パリの守護聖人である聖ジュヌヴィエーヴを祀った教会サンテティエンヌ・デュモン教会はパンテオンのすぐ近くにある。
ここには非常に珍しい建築様式が残っている。「ジュベ」と呼ばれるもので、内陣と身廊との間に大きな仕切りが設けられている。幅約9m、アーチ状の仕切りだ。
両脇には趣向を凝らした螺旋階段が付いている。
近づいてみると、植物、花弁などをモチーフとした透かし彫りによる細工が丁寧に施されている。
さらに、天を舞う天女の存在も確認することが出来る。
仕切りのさらに上を見上げると、雄大なアーチが天井に曲線を描いて広がり、無限の空間を思わせるようだ。
また、説教壇の階段も見つけた。それを必死に支える人物も発見。何かユーモラス。
最後に、守護聖人ジュヌヴィエーヴの姿を拝んで教会を後にした。
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