にせず食べ終えて会計へ。
 ジャンケンで負けた俺は友人の分も払うことになった。
合計で2170円だった。
俺は千円札を持っていなかったので二千円札と小銭で支払った。

これが事件の発端だった・・・(;´Д`)

突然叫ぶA。
A「 おま!二千円札じゃん!そんなもんだすなよ!!」
俺「 は?別にいいだろ。」
A「 良くねぇよ!!何いってんだ!!」

Aがあまりに大きい声で喋るため、なんだなんだと寄ってくる酔っ払い達。

オッサンB「二千円札やないかい!!ちょっと店員さん!!俺が二千円出すからその二千円札くれぇや!!」
オッサンC「いやワシが貰う!!」
オッサンD「ワシじゃああああ!!」

 殴りあい勃発、いろんなものが飛び交った。
割り箸、れんげ、靴、カツラなど、まさにカオスだった。
 俺は店員が止めにいって無人になったレジにお金をおいて逃げた。
友人は服からスープの香りが香っていた。
ダッシュで友人宅に帰ってすぐ、ラーメン屋のある方角からサイレンの音が響いていた。
酔っ払いって怖い。


















二千円札




 二千円札って少なくね?
千円札とかは普通じゃん?
五千円札とか一万円札とか、そのまんまじゃん?
 二千円札って少なくね?
おかしくね?
樋口って結構でかくね?
諭吉なんて更にでかいじゃん。
諭吉でさえでかいのに、紫なんて更に更にでかいじゃん?
 確かに二千円札って使い辛えけど、この三人が力を合わせたら二万円札ぐらい行きそうな気がしね?
三人とも文豪なんだから、シナジーでもっといってもよさそうじゃね?
なんかおかしくね?


お前マジ頭いいな!
じゃあ俺二千円札で二万円の買い物してくる!


買い物できたけど、10枚必要だったんじゃね?


思ったんだけど、やっぱ世の中量より質なんじゃね?
野口がどんだけすごかろうと、諭吉が一人いれば、野口十人と渡り合えれるんだぜ?
やっぱ、諭吉はすごいわ。


両先生にあやまれ。


 そんなおまいらにマジスレしてやる。
どんな物でもその物の役割といいところがあるんだよ。
考えてみろよ。
 日本中のお金が全部1万円札だったらどうするよ?
うまい棒買いたい時にも1万円出すしかなくって、残り9990円を見捨てるなんて出来なくね?
むしろもったいなくて、うまい棒1000本買いたくならね?
そんなに買ったって、食生活壊すだけでなん得にもならなくね?
 この前、マックを食べ続けて健康壊すって映画あったじゃん。
あの二の舞になりたくないじゃん?
なるくらいだったら、最初から健康的な食生活を送りたいって思うじゃん?
 別にうまい棒が有害って訳じゃないけどさ、せめて毎日サラダをポール1杯分食べようって意気込みも大事じゃね?
もちろん別にサラダだけを食べてれば健康になるわけじゃないけど。
 でも、肉を食い続けてる人よりベジタリアンのが長生きするのは事実じゃん?
中でも“玉ねぎ”、これ最強。
マナで食べられるし、皮も剥きやすいし、常温保存で相当日にちが経っても腐らない。
 そして何と言っても、その汎用性は他の追随を許さない、多分。
スープだろうが、タレだろうが、肉料理、魚料理、サラダ、麺類・パスタ、ハンバーグとか親子丼とか餃子とか。
思いつかないくらい多くの料理に使われてるじゃん。
“玉ねぎ”が存在しなければ、料理は大きく変わってたはずじゃね?
どう思うよ?


お前マジ玉ねぎの使徒だな。


















クリスマス





 小学生のころ、家が超絶貧乏でクリスマスプレゼントをもらったことがなかった。
すでにサンタクロースを信じる歳ではなかったけど、毎年何をもらう(もらった)かで盛り上がる友達がうらやましくて、その年は自分もプレゼントがほしいとねだりまくった。
母親は困った顔をしてた。
今思えば、年を越すのもやっとで余計な金なんてあるわけなかった。
 でも25日の朝、枕元に赤い封筒を見つけた。
開けると、中には小切手。
額面は3000円。
 もちろん本物じゃない。
母親の手作りだった。
けど「○○(←わが家の名字)銀行」とかきちんと印字されてて、子供の目にはなかなか本格的に見えた。
 プレゼントが買えなかった母親の苦肉の策だったが、小切手とかかっこいい!と思ってめちゃくちゃ喜んだ。
何よりクリスマスプレゼントがもらえたのが嬉しかった。
もったいなくて引き替えないまま、そのうち存在を忘れてそれっきり。
 最近ふと思い出して、母親に「あれって引き替えに来ないところまで計算してたんでしょ~?」と笑いながら聞いてみた。
そしたら母親がタンスの奥からポチ袋出してきた。
鉛筆で「小切手用」って書かれてて、中には千円札と500円玉で合計3000円入ってた。
 クリスマスには間に合わなくてプレゼントは買えなかったけど、その後でいつ小切手を引き替えに来てもいいように準備してたんだよ、って言われた。
日々の生活もままならない中、この3000円を使わずに取っておくことが、当時どれほど大変だったか。
別に不渡りでも全然良かったのに。
















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7月18日(水)のつぶやき

2018-07-19 09:01:38 | _HOMEページ_






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