庭先の花水木がいっせいに芽吹いている。よくみると最上部の枝に一輪だけ花が咲いている。これはなぜだろ
うと不思議に思ってみた。明日の遠出のため洗車をはじめると強い陽射しも手伝ってか、一時間とちょっよして、
息も荒く絶え絶えにやっと作業を終え、もう一度花水木にめをやるもやはり同じポーズと変わらない。あらためて
植物の生命力を感じた(というよりも、やはり単なる衰えだね)。
休憩を少しとり、サンヨー食品の麺の力シリーズの担々麺をはじめてランチ・チャレンジ。中華鉢に刻んでおいた
青ネギと、薄切りのホワイト・ハム、ガーリックチップと同封されているパウダーと液状スープの素を加え、お湯を
注ぎ、ラップし6分(5百ワット)電子レンジでチンし、かき混ぜガーリックオリーブオイル、五香粉、お酢を加え頂い
てみるも驚愕!これは美味しい!と二度びっくり。具材に、野菜、豚肉スライス、ベーコン、鶏むね肉、あるいは
納豆など加えるとバイオレーションが広がる。このとき臭いの組み合わせを考え、納豆や魚などのアルカリ食材
にはお酢、ヨーグルトなどの酢酸、乳酸などで中和することがポイントとなる。素晴らしきかなクールジャパンだ!
【イタリア版食いしん坊万歳:仔牛のレバー料理、ヴェネツィア】
材料:仔牛のレバー800~900g、タマネギ100g、バター40g、オリーブ油40cc、白ワイン100cc、パセリ、
ローリエ、塩、コショウ
この料理には,さまざまな作り方があるが、ここでは有名なヴェネツィアの料理の、最も伝統的な作り方を述べ
よう。まず゛仔牛のレバー料理、ヴェネツィア風-をうまく作る簡単な秘訣は、レバーの薄い膜をよく取ることで、
この作業が終わったら薄く切る。一方、オリーブ油とバターで多めのタマネギの薄切りとローリエ数枚を鍋に入
れて、よく炒める。この時タマネギを焦がさないようにフライパンに蓋をして炒め、タマネギが色づいたら、フ
ライパンを火からおろし(これも大切な配慮である)少し冷めるのを待つ。そこへ薄切りにしたレバ
ー、パセリのみじん切り少々、塩、コショウを加えて調味する。なぜフライパンを火からおろした後から仔牛の
レバーを加えるかというと、フライパンが熱いうちにレバーをいきなり入れると、レバーが固くなり過ぎてしまうお
それがあるからだ。そこでこうした手順を踏んで再びフライパンを火にかけて 10分間ほどしたら、白ワ
インカップ1杯を加え、アルコール分をとばしてさらに煮込んで風味をつける。
※この「イタリア版食いしん坊シリーズ」もそろそろネタ切れ(工夫すれば広げることができるがそれ
には時間が必要)。
ランチ後は「ニンニク工場とその事業」のリサーチを継続するが、この構想の全景イメージがほぼみ
えるところにきた。恥ずかしいことだが黒ニンニクが家庭用電気炊飯器でつくれることをはじめて知る
が、加熱熟成させることで、S-アリルシステイン(水溶性含硫アミノ酸)が生成できるのだから当然
といえば当然で、小さなコロンブスの卵だ。水耕栽培も図面に落とせば良いわけだから、余分なものそ
ぎ落とし、そこから十分条件を加えていけばいいのだが、思ったより案外早く到達できたのもデジタル
革命のお陰というわけであらためて感心。というわけで第二フレーズに。
貿易収支が天然ガス輸入や輸出の後退で、昨年度は8兆円の赤字だという。この金額の千分の1の百億
円ぐらいあれば研究開発にまわし3年以内にポスト・メガソーラ型太陽電池(変換効率30%以上)を
市販できだろうと考えた。こんなこと考えていたら、話は少しことなるが、年度末に突然予算が余った
ので開発研究で買いたいものがあれば1億円を使えと命じられたこと思い出した。当然、納期が絡むの
で、仮納品の形を取るしか対応できないが、それより、開発技術が経路依存性というか規路労働とはほ
ど遠い仕事の性質上(十年で一丁前という常識に対し)、専門性の高い分析装置の利用方法を急に考え
るのは難しいという経験をした。結局、電子顕微鏡や分散型特殊X線分析装置、質量分析装置の購入に
当てたが、それと単純に比べられないにしても、目的が明確である以上、簡単じゃないの?と思ってみ
たから不思議なものだ。