<12月の鑑賞予定映画>
クリスマスも終わり、怠けていた年賀状に先日取り組みました。
NAO家は、毎年家族写真入りでフジカラーさんにお願いしてる写真年賀状です。
(これは昨年のもの)
今年も同じように注文し、宛名だけプリンターで印刷しているのですが、
今年買ったプリンターがひどい。
以前までのプリンターは何の問題もなくいってたのに
今回のプリンターは、写真面がコーティングされているせいで
滑ってしまい、なんと斜めになって印刷されるという有様。
まとめて印刷だなんてとんでもなく、プリンターなのに
1枚ずつ入れてやるという、なんともめんどくさい作業になってしまいました。
メーカーに問い合わせたところ、同じようなクレームがあるみたいで
改善策が書かれていましたが、全然効果なかったです。
はぁ、来年から自分で写真加工してやるしかないみたいです。
めんどくさがりのNAO夫婦なので、どうなることやら?
あの、言い訳するわけじゃございませんが
斜めで宛名が届いた方、こういう処々の理由でそうなってしまったので
決して私の印刷の仕方がへたくそでなったわけではございませんので・・・・・。
予めごめんなさい。
~愛とは、生きる力~
2012年 イギリス映画 (2012.12.21公開)
配給:東宝東和 上映時間:158分
監督:トム・フーパー
原作:ヴィクトル・ユーゴー (原作小説)
アラン・ブーブリル/クロード=ミシェル・シェーンベルク(ミュージカル)
衣装デザイン:バコ・デルガド
作詞:ハーバート・クレッツマー
作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク
音楽プロデューサー:アラン・ブーブリル/クロード=ミシェル・シェーンベルク
アン・ダッドリー
出演:ヒュー・ジャックマン (ジャン・バルジャン)
ラッセル・クロウ (ジャベール)
アン・ハサウェイ (ファンテーヌ)
アマンダ・セイフライド (コゼット)
エディ・レッドメイン (マリウス)
ヘレナ・ボナム=カーター (マダム・テナルディエ)
サシャ・バロン・コーエン (テナルディエ)
サマンサ・バークス (エポニーヌ)
アーロン・トヴェイト (アンジョルラス)
イザベル・アレン (少女時代のコゼット)
<見どころ>
文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきた
ミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが
監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に
満ちた生涯を描く。主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。
彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、
『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライド
ら豪華キャストが勢ぞろいする。
<ストーリー>
ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放
されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。
1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で
働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と
知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを
耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい……。
<感想>
ユゴーの名作であり、ミュージカルの金字塔を打ち立てた作品。
ジャン・バルジャンの物語を中心に、後半は19世紀フランスの革命後の混迷に
登場人物たちが巻き込まれていく様を描いています。
劇団四季のミュージカルを観た時も感動しましたが、映画も良かったです。
私、もっとセリフがあって合間に歌うのかな?と思ってたのですが、違った。
まんまミュージカル。セリフはほとんどなく、すべて歌なので、ここまで徹底してると
思わなかったので、正直驚きました。
主演のヒュー・ジャックマンを始め、出演者の熱演には拍手もの。
歌は、あとで歌をかぶせるのではなく、生歌で撮り、後からオケがかぶさるという手法。
こちらの方が断然いいですね。感情をそのまま伝えるので、臨場感が違います。
もちろん、歌の技量はミュージカル俳優さんに劣りますが、それを跳ね除けてしまう
魂のこもった歌と演技。ミュージカルの醍醐味は歌なのだというのを改めて感じます。
個人的には、エポニーヌとアンジョルラスのキャラが好き。
ぶっちゃけ、コゼットとマリウスにはあまり共感できない。
恋敵のエポニーヌなんだけど、自分の気持ちを抑えて二人を結ぼうとする健気さ。
信念を持って命を落としたアンジョルラスにも涙でしたわ~。
あと、テネルディエ夫妻を演じた、サシャ・バロン・コーエンとヘレナは適役!!!
料理を作って、ミンチが出てくるシーンは、思わず二人が出てた「スウィーニー・トッド」
を思い出しちゃったわ。強欲な夫妻の間にどうしてエポニーヌのような
清い子が生まれたんでしょ?
ファンテーヌが歌う「夢やぶれて」、エポニーヌが歌う「オン・マイ・オウン」、
マリウス&アンジョルラスたちが歌う「民衆の歌」は、名曲中の名曲。
渾身の歌&演技に、感動しまくりでした。
まんまミュージカルなので、ミュージカルが苦手な人は不向きでしょう。
「赦し」と「救済」がテーマの一つとして描かれていて考えさせられますね。
民衆の無関心で革命が失敗に終わってしまう様は、どこか今の日本の政治を
連想してしまいます。
だからこそ、フィナーレでキャスト全員が“明るい未来を信じて、一歩ずつ進んでいこう”と
高らかに歌う姿に感動で涙が止まりませんでした。
歌の力って素晴らしい。
2012年の最後にこの映画が鑑賞出来て良かったです。 ぜひ映画館で!!
点数:10点 (満点)