為 政 いせい
ことば-------------------------------------------------------------------------
「われ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず……」(4)
「故きを温めて新しきを知れば、もって師たるべし」(11)
「君子は器ならず」(12)
「学びて思わざれば同し。思いて学ばざれば殆し」(15)
「これを知るをこれを知るとなし、知らざるを知らずとなせ。これ知るなり」(17)
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21 「先生は近ごろ政治から遠ざかっているご様子ですが、なぜです」と、ある男が質
問した。孔子は心外そうに答えた。
「書経」には。親を大切にする者は、かならず兄弟仲がよい。政治は、この原理を敷行し
たものにほかならない〃ということばがある。してみると、今のわたしの仕事だって、政
治そのものじゃないか。国政に直接参与することだけが政治とは限るまい」
22 すべて人は、言うことに真実がともなっていなければならない。そうでなければ独
立した人格とはいえない。もし、くびきがなければ牛車にしろ馬車にしろ、車としての役
に立たぬが、それと同じことである。(孔子)
23 子張が孔子にたずねた。
「十代後の王朝の様子が、今から推測できましょうか」
「殷王朝は夏王朝の礼制を受け締いだ。だから両者を比較すれば、その異同は明らかにな
る。現在の周王朝も、殷の礼制を受け緒いでいる。ここでも、両者を比較すればその異同
は明らかになる。したがって、それを未来へ延長すれば今の周にとってかわる王朝のこと
でも、十代はおろか百代までも大体の予測はつくのだ」
24 祭る理由のない神々を祭るのは、主体性の放棄である。勇気をもって人として行な
うべきを行なうべきなのだ。(孔子)
23子張問:「十世可知也?」子曰:「殷因於夏禮,所損益可知也;周因於殷禮,所損益可知也
。其或繼周者,雖百世可知也。」
太神楽は、古くから神社を祭る式楽、舞楽より生じ、江戸幕府が開府すると、太神楽師達
は各大名に付いて地方へ広がり、獅子舞で氏子の家々を御祓する風習が生まれ、疫病や悪
霊を払う力があると信じられている獅子舞を、正月や祝いの日に行う。毎年正月に祝儀を
払って家に呼び入れて舞ってもらい、不幸があった年は舞いはさせないがいつもの祝儀の
一割程度を払うなどの風習も残る。獅子舞は二人で獅子頭をかぶり舞うが、一人立ちで舞
う。神様への奉納、氏子への祈祷などが主の「神事芸能」であったが、その後寄席の出現
などに伴い「舞台芸能」へと変化。獅子舞の余興として演じていた曲芸は、娯楽を提供す
る「寄席芸能」へと発展。祈祷のほかに、種々の曲芸や狂言風の掛合芸を次第に演じるよ
うになる。伊勢と尾張には神楽組があり、初春になると諸国に巡回に出、その影響を受け
各地でもこの神楽を演じるようになるが、その一部は大道芸となり、余技曲芸のほうに力
を注ぎ、江戸の太神楽のように寄席芸となり、色物舞台に変化していく。寄席の人材経路
には三つあり、❶伝統の流れで寄席に、❷寄席で落語家の子弟が太神楽の修業をし舞台に
❸国立劇場の太神楽人材育成コースを出て舞台に出る例がある。尚、伊勢大神楽の獅子舞
は回檀先の多くの村々に移入され、伊勢大神楽系の獅子舞と呼ばれ(参考:Wikipedia)。
【エネルギー通貨制時代 72】
”Anytime, anywhere ¥1/kWh Era”
【蓄電池事業篇:全固体電池の高エネルギー密度化を一気に加速】
3月7日、東北大学の研究グループは、水素とホウ素から形成された水素クラスター(錯
イオン)を含む材料のリチウムイオン伝導の研究成果として、水素クラスターの分子構造
設計でリチウムイオンが高速伝導する新たなリチウム超イオン伝導材料の開発に成功した
ことを公表。この材料は高エネルギー密度化を可能とするリチウム負極に対し高い安定性
を示すことも明らかにした。開発したリチウム超イオン伝導材料を、リチウム負極を使用
した全固体電池の固体電解質として 電池の使用時間が大幅向上することも実証する。
全固体電池のキーマテリアルは固体電解質であり、その最も重要な特性はリチウムイオン
伝導率。十分に優れた電池作動には、室温(25 ℃)で1 mS cm-1 以上の、実用化されて
いる液体電 解質に匹敵するイオン伝導率が求められている。研究グループは、錯体水素
化物を中心にリチウム超イオン伝導材料の開発を進めて きました。代表的な材料である
LiBH4 は、ホウ素と水素が結合した水素クラスター(錯イオン)とリチウムイオンから
構成。錯体水素化物の特徴は、錯イオンの不規則性を高め ることでリチウム超イオン伝
導を誘起できる。しかし、不規則性を高めるためには、これまで は材料を100 ℃以上の
高温にする必要がありました。温度を下げた室温付近では、錯イオンが規則正しく 配列
するため、そのイオン伝導率が0.01 mS cm-1まで減少する。
ここでは、錯体水素化物における室温でのリチウム超イオン伝導の実現を目指した。ポイ
ントは、錯イオン自体の不規則性を高めること。そこで、高い不規則性を付与した2 種類
の錯イオン([CB9H10]-0.3Li(CB11H12)を選定、さらにそれらを適切に混ぜ合わせるこ
とで不規則性を高めた。開発した錯体水素化物リチウムイオン伝導材料0.7Li(CB9H10)−
0.3Li(CB11H12)を詳しく調べた結果、室温付近でも錯イオンの不規則性が維持され、結果
として25 °C で6.7 mS cm−1 ものリチウムイオン伝導率が得られました(上図/上)。
これは、これまで報告されてきた錯体水素化物のなかで最も高いリチウムイオン伝導率で
あり、液体電解質の伝導率にも十分匹敵。また、開発した材料と、高エネルギー密度(リ
チウムイオン電池の負極材料であるカーボンに比べ、10倍程度のエネルギー密度)を持
つことで究極の負極材料として知られているリチウムとの界面におけるリチウムの動きや
すさも評価。その結果、界面抵抗としてはこれまでで最も低い0.78 Ω cm2となる(即ち
、界面でリチウムが極めて動きやすい)ことも見出しました(上図/下)。この結果は、
0.7Li(CB9H10)−0.3Li(CB11H12)が、固体電解質として重要な性質となるリチウム負極に
対する高い安定性も示すことを意味する。
以上の特筆すべき性質(即ち、リチウム超イオン伝導性とリチウム負極に対する高安定
性)を受け、全固体電池を製作して充放電特性を調べました。0.7Li(CB9H10)−0.3Li(CB
11H12)とリチウムをそれぞれ固体電解質と負極に用いた全固体電池が、25℃で安定に作
動することを実証(下図3)。さらに、50 ℃、20分で放電する条件での充放電試験によ
り、2,500 Wh kg−1 という、リチウム負極が使用されているこれまでの全固体電池のなか
で、最も高いエネルギー密度を持つ、すなわち電池の使用時間が大幅に向上することも
実証する。
Mar. 6, 2019
【今後の展開】
水素クラスター(錯イオン)のデザインによりリチウムイオン伝導率をさらに高めること
も可能であり、今後もリチウム超イオン伝導材料の開発を進める。また、リチウムをは
じめとする高エネルギー密度電極に対する高い安定性を活かした新しいエネルギーデバイ
スの設計も目指す。これらの研究を通じて、酸化物系・硫化物系・ポリマー系などの材料
に加え、錯体水素化物系においても、固体電解質に関わる学理探求やそれを用いた全固体
電池の社会実装に向けた新たな潮流が生まれることに期待する。
【蓄電池事業篇:株式会社シーンズのポータブル蓄電池】
北海道地震を契機に売上が8.9倍に急増
3月7日、業務用ポータブル蓄電池の製造販売を手掛ける株式会社シーンズは、北海道胆
振東部地震による道内全域停電(ブラックアウト)を契機に、同社の業務用ポータブル蓄
電池の売り上げが対前年比8.9倍に急拡大したことを公表。2018年4月~2019年3月の販
売台数は1116台(納入予定含む)で、前年の126台から大幅増加した。同社によると、病
院や地方自治体、警察署、保育・介護施設など災害時の拠点となる施設からの需要が急増
。また、リチウムイオン電池の技術革新で小型化が進み、従来の鉛蓄電池の約5分の1まで
軽量化が進んだことも需要急拡大の一因になった。
北海道胆振東部地震のブラックアウトや、2016年の熊本地震、豪雨、台風による被害では
広域停電のため庁舎などに市民のスマートフォン充電希望者で最大3時間以上の行列がで
きた。また、熊本地震では、スマートフォンの充電で困ったという声が5割以上と最も多
く、ライフラインであるスマートフォンが利用できないことが問題になった。同社の産業
用ポータブル蓄電池は、太陽光パネルと組み合わせることで、晴天時には10時間で満充電
となり、停電中も充電して使い続けられるのが特徴。販売数の7割を太陽光パネル付き製
品が占めるという。今後は、よりさまざまな用途・シチュエーションでも蓄電池が使える
ように防水機能や通信機能を強化する予定。また、残量をクラウドにアップしIoTで遠隔
操作できる機能なども研究中だとのこと(業務用蓄電池の売上が8.9倍に急増、北海道地
震を契機に、日経 xTECH:クロステック、2019.03.11)。
Feb. 18, 2019
【燃料電池事業篇:再エネ水素と燃料電池車で電力供給ビル】
2月18日、竹中工務店は同社東京本店が立地する江東区新砂エリアで、エネルギーマネ
ジメントシステムを活用し、水素を充填した燃料電池自動車(FCV)から建物に電力を送
るV2B(自動車とビルの間で電力を相互供給する技術・システム)の実証を行い、複数のF
CVの電力供給を最適化することに成功したことを公表。
同社は脱炭素社会を目指し「竹中脱炭素モデルタウン」の実現に向けた取り組みを2016年
から開始。技術実証では、新砂エリアの関連建物において、さまざまなエネルギーデバイ
スを制御し、出力変動の大きい再生可能エネルギーを効率よく活用することを目指す。こ
れまでの実証では、クラウド型エネルギーマネジメントシステム「I.SEM」を活用し、太
陽電池(PV)や定置型蓄電池、ガス発電機、電気自動車(EV)、水素製造装置、燃料電池
などを目的に合わせ最適に制御してきた I.SEMは建物の電力負荷を予測し設備機器の最適
運転を計画してエネルギーコスト削減への寄与を目指す。
今回の実証は、再生可能エネルギーの電力で製造した水素をFCVに充填し、FCVからの電力
を建物の電源に活用することを目的に実施。敷地内の水素ステーションで、水素を充填し
たFCV2台を「MSEG」(発電機、蓄電池、PVなど複数のエネルギーデバイスを直流で統合し
たパッケージシステム)につなぎ、FCVで発電した電力をI.SEMで任意に指示された建物に
供給した。また、停電時を想定し、系統から切り離された避難所想定の建物にMSEG経由で
FCV2台とPVだけで電力を送ることに成功した。これにより、PVやガス発電機などと同様に
FCVの電力を日常的なデマンド制御に活用すると共に、停電時にBCP拠点となる避難施設な
どに電力を供給できる。
【亥年の日本は退屈なことはなにもない】
●Nothing boring about Japan’s year of the boar
【ソーラータイル事業篇:バッテリーとインバータ大国・中国】
SolaX Power 社長は、近い将来、太陽光発電はすべての住宅に波及すると語る。言い換え
れば、再生可能エネルギーは「価格と効率」の最高レベルに到達しエネルギー主流となる
いうのだが、これはわたし(たち)とベクトルは同じだ。 Li Xinfu社長は2007年にSolaX
Powerを設立、その初年度に445,000ドルの収益を上げている。10年以上後、同社は2018
年の年間売上高が1億3千万人民元、研究開発チームが300人を超えるエンジニアを擁
す。現在、幅広い種類のストリングとハイブリッドインバータおよびバッテリストレージ
製品開発に行ってきたことに胸を張る。同社は中国大手送電会社の中国国家電力網公社(
SGCC)との戦略的提携を含むビル統合PV(BIPV)事業を開発。いま、事業焦点は、SGX
との合弁事業の一環としてSolaXが企業に提供する商業用/工業用のルーフトップ設備。
State Grid Corpは、両者の合弁事業の70%、SolaX 30%を保有。このオファリングの一
環として、顧客は無料のBIPV屋上を受け取り、その見返りに合弁事業から割引料金で電力
を購入する事業。これまでの合弁会社最大事業は、中国最大造船所の港湾都市寧波にある
19.8MWの屋上。
住宅用ソリューション
同社のコア技術はインバータとバッテリストレージ。その市場のスイートスポットは商業
施設ではなく住宅。今日のインバータメーカーは、さまざまな管轄区域で幅広いグリッド
要件処理だけでなく、さまざまなシナリオに対処する必要があり、従来のセットアップで
は、インバーターは、PVアレイからDC電力を取り出してそれをグリッドに送電売却である
が、グリッド要件を満たす出力制限が必要で、自己消費および貯蔵へ蓄電であり、最後に、
エンドユーザー(商業用または住宅用)が、グリッドの電力を蓄電や裁定取引りや、停電
発生持のビジネス/家庭からの自立要求などがある。同社のX-Hybrid太陽エネルギー貯蔵
システムは、すべてに対応できる。さまざまな家庭用リチウムイオン電池ユニットで動作
し、さまざまなバージョン/機能───"E"バージョンには非常用電源(EPS)機能が付属。
これはオーストラリアなど、グリッドの機能停止で多くの住宅所有者や企業が不満を感じ
ている国では貴重───提供できる。欧州のBenelux地域では、SolaXは、住宅用および商
業/工業用の双方で、ストリングインバータの供給者となり、用途にはアプリケーション
は、屋上の太陽光発電システムから地域の固定価格買取制度の系統電力に送電する。
Benelux諸国およびSolaXが提供する46カ国の市場の設置業者X1 MINIより3つの製品群の大
規模三相系統まで、幅広い種類のストリングインバータが利用できる。 この範囲はすべて
内蔵ファンなしで4~36 kWで、ボード全体でIP65定格です。オプションで、「プラグアン
ドプレイ」Wi-Fiを装備してSolaXクラウドへの移行を簡素化も可能。エンドユーザーは、ス
マートフォンのアプリを使用してSolaXクラウドにアクセスして太陽光発電を監視し、太陽
光発電で電力供給の機器が選択できる。
SolaXバッテリー
同社の目標はエンドユーザーにワンストップソリューションを提供にある。エンジニアリ
ング・コンプリート・ソリューションは製造業者の要点で、年産40ギガワットのハイス
ペック生産工場を持つ。SolaXはリチウムイオン電池の開発と製造も行っており、明らか
に同社の電池は自社のエネルギー貯蔵インバータに最適な選択肢。 SolaXバッテリー/トリ
プルパワーバッテリーは6,000サイクルの寿命、90%の放電深度、そして10年間の保証
する。この製品には、4.5 kWhと6.3 kWhの2つのモデルがあり、複数のユニットを製造元
のエネルギー貯蔵インバータと統合することができます。トップクラスの住宅用バッテリ
ー分野の多くのベンダーと同様に、韓国の製造業者LG Chemからリチウムイオン電池を調
達している。
2019年は家庭用電池貯蔵にとって大きな年になることが確約されている。住宅用小売料金
と住宅用の平準化太陽光発電システムの電気料金との差が縮小し、太陽光発電への補助金
を支払う必要性がなくなる。小売電力料金が比較的低い中国のような国では、住宅用太陽
光発電はまだ補助金なしでソーラーを採用するようにエンドユーザー説得機関にあるが、
欧州の多くの市場では、差異は縮小し、分散型PVはグリッドから電力購入する代わりにま
すます魅力的手段になっている。特に製造能力の向上に伴いリチウムイオン電池の価格下
落した場合、太陽光発電システムに蓄電池の役割はさらに魅力的となる。太陽光発電補助
金の重要性が低下するにつれて、政府の政策支援(または不作為)は太陽光発電業界の成
功に重要ではなくなりつつある中、SolaX Powerは世界中の俗称となるだろうと話す。
わたし(たち)は、オールソーラーシステムはデジタルとネオコンバーテックの飛躍的発
展によりさらに高品位化とコストダウンは不可逆的に進み、そこでの勝者が「QRコード」
の普及と同様に世界標準(共通)化の鍵を握っている看る。
【特許事例:ハイブリットタンデムペロブスカイトソーラー製造法】
❑ US 10069025 B2 Optoelectronic device:光電子デバイス
【概要】
本件は、光活性領域を含む光電子デバイスを提供する。光活性領域は、次のものを含む。
少なくとも1つのn型層を含むn型領域。少なくとも1つのp型層を含むp型領域。 n型
領域とp型領域との間に配置されている:開放気孔のないペロブスカイト半導体の層。ペ
ロブスカイト半導体は一般に光吸収性である。いくつかの実施形態において、n型領域と
p型領域との間に配置されるのは、❶典型的には多孔質である足場材料と、典型的には足
場の孔内に配置されるペロブスカイト半導体とを含む第1の層である。❷素材;は、第1
層上に配置されたキャッピング層であって、前記キャッピング層中のペロブスカイト半導
体と前記第1層中のペロブスカイト半導体とが接触し、キャッピング層。開放気孔のない
ペロブスカイト半導体の層(キャッピング層とも呼ばれる)は、通常、n型領域またはp
型領域と平面ヘテロ接合を形成する。本発明はまた、ペロブスカイトの溶液堆積または蒸
着を典型的に含むこのような光電子デバイスを製造するための方法も提供する。一実施形
態では、このプロセスは低温プロセスである。例えば、全工程は、150℃を超えない温
度または複数の温度で実施可能である。