<12月の鑑賞予定映画>
Aちゃん(中1)は、習い始めて2年半ですが、6月の終わりに突如、
「9月にある合唱コンクールで伴奏がしたい」と言い出しました。
課題曲と自由曲があり、彼女の実力からすると、課題曲が精一杯なので、
こちらを勧め見事、伴奏者に抜擢されました。
しかし、なったはいいもののAちゃんは少し譜読みが遅いので、短期間でどうするか?
加えて、お家にはピアノが無く、キーボード。
ペダリングもあるので、キーボードというのは、かなり厳しい状況。
そこで、Aちゃんに考えてもらいました。
・夏休みが終わるまでに、曲想がある程度できている状態に仕上げる
・なるべく毎日練習できる時間をみつけ、週末におばあちゃんちにピアノがあるから
そこで練習する
この2つを挙げてくれ、夏休み期間の間に、ある程度のレベルまで弾ける様になりました。
同時に、定期テスト対策も行ない、私が出す予想問題を地道にやっていました。
テスト1週間前に、新たなテスト範囲があったのに気づくと、休みの日に
私の家まで来て、臨時補習を受ける頑張り度。
テストは、ケアレスミスがあったものの、見事、目標点をクリアし高得点を獲得しました。
テストが終わった後は、合唱コンクールに向けて、最後の追い込み練習。
そして合唱コンクール当日は、彼女の持てる力を全て出した演奏をすることができ
クラスは見事2位に輝きました。
この2ヶ月間の彼女の成長は、著しいものがありました。
それは弾くことに対する姿勢の変化。
「難しい~大変~」から「グランドピアノで弾くのが楽しい」に変わり
「今まで音なんて気にしてなかった」から「音を気にするようになった」に変わり
「音さえでればなんでもいい」から「やっぱり本物のピアノの音はいい」という具合に
変化していきました。
そういえば、Aちゃんは5月に今年の目標を設定していました。
設定後は、どうすればいいのか?を自分自身で考えさせるように組み立てることに
こちらもシフトチェンジ。以前受けていたコーチングがここで生かされました。
(よかった、ほんとにコーチングやっていて)
あれから、モチベーションを下げることなく、伴奏に挑戦し、テストも頑張って目標点を
クリアすることが出来ました。 素晴らしいことです。
「学年末のテストは、満点を取りたい」
さらに、目標を立てたAちゃん。
努力は必ず報われることが、今回証明できたので、次もきっとできると思います。
目標をもつことで、これだけ飛躍的に伸びるものなんですね。
また生徒さんに教えられました。 私も頑張らねばっ!