<2月の鑑賞予定映画>
~・・・ボクを・・・なぜ怖がるの?~
2015年 アメリカ映画 PG12指定 (2015.05.23公開)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 上映時間:2時間
監督:ニール・ブロムカンプ
脚本:ニール・ブロムカンプ/テリー・タッチェル
衣装:ダイアナ・シリアーズ
音楽:ハンス・ジマー
出演:シャールト・コプリー/ヒュー・ジャックマン/シガーニー・ウィーヴァー
ニンジャ/ヨ=ランディ・ヴィッサー/ホセ・パブロ・カンティージョ/デヴ・パテル
<見どころ>
『第9地区』『エリジウム』の鬼才ニール・ブロムカンプが手掛けたSFアクション。
人工知能を搭載したロボットのチャッピーが自身を誘拐したストリートギャング
たちと奇妙な絆を育みながら、壮絶な戦いに巻き込まれていく。『第9地区』にも
出演したシャールト・コプリー、『X-MEN』シリーズなどのヒュー・ジャックマン、
『愛は霧のかなたに』などのシガーニー・ウィーヴァーなど、実力派や個性派が
出演。純粋無垢(むく)なチャッピーの愛らしい姿やリアルな造形に加え、
すさまじいアクションの数々も見もの。
<ストーリー>
2016年、南アフリカ。ディオン(デヴ・パテル)は、世界初の自身で感じ、考え、
成長することができる人工知能搭載ロボットのチャッピーを開発する。しかし、
世界でも有数の危険地帯ヨハネスブルクに巣食うストリートギャングにチャッピーと
一緒に誘拐されてしまう。起動したばかりで子供のように純粋なチャッピーは、
ストリートギャングのメンバーたちと接し、彼らから生き抜くためのスキルを
学んでいく。圧倒的スピードでさまざまな知識を吸収していくものの、
バッテリー残量が5日分しかなく……。
<感想>
ただのロボット映画だろうと思って鑑賞しましたが、意外に奥が深かったですね。
人工知能を持ったチャッピー、てっきり開発者のディオンに育てられると思いきや
ギャングに拉致され、彼らによって育てられることになっちゃいます。
人間もそうですが、ロボットも育つ環境って大事なのね・・・・。
ギャング役の2人って、本業ラップグループなんですね。
最初、怖かったけれど、チャッピーに出会って、ヨーランディは母性に目覚めるし
ニンジャも、だんだん頼もしく?なっていくし、最後家族のようになっていく様は
ジーンときちゃうと同時に考えてしまいました。
今回、びっくりしたのが、ヒュー・ジャックマンがめっちゃ悪役だったこと。
特に自分のロボットを操縦している表情は、ちょっと怖かったです。
怪演は、必見の価値ありです。シガニー・ウィーバーも出演していましたが
彼女の使い方は、非常にもったいなかったです。
ディオンの会社のセキュリティーが、甘すぎるだろう~などのツッコミは満載でしたが
最後まで飽きずに観ることが出来ました。
知識をデータ化したら、ああやって永遠に生きることが出来るんでしょうか?
なかなか哲学的な映画でした。
しかし、知識をデータ・・・・あれ? 「トランセンデンス」みたいだね(笑)
点数:8点 (10点中)