<12月の鑑賞予定映画>
~運命がくれた、今日が愛しい。~
2014年 アメリカ映画 (2015.02.20公開)
配給:20世紀フォックス映画 上映時間:126分
監督:ジョシュ・ブーン
原作:ジョン・グリーン 『さよならを待つふたりのために』(岩波書店刊)
脚本:スコット・ノイスタッター/マイケル・H・ウェバー
音楽:マイク・モーギス/ナサニエル・ウォルコット
日本版イメージソング: AAA
出演:シャイリーン・ウッドリー/アンセル・エルゴート/ローラ・ダーン
ナット・ウルフ/ウィレム・デフォー
<見どころ>
ジョン・グリーンのベストセラー小説「さよならを待つふたりのために」を基にした青春ロマンス。
ガン患者の集会で出会った若い男女が恋に落ち、憧れの作家と対面しようとオランダへ
旅する姿などを追う。シャイリーン・ウッドリーとアンセル・エルゴートがカップルを熱演、
その脇をローラ・ダーン、ウィレム・デフォーら実力派が固める。残り少ない時間の中で懸命に
生を全うしようとするヒロインの姿に熱くなる。
<ストーリー>
末期ガンながらも、薬の効果で深刻な状態を免れているヘイゼル(シャイリーン・ウッドリー)。
だが、学校にも通えず、友人もできず、酸素ボンべなしでは生活できない。そんな中、
ガン患者の集会で骨肉腫を克服したガス(アンセル・エルゴート)と知り合う。
ヘイゼルに惹かれたガスだが、彼女に距離を置かれてしまう。ヘイゼルに振り向いて
もらおうと、彼女が敬愛する作家にメールを送って返信をもらうことに成功するガス。
それをきっかけに、二人は作家に会おうとオランダへ旅行に出るが……。
<感想>
主人公が難病を抱える・・・という映画でしたが、決してお涙頂戴に仕上がってなく
自分が先が長くない、ということを認識しつつ、それを受け入れるために自分なりに
努力し向き合っていて、泣けるんだけど爽やかさを感じました。
主役の2人がとても爽やかに演じていて良かったし、意外なところでウィリム・デフォーが
出ていたのにもびっくりしました。いいスパイスが効いていて良かったです(笑)
主人公はヘイゼルでしたが、観終った後はガスの魅力が印象に残ったなぁ~。
だから、まさか最後そういう展開になるとは思いませんでした。
「君に傷つけられるなら本望だ」とか言われてみたいです、ハイ。(そこかよっ!)
それと、
「自分があの人の記憶に残りたいと思えるかどうか、そのためにどれだけ行動するかだ」
このセリフが劇中で一番ズドンと来ましたね。
私的には泣くほどではなかったですが、葬儀は死者の為ではなく、生きている人の
為に行うこと、そして、↑の台詞にグラっときました。
私も大切にしたいと思っている人の記憶に残りたいので、ちゃんと残ってもらえるように
日々生活したいな・・・・なんて思いながら鑑賞しました。
男性よりは女性向けの映画かな? でも、素直にいい映画でした。
点数:8点 (10点中)