<2月の鑑賞予定映画>
12日(金)は、娘の中学卒業式でした。
幸いにお天気にも恵まれて、寒い思いをせずに式に臨むことが出来ました。
171名の子供が巣立ったわけですが、この学年は小学校から言われ続けて
いたように、かなり問題のある学年でした。中学でも同じで、3年間先生方は
苦労されたことと思います。
苦労した分、喜びも大きいといいますか、例年なくよい卒業式で
先生・生徒の大多数が、涙涙・・・の卒業式でした。
卒業証書授与の時、女の先生は涙声になりながら名前を読んだり
校長先生も祝辞を述べる時、感極まって号泣されていました。
この学年では、いろいろ思うところあったと思いますからね。
娘によると、今の校長先生が赴任してきた時うちの子ども達が入学したので
その分、この学年には思い入れがあったらしい、とのこと。
(うちの娘、冷静に言うな~)
ちょっと驚いたのが、男の子でもけっこう泣いている子いたんですよね。
意外な子が、大泣きしながら卒業証書受け取っていました。
で、いろんな方から「泣けるからハンカチ用意したほうがいいわよ」と言われ
ハンカチを一応持参しましたが、いやぁ~申し訳ない。
一滴の涙も出ませんでした。
まず、中学3年間でよい思い出が親子で数が少なかった。
(理由はみなさんご承知なので、あえて書きませんけど)
それと、この学年の担任がそっくりそのまま、今度息子の学年の担任に
なるわけなんですよ。 それ考えると、泣くに泣けなくって・・・・。
あの顧問が担任になる確率、かなり高いわけですしね。
同じように思っている同じ年回りのお母さん方は、みんな口揃えて
同じこと話していました。
それでも、感動したな~という場面が1つありました。
生徒会長だったTちゃんの別れの挨拶です。
彼女の挨拶=この学年のキャラを表していたように思いました。
すばらしい別れの言葉で、終わった後拍手喝采でした。
さすが、元生徒会長。
最後に、「みんな、大好きだ!」と言うのはアドリブだと思いますが
ほんと、彼女らしい挨拶でした。
式が終わってひと段落したら、在校生のみんなが校庭でお見送り。
最後は、写真大会となりました。
クラスのみんなと
担任は史上最低でしたが、クラスの仲間は穏やかな子が多くて良かったです。
以前、小学校の時でも経験しましたが、担任が良くないほどクラスの団結力は
いいように思いました。
同じクラスのSちゃんと
Sちゃんは、どういうわけかうちの娘のこと大好き!だったんですよね。
誰に対しても同じに接する娘にゾッコンだったみたいです。
最後は問題の?剣道部と
いろいろありましたが、根性を身につけさしてくれた部でもありましたね。
かといって、うちの息子を剣道部に今度入れさせる気は、毛頭ございませんけれど。
「終わりよければすべてよし」ということで、いいんじゃないでしょかね。
みなさん名残惜しそうにしていましたが、私たち親子は早く卒業して
次の段階に進みたい、と頭のスイッチがもぅ切り替わっているので
非常にサバサバした卒業式でした。(どっちかというと爽快な気分)
卒業式後、うちあげに行くのかと思いきや、「眠いから昼寝するわ」と寝た娘。
このマイペースさは、高校行っても変わんなさそうです。
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さて、今回は、初の試みとして、子供から親への手紙が渡されました。
娘の手紙を読みましたが、なかなかいいこと書いてありました。
そこには、進学する高校へ行く本当の理由も書かれてありました。
まぁ、なんとなく理由はわかっていましたが、ちゃんと形にして書かれると
案外胸にくるものがありますし、そこまで決意が固かったのか、と改めて感じます。
この作文をブログに採用しようかと思いましたが、やはり娘のプライベートな
心情が書かれているのでやめにし、卒業文集に載っていた作文を
とりあげたいと思います。
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~卒業文集より~
「中学校の3年間は短いよ」
これは、塾の先生が言っていた言葉です。当時の私は、「そんなわけないじゃん」
なんて思っていましたが、本当でした。入学式が昨日のことのように思えます。
中学校生活で、一番嬉しかったことは、少しだけ考え方が前向きになれたことです。
入学当初は、「もう無理」 「どうせ出来ない」などという言葉を、1日に何回も
口癖になってしまうくらい言っていました。
そう思いながら毎日を過ごしていると、毎日つまんなくなるし、何をやっても
中途半端に終わってしまい、泣いている自分がいました。
このままじゃだめだ!と思い、「大丈夫、きっとできる」 「今回ダメだったけど
次がある!」と、自分で自分の背中を押す言葉を、心の中でつぶやくように
しました。そうしたら、友達に、「最近、よく笑うようになったね」と言われて
嬉しかったのを覚えています。
自分の中で、ちょっと成長したのが感じられた瞬間でした、
中学校生活は楽しかった時もあるけれど、苦しい時もあり、その苦しい時に
支えてくれたのは、周りにいてくれた友達や家族でした。本当に感謝しています。
私にとって、この中学校生活は、友達や家族の大切さを知ることができた
貴重な3年間でした。
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決して、うまい文章ではないのですが、娘の素直な心情が書かれていました。
確かに精神的に不安定な時期があったことは、「どうせ」とか「出来ないよ」という
ネガティブな言葉ばかりでしたからね。
3年間で、自分なりに乗り越えてくれたようで、わたしも嬉しかったです。
ちょっとコーチング的なとこは、私のがうつったんでしょうか?なーんて。
義務教育の9年間が修了し、4月から新天地での3年間。
進学先の高校へは、うちの中学からは娘たった一人です。
望んで進学するので、不安よりも希望に満ちている娘。
ポジティブに考え、そしていい意味で自分を変えていってほしいと思います。
卒業、おめでとう。