<1月の鑑賞予定映画>
~天才漫画家、麻子さんの家に
新しい仲間がやってきました~
映画館のポイントがたまったので、行ってきました。
2008年 日本 アスミックエース配給 (08.9.6公開)
[監督・脚本]犬童一心
[原作]大島弓子
[音楽]細野晴臣
[主題歌] 「good good」小泉今日子/細野春臣
[出演]
小泉今日子・・・・・小島麻子(漫画家)
上野樹里・・・・・・・ナオミ(麻子のアシスタント)
加瀬亮・・・・・・・・・沢村青自(麻子の恋の相手)
大島美幸(森三中)・・・・・・・加奈子(麻子のアシスタント)
村上知子(森三中)・・・・・・・咲江(麻子のアシスタント)
黒沢かずこ(森三中)・・・・・美智子(麻子のアシスタント)
林直次郎・・・・・・・・・・・・・・・マモル
伊阪達也・・・・・・・・・・・・・・・タツヤ
松原智恵子・・・・・・・・・・・・・麻子の母
大後寿々花・・・・・・・・・・・・・サバ(麻子の前の飼い猫)
<見どころ>
『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心監督が『金髪の草原』に続き、
自身が大ファンだと公言する大島弓子の自伝的エッセイ漫画を映画化。
東京・吉祥寺で暮らす女性漫画家が、愛する猫や、街で暮らす人々との日々を
通じて、何げない日常の中にある“生と死”を静かに見つめていく物語。
小泉今日子が『空中庭園』以来、3年ぶりの映画主演を務める。
<あらすじ>
吉祥寺で暮らす漫画家の麻子は、愛猫サバの死をきっかけに
漫画が書けない日が続いていた。
しかしある日、彼女は猫のグーグーと出会ったことで、事態は好転。
麻子は仕事に恋に恵まれ、幸福な日々を過ごしていたが……
<感想>
私らの世代には懐かしい、「綿の国星」で有名な漫画家、
大島弓子さんの半自叙伝的映画作品。
タイトルを見る限り、てっきりグーグーが主役かと思ったら、違うんですね~。
どちらかというと、麻子と先代ネコ、「サバ」が主役といった感じを受けました。
漫画家の麻子を演じたのは、小泉今日子。
私と年齢そんなに変わんないですが、いつまでもキュートですよね~。
40代にはぜんぜん見えません。(UPだとさすがに40代。。と思ったけど)
ほわほわした感じが、大島弓子さんの作品とマッチしてて
けっこう良かったのではないでしょうか?
世間でいうと、おばさま年齢なのですが、いつまでも少女のように
純真な心を持つ麻子だから、周りも寄ってくるんでしょうね。
アシスタント:ナオミ役は、上野樹里。
やっぱり、彼女はうまい!
でも、演じたキャラがちょっとのだめに感じ似てたかな?
特に、彼氏が浮気相手とラブホから出てきたのを目撃し、すごい形相で
走って追いかけ、殴りかかるシーンは、なんだかのだめと
オーバーラップしてしまいました。
グーグーは、麻子先生の飼い猫としては、2代目なんですね。
先代「サバ」が死んでから、麻子先生ちにやってきたネコちゃんです。
麻子:「2代目のネコはいいですね。死んだネコの分まで大事にされるから」
このセリフが印象に残りました。
避妊手術後のエリザベスカラー巻きは、うちのモモも経験。
その当時のこと思い出されるシーンでした。しかし、このネコちゃんラブリーです。
舞台が、吉祥寺ということもあり、吉祥寺のことがいろいろ紹介されていました。
特に、このコロッケ。ものすごく印象に残ってます。
吉祥寺には、未だかつて行ったことないので、
このコロッケ目当てで行きたいです。(って食べ物に執念深い私)
1人で生きてる麻子は、ペットロスから鬱になったり、
淡い恋?をしたり、重い病気で入院したりします。
そんな麻子にとって、グーグーは、大切な存在。
でも、映画を観てると、先代ネコ「サバ」の存在がとてつもなく
麻子の心の中に残っていたような感じがしました。
つまり、グーグーはメインストーリーには、あまり関わっていません。
麻子が、サバとの死&別れを乗り超え、病気の苦しみも克服して
グーグーとの生活を再生するとこまで、きちんと描いてくれたら
よかったのですが、その辺りは少し不完全燃焼気味。
でも、難しく考えずに麻子視点で、まったりした心構えで
観たほうが、この作品は心地よく見られると思います。
終わり方が、なんとなくフランス映画っぽくて、私的にはよかったです。
あと、音楽がYMOの細野春臣さんが手がけているところが高ポイント。
映画全体とマッチしてて、ほんとよかった。さすが細野さんです。
動物ものの映画ですが、内容は大人。特に女性の映画作品で
子どもには、あまり受けない作品だと思います。
点数:8点(10点満点)