<12月の鑑賞予定映画>
~全ての人類は25歳で成長が止まる~
2011年 アメリカ映画 (2012.02.17公開)
配給:20世紀フォックス映画 上映時間:109分
監督:アンドリュー・ニコル
製作:エリック・ニューマン、マーク・エイブラハム
脚本:アンドリュー・ニコル
音楽:クレイグ・アームストロング
出演:ジャスティン・ティンバーレイ/アマンダ・セイフライド/キリアン・マーフィ
ビンセント・カーシーザー/オリビア・ワイルド/マット・ボーマー
<見どころ>
テクノロジーの発展によって老化を克服し裕福な者は永遠に生きられる一方、貧しい者は寿命の
ために働き続けなければならない近未来を舞台にしたアクション・サスペンス。
監督は『ガタカ』のアンドリュー・ニコルが務め、斬新な発想で時間に支配された究極の格差社会を
描き出す。主演は、『ソーシャル・ネットワーク』のジャスティン・ティンバーレイク。
共演には『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライド、『ダークナイト』のキリアン・マーフィら多彩な
顔ぶれがそろう。
<ストーリー>
科学技術が進歩したことにより老化現象を解決した近未来、25歳で生体の成長が止まると余命は
あと1年という社会が構築されていた。富裕層は寿命を気にしなくていい一方、貧しい人々は寿命を
延ばすためにあくせく働き続けなければならなかった。
貧しい青年のウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、時間と引き換えに裕福な男性を殺した容疑を
掛けられ、追われる身となってしまい……。
<感想>
今勢いのあるジャスティン・ティンバーレイ&アマンダ・セイフライドが主演ということで鑑賞。
ジャスティンは、「ソーシャル・ネットワーク」でも好演してたし、アマンダは「ジュリエットからの手紙」で
すんごいキュートに演じていて、個人的に好きな若手女優さんの一人。
キュートな顔で小柄な体型なのに、豊満な胸。私にはないものばかりで、なんともうらやましい。
ブロンドへアもいいけれど、赤毛のショートボブもかわいいわぁ~。
でね、時間の都合で、吹替版で観たんですけれど、これがもぅ大失敗。
ジャスティンの吹替担当は、ベテランの浪川大輔さん(ソーシャル~でも吹替担当)なので
納得なのだが、アマンダの声が、あまりにも実際の声と似つかわしくない声。
おまけに、セリフ棒読みで、気が遠くなりそうでしたよ。
ずっと「誰やねん!」と思って観てたファ最後のEDでようやくわかった。
・・・・・・・・・・AKB48のマリコ様だったのね。。。
ごめん、AKB48ではNAOさんマリコ様押しメンですが、声優ははっきり言ってやめたほうがいい。
っていうか、アマンダにまったく合わない。宣伝の為とはいえこれはひどすぎ。
これから観にいかれる方は、字幕版を断然おすすめします。
物語の世界は、全ての人間の成長は25歳でストップ。その年齢になると体内時計が作動する。
時間は通貨代わりとなり、余命がデジタル表示される。
面白いのが、時間を分け与えられることができる、ということ。
25歳で成長が止まるから、おばあちゃんもお母さんも娘もみーんな若いまま。これが笑える。
予告編で観た時は、この世界感が随分大きいように感じて、どれだけバックの組織が
でかいんだろう?なーんて期待してたのですが、あれれ?なんか思ったより世界狭っ。
そもそもなんでこんな世界になったのか?がないんだよねぇ~。
それでも、話が進んでいくうちに、この不条理なシステムの謎が解明し、シルビアのパパが
牛耳っている黒幕組織をぶっ潰して、元の世界に戻るのかな?と思いきや、ぜんぜんだし。
敵役のタイムキーパーも過去にスラムにいた過去があったのに、どうやってスラムから抜け出したか?
また主役の父親と過去に諍いがあった説明も大してせずに、亡くなるし。
なんか近未来な世界なのに、セキュリティ甘すぎなんじゃないの?って場面ばっか。
ちょっとご都合主義が働いているような気がしましたね。
結局、未来版「ねずみ小僧」???って感じのキャラ印象。
永遠に続く時間を浪費するか?1日を無駄にせずに生きるか?
ってことを伝えたいんだろうと思うのですが、ちょっと薄かったかな?
だってツッコミがあれだけ多いとねぇ~。
良かったのが、この2人の息が合っていたこと。
なんかいい感じでしたわ。
発想は良かったのに、いざ本編を見たら、スケールがやけに小さく終わり方も中途半端に
なってしまったのが、残念。
予告編を観て期待した人には、残念な作品に見えたと思いますね。
(少なくとも私はその一人)
いつものアマンダちゃんとは違うのが観られたのが収穫だったかしら?
私もあんな体型になりた~い。
点数:6点 (10点満点)