<12月の鑑賞予定映画>
ちょいと前になるが、美容院へ行ったら有線で80年代の洋楽がいっぱいかかっていた。
で、その中で大学時代にめっちゃ流行っていたデッド・オア・アライブの
「You Spin Me Round」が流れていた。
ボーカルのピート・バーンズの声が印象的、そうそう眼帯してたよね~。
てなわけで、Youtubeで検索して久しぶりにPVを見た。
ひゃ~今からみると、なんちゅう安っぽいPVなんざんしょ。
その後「Lover Come Back To Me」とか、
いろいろヒット飛ばしましたが、最近全然聞きませんね。
そういや、ピート・バーンズはゲイだっていうのを、音楽雑誌で見聞きしたなぁ~。
イギリスでは、ジョージ・マイケルとかがそうなんで、さして驚きはしないが
彼の現在のゲイ姿がどんなものか? と思って検索してみた。
ひぇ~~~~~~~~っ!
見なきゃ良かった・・・・・夜うなされそう。。。
~あの日父を失くした少年の、喪失と再生のものがたり~
2011年 アメリカ映画 (2012.02.18公開)
配給:ワーナー・ブラザース映画 上映時間:129分
監督:スティーブン・ダルドリー
原作:ジョナサン・サフラン・フォア 「9・11文学の金字塔」
脚本:エリック・ロス
衣装:アン・ロス
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:トム・ハンクス/サンドラ・ブロック/トーマス・ホーン/マックス・フォン・シドー
ビオラ・デイビス/ジェフリー・ライト/ゾーイ・コールドウェル
<見どころ>
大好きな父親を9・11のアメリカ同時多発テロで亡くした少年が、父親の残した鍵の謎を探るべく
ニューヨーク中を奔走する姿を描く感動ドラマ。
ジョナサン・サフラン・フォアのベストセラー小説を、トム・ハンクスとサンドラ・ブロックという二人の
アカデミー賞受賞俳優の共演で映画化。名匠、スティーヴン・ダルドリーが監督を務める。
鍵穴探しの旅で父の死を乗り越え、力強く成長する少年には、映画初出演のトーマス・ホーン
を抜てき。ダルドリー監督の繊細な演出と俳優陣の演技が感動を呼ぶ。
<ストーリー>
911の同時多発テロで、大切な父(トム・ハンクス)を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)。
ある日、父の部屋に入ったオスカーは、見たことのない1本の鍵を見つける。
その鍵に父からのメッセージが託されているかもしれないと考えたオスカーは、この広い
ニューヨークで鍵の謎を解くため旅に出る。
<感想>
トム・ハンクス、サンドラ・ブロック初共演というのに加え、ダルドリー監督に、「フォレスト・ガンプ」の
脚本を書いた、エリック・ロス・・・・という豪華メンバーだけに、公開前から楽しみにしていました。
あの9・11から10年経ったんですね・・・・10年経ったからこそ、出来た作品でしょう。
もう、涙腺ウルウルでしたわ。
お父さん子だったオスカーは9・11で、突然父親を失います。
空っぽの棺で葬儀を行なうのも理解できず、父親の死を受け入れることが出来ない。
愛する父親を失ったオスカーが、どうやって悲しみを受け入れ、それを乗り越え
どう立ち直っていくか?というストーリー。
オスカーの両親に、トム・ハンクス&サンドラ・ブロック。
トム・ハンクスは、出番が思ったほどなかったのですが、すごい存在感のある演技。
サンドラもいい演技してたのですが、ちょっと印象薄い感じがしたかなぁ?
でも、話の主人公は、子役のトーマス・ホーン君。
彼、映画初出演だそうで・・・・・ほんまですか?と言いたくなるぐらい素晴らしかった。
アスペルガー症候群の疑いがある役どころですが、セリフがべらぼうに長いシーンとか
とにかく難しい役にも関わらず、自然な演技には脱帽でしたわ。
オスカーは、父との絆が相当深く、母とはちょっと距離感があり・・・・。
「(亡くなったのが)ママだったらよかったのに」というセリフは、堪えますね。
母は母で、夫が亡くなり息子とうまく接することが出来ずに苦悩する日々を送るのですが
そこは、やはり親。最後に、こういう結末があるとは、ちょっと思いませんでした。
でも、「親は見ていないようで、ちゃんと子供のことを見ている」っていうわけですよね!
大きな感動というより、じわじわ感動がくる映画でした。
あの日から10年、そういう意味でも観ておいたほうがいい1本だと思います。
点数:8点 (10点満点)