彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救ったと
伝えられる "招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。(戦国
時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編のこと)の
兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひこにゃん」
1.キズタ 2.ヤツデ 3.カクレミノ 4.タカノツメ
5.ウコギ
【樹木×短歌トレッキング:カクレミノ/隠蓑】
君が行き日長くなりぬ山たづね迎へか行かむ待ちにか待たむ
磐姫皇后 万葉集 85
万葉集 90 と対として構成され、「君が行き」は名詞。不実な夫に顧みら
れなくなった妻の悲哀を詠んとされる。
カクレミノ(隠蓑、学名:Dendropanax trifidus)は、ウコギ科カクレミ
ノ属に分類される常緑亜高木の1種。別名、カラミツデ、テングノウチワ
、ミツデ[8]、ミツナガシワ(御綱柏)、ミソブタ、ミゾブタカラミツデ、
ミツノカシワ(三角柏)、ミヅノカシワ、ミツノガシワ等。和名カクレミ
ノの語源は、3裂した葉の形が、想像上の宝物の一つである「隠簔」に似
ていることに由来する。日本の本州の千葉県南部以西、伊豆諸島、四国、
九州、沖縄に分布し、暖地の沿岸地に生育する。広葉樹森の大木の下に自
生する。常緑広葉樹の高木。樹高は2 - 3メートル (m) くらいに生長し、
上部に枝葉が茂り、中間から下部は幹だけになって、全体に傘を広げたよ
うな樹形になる。葉は濃緑で光沢がある倒卵形の単葉で、枝先に互生する。
葉身は厚みのある皮質で[9]、長さ6 - 12センチメートル (cm) ほどある。
3本の葉脈が特に目立つ。変異が多く稚樹の間は3 - 5裂に深裂するが、生
長とともに全縁と2 - 3裂の浅裂の葉が1株の中に混在するようになる。花
期は6 - 7月で、枝先に伸びた散形花序には、黄緑色の小さな花が多数つ
き、両性花と雄花が混じって咲く。果実は液果で、長さ1 cm、直径7 - 8
ミリメートル (mm) くらいの広楕円形から球形の先端に花柱が残り、長さ
4 - 5 cmの果柄がつく。はじめは黄緑色であるが、晩秋(11 - 12月)に
黒紫色に熟す。樹液中に漆の成分と同じウルシオールを含むため、体質に
よってかぶれることがある。
【男子厨房に立ち環境リスクを考える】
□ 本日ごみ排出量: 燃えるごみ 8.5 kg
【再エネ革命渦論 009: アフターコロナ時代 279】
現代社会のリスク、エネルギー以外も「分散時代」
Unterirdisches digitales Logistiksystem - Cargo sous terrain
スイス連邦国で地下貨物法成立 自動配送カート貨物輸送事業推進へ!
● 技術的特異点のエンドレス・サーフィング
再生可能エネルギー革命 ➢ 2030 Ⅹ
♞ 再考|ムーアの法則
デジタル革命渦論はこのブログ以前初からの構想になるからかれこれ25年
になるが、現実世界は、その法則は貫徹されている。ムーアの法則とは、
「半導体チップの集積密度は1~2年の間にほぼ倍増する」といったもので、
20世紀後半に提唱されて以降、おおむねその通りに推移してきたが、限界
も見えつつある。半導体チップの製造プロセスの微細化(トランジスタの
集積度の増大)は、処理性能の向上と低コスト化を同時に実現する。しか
しそれも20ナノメートル(nm)プロセスを突破したあたりで頭打ちと見ら
れている。このまま行けば2020年代にムーアの法則が通用しないポストム
ーアの時代が訪れるとされものであるが、ポストムーアとは、半導体技術
の進展が進んで「ムーアの法則」が適用できなくなった後の時代、および、
その時にあるべき半導体技術の在り方を指す。しかし、ポストムーアの法
則に突入しても半導体技術は引き続き----歩留まり向上の模索や新技術へ
の方向転換など、進化----例えば、複数の半導体ダイ(円盤状のウエハを
賽の目状にカットされたチップ)をヘテロジニアス(異なる種類のプロセ
ッサを組み合わせてた構築物)に統合した高性能パッケージングや、チッ
プレットなど----を遂げていくと予想れている。言い換えれば、新しい製
造プロセスの複雑性や欠陥が増すため、それを担保する「試験の重要」が
高まっている。
図1.チップレットIC
via WIRED.jp➲半導体の新技術「チップレット」の活用で、ムーアの法
則は維持できるか 2018.12.03
※ 一見うまみがないチップレット標準化にIntelが踏み切ったわけ,日経
クロステック, 2022.6.1
☈最近注目を集めているのが、“ユースケースごとの最適化”。これは、
機能をディスアグリゲーション(分離)するモノリシックSoC(System on
Chip)とは正反対の手法で、最先端ファブのプロセス設計において、コア
コンピューティングやアクセラレーターだけに注力することが可能になり
他の機能を変更せずに設計作業やコストが削減できる"高性能パッケージン
グ"は、これまでムーアの法則によって成し遂げられてきた性能/電力面で
の成功を、引き続き実現していくことが可能になったと言われるが。新し
い手法の登場により、試験関連の新たな問題が発生。試験は、成功を実現
し経済的実行可能性を維持していく上で、不可欠な存在--例えば、Known-
Good-Die(KGD、良品であることが保証されたダイ)は、密度や信号数、信
号インテグリティ、コストなどのウエハプローブ関連の技術的課題と共に、
最も高い優先度が置かれ、将来的にはさらに課題が増え、パッケージ試験
からシステム/機能試験に至るまで、さまざまなインターダイ/インタラク
ションの試験の重要性にますます注目が集まっていく。これらの試験(➲
中間検査)の対象範囲の拡大を検討する場合は、ウエハからシステムレベ
ルの試験に至るまで、試験コストと対象範囲、品質などとのバランスを取
る必要があり。短い時間でより多くの試験データを入手したいという要望
に基づき、複数の新しい高速DFT(Design For Test)手法が推進されてい
くだろう。例えば、ストリーミングスキャンネットワーク(SSN:Streaming
Scan Networks)や高速プロトコルベースの試験などが挙がっており、「ポ
ストムーアの法則の世界」の動向により幅広いデバイス分野への拡大を左
右する。
※「ポストムーアの法則」の世界で高まる、試験の重要性:新手法成功の
鍵に EE Times Japan, 2022.7.7(➲A Post-Moore’s Law World, EETimes
2022.4.20)
尚、当然ながら半導体製造技術の微細化競争で生き残ったのは3社だが、
回路パターンの微細化が進むにつれて、プロセス開発費用や設備投資費用
が高騰し、微細化競争から脱落----2002/2003年頃、130nmデバイスを製造
できる半導体企業は世界中に26社が、90nmでは18社、45nmでは14社という
具合に徐々に企業が減少し、10nm以降はIntel、Samsung(韓国)、TSMCの
3社に絞られた。7nmプロセスでは、IntelとSamsungがEUV露光を含む先端
プロセスで製造歩留まりが長期にわたり低迷し、Samsungが一歩先行して先
端ファブレスからの受託生産の占有状態下にある。日本企業は、45/40nm
で脱落するも、その後、トランジスタの構成材料がすっかり変わり、構造
も変わり、さらに最近では、一部で実用化は不可能と言われていたEUVリ
ソグラフィが実用化して露光装置の解像度が劇的に向上し微細化が進んで
いる。
Source; imec
Source; Yole Développement
このように、今後も、トランジスタ構造はFinFETから、チャネル領域をゲ
ートで囲んだGate-All-Aroundに進化し、リーク電流が抑制され、ゲートの
電流駆動力が増す。チャネル部分はシリコンや歪シリコンに代わって、シ
リコン上に選択エピタキシャル成長させたGeやⅢ-V族化合物が採用、
これらのチャネル材料はシリコン溶離もキャリア移動度が大きくトランジ
スタの高速動作が可能にし、従来のNA=0.33のEUV露光装置に対し、さら
に解像度を上げたN=0.55の高NA EUV露光装置が実用化に向けて進化継続。
☈さらには1nmプロセスでのトランジスタのチャンネル材料として2次元材
料が研究開発され、グラフェンや遷移金属ジカルコゲニドなどの2次元2D)
原子層状無機ナノ材料であるベルギーの先端半導体研究機関imecは、これ
らの新技術・材料により、ムーアの法則が以降も継続する目処が立つ。
諄いが、このようにロジックデバイス微細化に関するimecのロードマップである。
縦軸は製造コスト1ドルあたりのトランジスタ数、横軸は西暦(年)である。
28nmぐらいまでは従来構造を比例縮小するだけでムーアの法則通りに集積
化が実現していたが、その後もムーアの法則を延命させるには、IC設計と
プロセス技術の同時最適化、さらにはプロセス技術とIC設計及びシステム
設計の3者の同時最適化を実現する手法を編み出さねばならないと主張し
ている。imecを始め半導体メーカでは、これらの同時最適化手法で、ムー
アの法則の延命を図る。
Samsung Electronicsが2021年5月6日に提供開始した、シリコンインター
ポーザ―上に4個の広帯域メモリ(HBM)と1個の信号制御用ロジックチップ
を2.5D実装した「I-CUBE4」
デバイス出典:Samsung Electronics
さて、このように、"ムーアの法則 vir 2.0”にしろ”ポストムーア法則”
しろ、当面その進化はとまりそうもないのだろう。油断はできないが。
✺ レーザー3Dプリンタで単結晶造形に成功
6月23日、物質・材料研究機構 (NIMS) と大阪大学は,照射面強度分布が
均一でビーム半径が大きい(フラットトップ)レーザーを,ニッケル粉末
に照射することにより,欠陥が少なく,結晶の方向がそろった単結晶を造
形に成功➲この成果は,他の金属や合金の単結晶の造形に応用可能で、
航空機エンジンやガスタービンでは部品形状の複雑化や軽量化が進んでお
り,耐熱材料であるニッケル基超合金を積層造形する需要が増えつつある。
多結晶より高温強度に優れる単結晶の造形体実用化において,安価で普及
率が高いレーザー方式による造形事業の開発にみられている。
図1(左) レーザビームを粉末床に照射して造形する様子と造形後の造形
体の外観。 (右) フラットな強度分布のレーザビーム照射で結晶方位が一
律化。
【概要】
1.照射面強度分布が均一でビーム半径が大きい (フラットトップ) レー
ザを、ニッケル粉末に照射することにより、欠陥が少なく、結晶の方向
がそろった単結晶を造形することに成功しました。今回の成果によって、
単結晶により製造できる部品の範囲が大きく広がり、航空機エンジンや
ガスタービンの耐熱材料のみならず、様々な単結晶材料への応用が切り
拓かれる。
2.これまで単結晶造形が報告されている電子ビーム方式では、装置自体
が高価で、高真空が必要であり、運転コストも高いため、装置の普及率
が低い問題があった。一方、より安価なレーザ方式の装置では、レーザ
ビーム照射面の強度分布が正規分布に従うため、固液界面における結晶
成長方向を一方向に制御することが難しく、凝固時の大きなひずみに起
因する結晶欠陥が導入されていました。従って得られる結晶は、異なる
向きの結晶で構成される多結晶体となり、結晶粒界 (結晶の粒の界面)
が多く存在する。
3.フラットトップレーザを用いて粉末溶融時に形成する溶融池の形状を
平面状に制御することで、従来よりも欠陥が少なく (ひずみ導入が抑え
られ) 、結晶の方向がそろった単結晶の造形に成功。破壊の起点となる
結晶粒界をなくした単結晶は高温強度に優れる。本手法は凝固時に導入
されるひずみが小さいため、凝固割れが抑制され、また、種結晶不要の
ため製造工程の簡素化の面でも有利。
4.今回の成果は、他の金属や合金の単結晶の造形に応用していくことが
可能。特に、航空機エンジンやガスタービンでは部品形状の複雑化や軽
量化が進んでおり、耐熱材料であるニッケル基超合金を積層造形する需
要が増えつつある。多結晶より高温強度に優れる単結晶の造形体実用化
が期待され、安価で普及率が高いレーザ方式による造形が可能になれば、
世界的に研究・開発が加速する。
【関連論文】
❏ Manufacturing single crystals of pure nickel via selective laser melting with a
flat-top laser beam Dennis Additive Manufacturing Letters, jun 7, 2022.
DOI : .1016/j.addlet.2022.100066
図 異なるスキャン速度で造形した3DプリントSUS316Lの相対密度。スキャン速
度600mm/秒の条件で造形した試料のX線CTによる欠陥評価も掲載。
✺ 3Dプリンタ用ステンレス鋼粉末の開発
7月11日、名古屋工業大学と東京都立産業技術研究センターは,従来のステ
ンレス鋼粉末と比べ,小さなエネルギーで高速造形が可能な新規金属粉末
の開発に成功。ステンレス鋼は,優れた耐食性から広く利用されており,
3Dプリンティング技術への適用が望まれている。しかし,金属3Dプリンテ
ィングでは,金属特有の溶融・凝固を素過程とする必要があるため,粉末
の溶け残りや冷却時の体積収縮に起因する内部空孔が形成しやすい。また,
鋳造組織に類似する粗大な不均一組織(柱状組織)が形成して,強度が低
下すると同時に力学特性に異方性が発生するという潜在的な問題を抱えて
いる。今回,異質核生成理論(ヘテロ凝固理論)を金属3Dプリンティング
技術に応用した。この手法は,母材金属よりも高い融点を有し,かつ母材
金属の初晶となる相に対して原子配列の整合性の良いヘテロ凝固核粒子を
添加して3Dプリンティングを行なう。母材金属粉末とヘテロ凝固核粒子を
混合し,その混合粉末を用いて3Dプリンティングを行なうと,凝固が均一
に発生するため,内部欠陥の発生が抑えられ,密度の高い造形体が得られ
る。
図 従来SUS316L造形体と本発明品の相対密度に及ぼすエネルギー密度の
影響。エネルギー密度79.4 J/mm3の条件で造形した組織も表示。
【関連論文】
❏ Grain refinement of stainless steel by strontium oxide heterogeneous nucleatio-
n site particles during laser-based powder bed fusion,Yoshimi Watanabe,.et.al.Jou-
rnal of Materials Processing Technology, 26 June 2022.
DOI: https://doi.org/10.1016/j.jmatprotec.2022.117700
【ウイルス解体新書 129】
序 章 ウイルスとは何か
第1章 ウイルス現象学
第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
第7節 新型コロナウイルス
7-1 新型コロナウイルスのライフサイクル
7-2 変異ウイルス
7-2-1 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナ
ウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第9報)1.VOCsとVOIs
の分類の一部変更について
7-2-2 オミクロン株
7-2-2-1 特徴
新型コロナ オミクロン株系統「BA.5」都内で確認 検疫除き初
2022年5月24日 NHK
東京都は、新型コロナウイルスのオミクロン株の系統の一つで「BA.5」と
呼ばれる新たな変異ウイルスが確認されたことを明らかにした。厚生労働
省によりますと、国内での確認は検疫を除くと今回が初めてだという。都
によりますと、都の「健康安全研究センタ」が行った解析で、オミクロン
株の系統の一つで「BA.5」と呼ばれる新たな変異ウイルスが1件確認された。
「BA.5」は南アフリカで置き換わりが進んでいるウイルスで、厚生労働省
によりますと、検疫を除いて国内で確認されるのは今回が初めて。感染し
た70代の男性は、海外への渡航歴や渡航歴のある人との接触はなく、市中
で感染したと見られ、また、症状は軽かった。一方、アメリカで感染が増
えているオミクロン株の「BA.2.12.1」という系統のウイルスも、1件、都
内では初めて確認された。このウイルスに感染した50代の男性も、海外へ
の渡航歴などはなく市中感染と見られていて、症状は軽かった。都による
と、いずれの変異ウイルスも、感染した場合の重症度は明らかになってい
ない一方、これまでのオミクロン株に比べて感染力が高い可能性があると
いうことで、発生の動向を注視していくと述べた。
7-2-2-1-1 強い感染力裏付け 「N501Y」結合の立体構造
7-2-3 インド由来変異株の2重変異または3重変異とは
7-2-4 急速に広がるSARS-CoV-2変異体
7-2-5 ラムダ株 via crisp_bio
1.南米で拡大しているラムダ型変異ウイルス 現時点で分かること
7-2-6 デルタプラス株
7-2-7 ミュー株とは
8.オミクロン株の症状・重症化や感染力などは BA.1 BA.2 XEとは
▶2022.4.11 NHK
第8節 感染リスク
1.感染力
2.致死率・重症化
8-2-2 後遺症
第9節 感染予防・検査・治療
9-1 検査方法・装置設備
9-2 ワクチン
9-2-1 変異ウイルスとワクチン
1.ワクチン開発の現状
1-1 国内ワクチン
1-1-1 海外メーカーも国内で臨床試験
1-1-2 なぜ国産ワクチ開発が遅れたのか
1-1-3 国内ワクチン開発の現状
1-1-4 熾烈な国産ワクチン開発競争
1-1-5 新型コロナに感染しても「軽症で済む人」と「重症化する
人」の決定的な違い
9-2-2 ファイザー社製中和作用型ワクチン
1.コロナワクチン開発に 女性科学者の思い
2.ワクチン1回接種費用
3.ETV特集 2021年7月10日放送
2-1-1 EUのワクチン価格「暴露」1回分225~1860円
2-1-2 新型コロナワクチン価格は「インフル並み」の40ドル
9-2-2-1 日本国内での接種効果
1.2回接種、9割に変異株抗体 ファイザー製ワクチン
2.交差接種
3.ブースターワクチン
9-2-3 ワクチン製造技術 最前線
9-2-4 多様なワクチンの違い
9-2-4-1 ウイルスベクターワクチン
9-2-4-2 mRNAワクチンmRNAワクチン
9-2-4-3 DNAワクチン
1.「アンジェス」ワクチン
9-2-4-4 組み換えたんぱく質ワクチン
9-2-4-5 組み換えVLPワクチン
9-2-4-6 不活化ワクチン
9-2-4-7 アジュバント
9-2-5 ワクチンの副作用
9-2-5-1 血栓症
9-2-6 国産ワクチン
9-2-7 ブレークスルー感染とはワクチン接種を完了した人でも
コロナに感染すること
1.米国のジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン
9-3 新型コロナ治療薬
9-3-1 細胞に侵入するのを防ぐ薬
9-3-2 増殖を防ぐ
8.核酸代替拮抗薬発見 北海道大学
9-3-3 炎症を防ぐ
第10節 ウイルスとともに生きる
第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
第1節 各国の動向と対策の特徴
第3章 パンデミック戦略「後手の先」
第1節 新型コロナパンデミックから生まれたもの
第2章 COVID-19パンデミックとは何だったのか
第1節 各国の動向と対策の特徴
第3章 パンデミック戦略「後手の先」
第1節 新型コロナパンデミックから生まれたもの
1-1 進化する感染判定方法
1-1-1 汗から感染症を検出するウェアブルセンサ
1-1-2 「測定時間1分」と「超高感度」、2種のウイルス検出
第2節 新型コロナ異変株及び重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SA
RS-CoV-2)以外のコロナウイルスに有効な新型予防薬の開発
⮚2022.7.8. jp.GIGAZINE
7月5日、新型コロナの未知の変異株やSARS-CoV-2以外のコロナウイルス
にも有効な新型ワクチンが開発される一般的なウイルスと同様に新型コロ
ナウイルス(SARS-CoV-2)は感染・増殖を繰り返す中で変異しており、アル
ファ株・ベータ株・デルタ株・オミクロン株などさまざまな変異株が報告
されているが、新たにカリフォルニア工科大学やオックスフォード大学な
どの共同研究グループは、「未知の新型コロナウイルス変異株や類似した
コロナウイルスからの保護効果を持つ可能性があるワクチン」を開発した
ことを公表。(論文原題:「モザイクRBDナノ粒子は、動物モデ
ルにおける多様なサルベコウイルスによる挑戦から保護する:Mosaic RBD
nanoparticles protect against challenge by diverse sarbecoviruses in animal models
https://doi.org/10.1126/science.abq0839)
図1. モザイクナノ粒子は、アビディティ効果を介して交差反応性抗体を
優先的に誘導し得る。
【概要】
☈世界的な健康を脅かすSARS様ベータコロナウイルス(サルベコウイルス)
の将来のSARS-CoV-2変異体およびスピルオーバーとの抗争に、ランダムに
配置されたサルベコウイルススパイク受容体結合ドメイン(RBD)を提示す
るモザイクナノ粒子を設計し、可変で免疫優性ではなく、保存され、比較
的閉塞され、曝露されるエピトープに対する抗体を惹起する。マウスおよ
びマカクにおけるモザイク-8(SARS-CoV-2および7つの動物サルベコウイル
ス)およびホモタイプ(SARS-CoV-2のみ)RBDナノ粒子によって惹起される免
疫応答を比較し、SARS-CoVおよび動物サルベコウイルスを含むミスマッチ
(ナノ粒子上ではない)株に対するモザイク-8によって惹起されるより強
い応答を観察。モザイク-8免疫は、オミクロンを含むSARS-CoV-2変異体の
同等の中和を示し、SARS-CoV-2およびSARS-CoVチャレンジから保護したが、
ホモタイプSARS-CoV-2免疫は、SARS-CoV-2チャレンジからのみ保護。エピ
トープマッピングは、モザイク-8免疫後の保存されたエピトープの標的化
の増加を実証。
☈これらの結果は、モザイク-8 RBDナノ粒子がSARS-CoV-2変異体および将
来のサルベコウイルススピルオーバーから保護できることを示唆。サルベ
コウイルス系統由来の2つの動物コロナウイルス、重症急性呼吸器症候群
コロナウイルス(SARS-CoV)およびSARS-CoV-2(以下SARS-1およびSARS-2)は、
過去20年間にヒトに流行またはパンデミックを引き起こした。SARS-2は、
効果的なワクチンの急速な開発にもかかわらず、2年以上にわたり続いて
いるCOVID-19パンデミックを引き起こした。残念なことに、大きく変異し
たオミクロンVOC(2-7)を含む新しいSARS-2変異型(VOC)は、COVID-19パン
デミックを外延した。さらに、コウモリの多様なサルベコウイルスの発見
は、その一部がSARS-1およびSARS-2の侵入受容体であるアンジオテンシン
変換酵素2(ACE2)(8-14)に結合することで、コロナウイルスの新たなパン
デミックの可能性を高め、したがって、SARS-2 VOCと人獣共通感染症サル
ベコウイルスの両方から保護するためのワクチンと治療法を開発すること
が急務である。現在承認されているSARS-2ワクチンには、ウイルススパイ
ク(S)三量体が含まれ、Sが中和抗体の主要な標的であることと一致して。
コロナウイルスS三量体は、その受容体結合ドメイン(RBD)の1つ以上が宿
主細胞受容体との相互作用を可能にする「上向き」の位置を採用した後、
宿主細胞への侵入を媒介する(図1A)。SARS-2に対する最も強力な中和抗体
の多くは、ACE2のRBDへの結合をブロックし、RBDを標的とすることがCOVID
-19ワクチン開発に示唆されている。中和抗RBD抗体は、そのエピトープと、
S三量体上のRBDを「上」および/または「下」に認識したかどうかに基づ
き、4つの主要なクラス(クラス1、2、3、および4)に分類した。注目すべ
きは、エピトープがACE2結合フットプリントと重複する強力なクラス1お
よびクラス2抗RBD抗体は、サルベコウイルス間で高い配列変動性を示すRBD
の一部を認識。対照的に、クラス4抗体のエピトープ、およびやや少ない
程度ではあるが、クラス3抗体は、サルベコウイルスRBDのより保存されて
いるもののアクセスしにくい領域にマッピングされる(図1A)。VOCおよび関
心のある変異体(VOXI)のRBDにおける置換は、クラス4およびクラス3領域に
おいてもあまり一般的ではない(図1Aおよび図1Aおよび図1)、したがって、
クラス3、クラス4、およびクラス1/4[ACE2結合をブロックするクラス4標的
抗体を惹起するように設計されたワクチン戦略は、潜在的に出現する人獣
共通感染症サルベコウイルスおよび現在および将来のSARS-2変異体から保
護することができることを示唆する。
風蕭々と碧い時代
Imagine Jhon Lennon
アルバム『テレサ・テン カヴァー・ベスト・セレクション 』より
曲名: 花 唄: テレサ.テン / 鄧麗君 1994年
ジャンル:琉球民謡・ポップ
喜納昌吉 (作詞*作曲) 1980年
川は流れて どこどこ行くの
人も流れて どこどこ行くの
そんな流れが つくころには
花として 花として 咲かせてあげたい
泣きなさい 笑いなさい
いつの日か いつの日か
花を咲かそうよ
泣きなさい 笑いなさい
いつの日か いつの日か
花を咲かそうよ ....
「花〜すべての人の心に花を〜」は、沖縄県出身の音楽家(歌手、作詞家、
作曲家)、平和運動家、政治家である喜納昌吉の代表的な楽曲。オリジナ
ルの曲名は「すべての人の心に花を」だが、レコード会社がつけた「花」
という副題も浸透している。
● 今夜の寸評:過剰の死角の源②
国民の命・人権・安全・福祉・経済が安定し自由な民主主義国家である日
本に、突然と巨大震災と津波、火山爆発、大規模な気象変動災害、経済格
差拡大と不況、あるいは他国からの侵攻などのリスクに見舞われたらどう
なるだろうかと自省する機会が、この山上徹也容疑者の心象を手繰ってみ
て少し整理ができたような気がする。そして過剰なまでの消費社会大国日
本----商品・貨幣・サービス・医療・食品・娯楽・旅行・情報に溢れ、急
速な少子高齢社会と全球的環境リスクに被われた日本に生じるブラックホ
ールの泡とそのクラスターのごとき渦のイメージが迫る。
こころ乱れるなら、『もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬』の宗
長の歌を吹きながら、静かに自省することと、再確認する➲ これは、
こころの中で行う指差確認かもしれないね。