<12月の鑑賞予定映画>
~誰がハリエットを殺した?~
2011年 米・スウェーデン・英・独合作映画 R15+作品 (2012.02.10公開)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 上映時間:158分
監督:デヴィッド・フィンチャー
原作:スティーグ・ラーソン
脚本:スティーヴン・ザイリアン
音楽:トレント・レズナー / アッティカス・ロス
出演:ダニエル・クレイグ/ルーニー・マーラ/ロビン・ライト/ステラン・スカルスガルド
ジュリアン・サンズ
<見どころ>
『ミレニアム』3部作として映画にもなったスウェーデンのベストセラー小説をハリウッドで映画化。
『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャーが監督を務め、白夜のスウェーデンを舞台に、
数十年に及ぶ血族の因縁と猟奇的ミステリーに彩られた物語が展開する。
天才ハッカーのヒロインを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』のルーニー・マーラ。
彼女と協力し合うジャーナリストを、『007』シリーズのダニエル・クレイグが演じる。
原作とは異なる衝撃のラストに注目だ。
<ストーリー>
月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いたジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)。
そんな彼のもとに、ある大財閥会長から40年前に起こった兄の孫娘失踪事件の調査依頼が舞い込む。
連続猟奇殺人事件が失踪にかかわっていると察知したミカエルは、天才ハッカー、
リスベット(ルーニー・マーラ)にリサーチ協力を求める。
<感想>
原作&スウェーデン版「ドラゴン・タトゥーの女」 未見
ハリウッド版も、当初観る予定はなかったのですが、映画館で観た「特報」の映像が
とにかくめっちゃカッコよくて。ナレーションなしでカット割りのみで見せるという手法。
で、本編をみると、これまたOPが予告編でも流れていたレッド・ツェッペリンの「移民の歌」をバックに
流れる映像が、とにかくカッコイイ。 フィンチャー監督はPVをたくさん手掛けた経験もあるので、
ほんとOPはPVを観てるかのようなセンスいい映像になっています。
原作&スウェーデン版を観ていないので、なんとも言えないのですが、ハリウッド版
思ってたより良かったです。
舞台の土地がスウェーデンというのが、この作品の大きなポイントではないでしょうかね。
開放的な気質ではなく、内向きな気質。それを表すかのような風景の陰影は作品全体の
雰囲気を効果的に表しています。
主人公は、記者のミカエル(ダニエル・クレイグ)ですが、映画の本質的意味合い、
インパクトからいくと、やはりリスベット(ルーニ・マーラ)がパンチ効いてましたねぇ~。
驚いたのが、この子、 「ソーシャル・ネットワーク」のエリカを演じていた子だったんですね。
=
同一人物に見えない・・・・・・・。
レイプシーンあり~の、激しいベッドシーンあり~の、文字通り体当たり演技でした。
これぞ、女優魂。 これに出演して以降、オファー殺到しているとか?
先が楽しみな女優さんがまた増えました。
ダニエル・クレイグは、相変わらず渋かったですね~。
私、こういう顔立ちはあんまり好みではないのですが、色気ありますね。
今までダニエルの顔が嫌い、というだけで、彼の作品ほとんど観てなかったのですが
これを機会に、過去の作品を観てみようと思います。
話は、ミステリーなんですが、観てると意外に早い段階で、犯人の目星はついちゃいました。
それよか、リスベットのツンデレキャラぶりが凄くて・・・・。
変態野郎の身元引き受け人への逆襲は、うげっ~となるような描写だったけど、ある意味
スカっとしたりして・・・・。
体中にタトゥーやピアスをしていても、けっこう健気な一面も見せるリスベットに好感もてました。
それだけに、ラストはちょっと切なかったなぁ~~。
スウェーデン版では、この辺りが違うらしく、リスベットはもっとタフで描かれているらしいので
そちらの方も観たくなりました。
リスベットにどれだけ共感(好感)持てるかで作品の評価が分かれる映画。
私は、ツンデレキャラにひじょーに好感持てたので、この手の映画は苦手なのですが
続編も引き続き観ようと思った作品でした。
で、結局アニタはどこ?
点数:8点 (10点満点)
<予告編 ~特報~ > インパクト大♪
<本編 オープニング映像 > めっちゃカッコイイ♪