<2月の鑑賞予定映画>
~復讐の先に、何があるのか~
2015年 アメリカ映画 R15+指定 (2016.04.22公開)
配給:20世紀フォックス映画 上映時間:2時間37分
監督・脚本・製作:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
原作:マイケル・バンク
音楽: 坂本龍一/カーステン・ニコライ
脚本:マーク・L・スミス
衣装デザイナー:ジャクリーン・ウェスト
視覚効果スーパーバイザー:リッチ・マクブライド
出演:レオナルド・ディカプリオ/トム・ハーディ/ドーナル・グリーソン
ウィル・ポールター/フォレスト・グッドラック/デュアン・ハワード
ポール・アンダーソン/クリストッフェル・ヨーネル/ジョシュア・バージ
ルーカス・ハース/ブレンダン・フレッチャー/アーサー・レッドクラウド
グレイス・ドーヴ
<見どころ>
レオナルド・ディカプリオと、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
などのアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督がタッグを組んだ話題作。狩猟中に瀕死の
重傷を負ったハンターが、自分を荒野に置き去りにした仲間に復讐するため壮絶な
サバイバルを繰り広げるさまを描く。主人公の宿敵には、『インセプション』で
ディカプリオと共演しているトム・ハーディ。オスカー常連のカメラマン、
エマニュエル・ルベツキが自然光のみで撮り上げた臨場感あふれる映像にも注目。
<ストーリー>
アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は
狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死の重傷を負うが、同行していた仲間の
ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に置き去りにされてしまう。かろうじて死の
ふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、
大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。
<感想>
予告編を散々見て、こういうたぐいの映画は苦手だとわかっていても
やはりレオ様が悲願のオスカーを受賞した作品なら、見るっきゃないでしょう!
というわけで、公開早々に観に行ってきました。
暗い&重い&後味悪い、、、でしたが、ディカプリオの鬼気迫る演技は、圧巻。
これで獲れなきゃおかしいでしょ!?というぐらいの迫真の演技でした。
全編自然光による撮影なので、寒々しい光景・雄大さの臨場感はド迫力。
その映像に坂本龍一の無機質な音楽が重なり、効果倍増と言った感じでした。
ただ、坂本色だいぶ抜けてましたね。言わなかったら坂本さんってわかんないだろうな。
それにしても熊にあれだけやられても生き抜けるとは、スーパーマン並みの
生命力というほかないですね。ふつう、死んでますよ・・・・。
生き抜くために、生魚やバッファローの生肉を食らいついたり、死んだ馬の内臓をえぐり
取って、体の中に入り込んで寒さをしのいだり。。。。とサバイバルも興味深く観ることが
出来ました。人間、あそこまで出来るもんなんですね。。。。。
ストーリー的には単純な復讐劇だが、その過程に至るまでの静かに激しく・・・・が凄い。
イニャリトゥ監督は、昨年の「バードマン」に引き続き2年連続の作品賞受賞。
凄いですね。個人的には、「バードマン」より、こちらの作品の方が好みでした。
ただ、157分ずっと重苦しいので、観終った後は、どっと疲れます。
何回も観る作品ではないですが、1度見るなら、やはり映画館で観た方が賢明。
この映像美は、でっかいスクリーンでこそ見る価値がありますね。
とにもかくにも、レオ様、オスカーほんとにおめでとう!!!
点数:9点 (10点中)