銀座松屋デパート近くにあるビルで螺旋階段を見つけた。金属製のハードさが前面に出る印象だ。
大規模ではないが、どっしりとしたたたずまいが、いかにもスポーツジムに通じる階段らしい。
金色に輝く手すりの輪が、上へ下へと渦を巻いて旋回する。
下から階段を見上げていると、一瞬その底辺がバンドネオンの蛇腹に見え、激しいタンゴのリズムが吐き出されるかのような錯覚をもたらしてくれた。
三越日本橋本店一階には有名な天女の像が飾られている。
この像は1960年佐藤玄々作で、空から天女が舞い降りる瞬間を形にしたものだ。ヒノキ材を使っており、高さは台座から11m。入口にあるライオン像と共に三越本店の「顔」として親しまれている。
像を中心にして、両脇に階段が設えられている。
後方にも斜めに階段があり、天女像の存在を引き立たせる効果をも、これらの階段が担っていることがわかる。
改めて、天女像をとっぷりとご覧あれ!
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