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サン・マッテオ教会から西に曲がってドゥオモ広場に向かう。このドゥオモは12世紀に創設されたが、17世紀になってジュゼッペ・ジンバの手で華やかな装飾付きのバロックに生まれ変わった。正式名称はサンタ・マリア・アッスンタ大聖堂。
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ここの大聖堂の特徴は、2つのファザードを持つこと。1つは奥まった所にある入り口側面のファザード。しかし、ドゥオモ広場の進入口からは第一のファザードが見えない構造になっている。そこで、広場進入口から真正面の、見える位置にもう1つのファザードを設けた。
これによって、広場全体が調和を保った形となり、劇的効果が加わった。
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午後、レッチェの街は急にゴーストタウンになる。店は閉まり、市民は街路から姿を消す。多くは昼食を摂りに自宅に帰り、シェスタ(昼寝の時間)を過ごして、午後遅くに再び仕事に復帰するのが、この地方の習慣なのだという。
人口9万人を数えるプーリア州の中心都市の市街地で、本当に人っ子一人いなくなる時間帯があるなんて、日本では到底考えられない現象だ。
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夕方、やっと人が集まりだしたドゥオモ広場にやってきた。と、何やら盛装をした人たちがいる。それも警官が何人も。「何かあるんですか?」と聞くと、「これから結婚式」だという。
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「どうして警官が?」「だって、警官の友人が結婚するから」。なるほど。納得。
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ほどなく花嫁さんが車で到着した。ここはバイクじゃなかった。
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あでやかな花嫁衣裳の新婦に子供が何やら話しかけている。ほほえましい光景!
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父親に引率されて、ヴェールを被った花嫁は教会の中へ。
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素晴らしい聖堂で素晴らしいカップルが颯爽と式を挙げる。
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友人たち警官の盛装した姿もなかなか凛々しかった。
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式の後外に出たら、雨が降った後。空を見上げたら虹が出ていた。新郎新婦を祝福するかのよう。そして、私自身イタリアで初めて見た虹!
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