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日々の出来事 7月6日 遅刻

2018-07-06 10:59:42 | A,日々の出来事_






  日々の出来事 7月6日 遅刻





 今日は、神戸高塚高校校門圧死事件があった日です。(1990年7月6日)
1990年7月6日、兵庫県神戸市西区にある兵庫県立神戸高塚高等学校で、遅刻指導をしていた細井敏彦教諭が、登校時刻に校門を閉鎖しようとしたとき、駆け込んできた女子生徒を門扉と校門の壁との間に挟み、生徒は死亡しました。
この事件に関して、神戸地方裁判所は1993年2月10日、業務上過失致死罪により細井教諭に対して禁錮1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しています。
 問題は、この事件後も校門を閉めるという行為は他の県立高校で行われており、別の県立高校では自転車通学をしている女子生徒が挟まれる事故も起きています。
つまり、どの学校も似たり寄ったりで、学校や教育委員会が行き過ぎた管理教育の中で活動している現状があると言うことです。
 事件当日は、1学期の期末試験中の1日目で、1時間目は古典の試験でした。
前日、遅くまで一生懸命試験勉強をしていたであろう高校1年生の石田僚子さんの一生は、この時、終わりました。
この事件は、風化させるべきものではありません。
全国の学校に蔓延している、校門指導以外も含めた管理教育を、もう一度、この事件を教訓に考え直す必要があると思います。

  





















☆今日の壺々話















   不登校





「 コラッ、もう起きる時間よ!」
「 ぼく起きたくないよ。」
「 学校に行かなきゃダメでしょ!?」
「 行きたくないよ!
だって先生達はぼくを嫌っているし、他の生徒達にはからかわれるし・・・。」
「 それでも行かなければならないのよっ!」
「 何で行かないとダメなの・・・?」
「 だって、あなたは校長でしょ!?」

















     校則三十条







第一条:登下校時や校外学習などは原則として制服を着用する。
     また全裸で登校する場合は事前に連絡をする。

第二条:頭髪は生徒らしく清潔(もしくは不潔)にする。

第三条:屋上の利用は基本的に認めないが「どうしても」と言うなら認める。

第四条:刃物やウォークマン、学校に関係のないバター等は持参しない。

第五条:授業中はマウスピースをはずす。

第六条:えりあしはなるべくオシャレにする。

第七条:遅刻3回は遅刻2回とみなす。

第八条:校内暴力も遅刻2回とみなす。

第九条:基本的に、ガッツポーズは禁止する。

第十条:ハムは学校指定のハムのみとする。

第十一条:もち肌は停学とする。

第十二条:おちょぼ口は退学とする。

第十三条:校長先生に石を投げない。

第十四条:消しゴムを食べない。

第十五条:草を食べない。

第十六条:セミを食べない。

第十七条:許可なく豆を煮ない。

第十八条:線から出ない。

第十九条:なるべく奇声を発しない。

第二十条:体育教師に難しい事(漢字の読み書き等)を聞かない。

第二十一条:ハゲは控え目に行動する。

第二十二条:家庭の事情以外の理由でのダムの建設は認めない。

第二十三条:やむを得ず脱皮する場合は、授業の妨げにならないようにする。

第二十四条:平熱は36度とする。

第二十五条:いい匂いはミントのみとする。

第二十六条:必要以上のゼリーを持って来ない。

第ニ十七条:隋に派遣されない。

第ニ十八条:教頭は原則として人類以外は認めない。

第ニ十九条:変な汁を出さない。

第三十条:先生が指定した相手以外の奉仕活動は控える。




















     遅刻




“ 大学に遅刻してしまうのでダッシュで駅に向かっていると、荷物を地面にぶちまけた女性を発見。
普段の俺なら助けたいと思いながらも通り過ぎてしまうのだが、その時は勇気を振り絞って声を掛けた。
「だっ、大丈夫ですか?」と、かなりどもりながら近づく俺。
女性は「ありがとうございます」と言い、二人で荷物を拾った。
 拾い終えて顔を見合わせると、メガネをかけた可愛い女性だった。
その時、急にその女性が「ひょっとして“たっくん”じゃない?」と、俺を中学時代のあだ名でよんだ。
 驚いたことに、彼女は中学時代の同級生だったのだ。
その日は大学を休んで、町中を散策して、喫茶店で話し込んだ。
その後も頻繁に会うようになり、最終的に台所で夕食の支度をしてる嫁がその娘です。”

って、展開になるのを期待してるので、あと30分寝ます。

















お隣さん






 お隣さんが新婚さん、共働き。
今朝、駅に向かって歩いていた私の横を、二人で全速力で駆け抜けていった。
“遅刻か・・”と後ろから見守っていると、奥さんが見事に転倒。
すぐさま振り返る旦那。

「 私のことはいいから、行って!!!走って!振り返らないで!!」
「 ~ちゃん、ごめん!ごめんな!嫌いにならないでな!!俺は行くよ!!」

走り出す旦那、涙を拭きながら起き上がる奥さん。

「 愛してるよ!!~ちゃん!!!」

すでに遠い旦那が足を止めず振り返って叫んだ瞬間、見事に転倒。

「 ~くん!!!」

足をかばいつつ、駆け寄る奥さん。

「 俺のことはいい!!!せめてお前だけでも!!」

無言で奥さんは首を振る。
あまりの緊迫した流れに、足を止める通行人続出。

“ え?撮影かなんか・・・・?”

だが、遠巻きに見守る私たちを歯牙にもかけず、二人は肩を貸しあいながら歩いていく。





















    走るOL





本文準備 呼吸整調 五四三二 一零発進

昨晩泥酔 本日残酔 出社時間 眠暁不覚

必死起床 時計確認 現在八時 遅刻必至

高速覚醒 頭痛全開 足下不覚 耳鳴必定

横臥再来 意思確認 出社決定 復帰開始

一秒二秒 七秒八秒 五百三秒 復帰完了




低速起床 脳内波高 嘔吐寸前 起立前進

部屋横断 窓外確認 雨音騒然 雨天順延

気分厭世 速効否定 出社出社 朝食確保

冷蔵確認 野菜不在 肉卵不在 結論馬鹿

駄目人間 蕭々哀切 溜息確認 唯在洋酒

迎酒開始 一気勝負 満腹満腹 脳内爽快




変身気分 人体謎多 気力上昇 不敵微笑

準備体操 三番開始 足取確固 結論天才

体調整調 気力回復 時計確認 八時半過

遅刻確定 模索挽回 考慮疾走 熟慮近道

確認体力 少々黙考 数秒経過 意志決定

勝負開始 洗顔一発 高速着替 下着放棄




全力準備 着替完了 雨天出撃 自室施錠

疾走開始 雨傘不要 合羽不要 全力疾走

携帯着信 会社発信 遅刻拒否 出社通達

快走快走 前方確認 有最寄駅 電車視認

強襲開始 改札通過 階段激走 電車到着

車内飛込 直後発車 一息一息 衣服整調




満員電車 姿勢補正 化粧開始 目元補正

口紅糊塗 高速手捌 直後不快 臀部触感

痴漢確認 変態野郎 流石埼京 感心感心

感心却下 現状確認 相手確認 直後攻撃

平手一発 相手悲鳴 容赦皆無 言訳無用

正拳一発 二発三発 中略十発 計三十発




獄門滅殺 引導考慮 市中引廻 是非切腹

電車到着 速攻下車 警官召集 手続迅速

疾走再開 時計確認 残十一分 余裕微笑

街中飛出 正面視認 会社確認 前方敵影

勧誘出現 全力回避 募金出現 十円投射

軟派出現 直蹴直撃 遠足子供 頭上飛越




着地失敗 派手転倒 下着丸見 笑誤魔化

荷物収拾 子供手伝 表面感謝 内心大恥

疾駆再開 会社到着 受付確認 身分提示

自室七階 昇降機上 階段選択 最後勝負

一段除外 二段除外 二階到着 三階到着

加速加速 四階到着 五階到着 呼吸爆発




血流騒然 発汗多々 気分衰退 懊悩迷路

平手一発 直情奮起 体育会系 有根性論

勝負再開 六階到着 最後疾走 踊場到着

廊下疾駆 百米九秒 自室通過 急激制動

青息吐息 自室開門 社員騒然 時計確認

残三十秒 拍手喝采 勝利確定 濡髪払拭




気分最高 呵々大笑 之我日常 勝負也!



  -------- 完 --------




















ご自由にお使い下さい。






反省文の例文(重複遅刻) -学生用-


私は、これまでに遅刻をくり返してきました。原因は、就寝時間がつい遅くなることと、そのために寝不足になり、朝起きてもぼうっとしていて、てきぱきと行動できないことです。今は、先生やクラスの皆に迷惑をかけたことと学校のルールを守れなかったことを反省しています。
これからは、生活習慣を改めて規則正しい生活を送るように心がけ、始業時間までには必ず教室に入っているようにします。どうも申し訳ありませんでした。





始末書の例文(重複遅刻) -社会人用-


平成○○年○○月○○日
○○部
部長 △△ △△殿
◯◯部○○課 △△ △△ 印

始 末 書

私は、平成○○年○月から約○ヶ月間にわたり、自らの不注意で始業

時間に遅刻を繰り返しました。

これは私の不注意が原因であり、弁明の余地はまったくございません。
社会人として恥ずべき行為と深く反省しております。

またこの結果、会社に対して多大なご迷惑を与えましたことを

重ねてお詫び申しあげます。



今後は、自己管理に努め二度とこのようなことのないよう、仕事への

姿勢を正し信頼回復に向けて職務に邁進することをお誓い申しあげます。















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7月5日(木)のつぶやき

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