<3月の鑑賞予定映画>
~その力は、正義か、破壊か~
2013年 日本映画 (2013.08.24公開)
配給:東宝 上映時間:1時間53分
監督:佐藤東弥
脚本:渡辺雄介
音楽:Nima Fakhrara
衣裳:伊賀大介
VFXプロデューサー:田中尚美
VFXスーパーバイザー:森田淳也
コスチューム・メカニカルデザイン:荒牧伸志
主題歌:BUMP OF CHICKEN「虹を待つ人」(トイズファクトリー)
出演:松坂桃李/綾野 剛/剛力彩芽/濱田龍臣/鈴木亮平
初音映莉子/光石 研/中村獅童(特別出演)/岸谷五朗
<見どころ>
1970年代にタツノコプロが制作した人気テレビアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」を
VFXを駆使して実写化したアクション。地球の危機を救うため石の力を利用して戦う
ガッチャマンの活躍を描く。リーダーの健に、『ツナグ』などの松坂桃李が抜てきされ、
メンバーとして綾野剛、剛力彩芽、濱田龍臣、鈴木亮平が共演。
『カイジ』シリーズの佐藤東弥がメガホンを取り、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ
などのVFXを担当する白組が名を連ねる。最新技術で再現されたガッチャマンの
ガジェットやアクションに期待。
<ストーリー>
21世紀初頭。謎の侵略者によって、たったの17日間で地球の半分が壊滅的な
被害を受ける。侵略者から地球を守るため、“石”という特殊な結晶体の力を引き出せる
適合者が集められる。適合者は800万人に1人。施設に集められた適合者は特殊
エージェントとしての訓練を受け、石を操る忍者、ガッチャマンとして侵略者と戦うべく
立ち上がる。
<感想>
オリジナルアニメ、タイムリーで観ていました。
毎週日曜午後6時から、コンドルのジョー観たさに観ていた小学生時代の私。
そのジョー役を、綾野剛くんが演じるのですから、期待してたし、予告編観てても
原作とは違うが実写ならではのストーリー!?と思って、かなりわくわくして行った次第。
ぶっちゃけ、予告編の作り方に騙された!
綾野くんが半分主役みたいなもんだから、寝る暇はなかったが、もぅ脚本はつまらん
戦闘も中途半端、VFXはおそまつだし、半ば呆然。
ジュン役を演じた剛力彩芽さんのキャラ設定が、ひどすぎ。
なに?このウザ加減。白鳥じゃなく、黒鳥キャラだわ。コスチュームも黒っぽいから
そんなキャラにしたのか??と言いたくなるような、ひどさ。
あとさあ~、爆発まであと数分しかない!っていうのに十数分もシーンいらないじゃん。
これが余計に話のスピード感を落とし、観ている方のテンションも下がる一方。
ふつーラストに向けて、テンションあがって行くのに、これはどんどん下がって行く・・・・。
タツノコプロ作品は、前回「ヤッターマン」が実写化されたが、これはアニメと実写の
バランスがうまくとれていて良かっただけに、「ガッチャマン」のこの酷さには、もぅガッカリ。
「ヤッターマン」を監督した、三池監督ならこんなことにならなかったのは?と思っちゃう。
話の流れは、ベルク・カッツェが女とわかった時点で、もぅ先が読めてしまい・・・・。
重厚そうな話かと思いや、ふたを開けてみれば、ケンとジョー中心の話で
あとの3人はいてもいなくてもいい感じみたいなつくりで・・・・。
人気俳優そろえてとりあえず撮ってみました感ありありで、観ていて苦痛さえ感じてきました。
松坂桃李くん綾野剛くんは、さすが戦隊&ライダー俳優出身だけあって、戦闘シーンの
立ち回りは、さすが!と感じますね。
綾野君は、影ある演技で、私もぅ萌え度炸裂でした。 良いわぁ~。
松坂桃李&綾野剛ファンには、楽しめる作品。
中途半端な恋愛ものにしてしまったおかげで、スケール感の小さい残念な作品
となってしまいました。エンドロール後のシーン・・・・・続編やるつもりですかね?(T▽T)
そうそう・・・・ベルク・カッツェの衣装、ドロンジョ様に見えてしかたなかった~。
点数:3点 (10点満点)