<3月の鑑賞予定映画>
~「愛」と「野望」、激突!~
2017年 日本映画 (2017.08.26公開)
配給:東宝/アスミック・エース 上映時間:2時間29分
監督・脚本:原田眞人
原作:司馬遼太郎 『関ヶ原』(新潮文庫刊)
音楽:富貴晴美
美術:原田哲男
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
衣装:宮本まさ江
殺陣:森聖二
馬術指導:田中光法
馬担当:芳川透
出演:岡田准一(石田光成)/有村架純(初芽)/役所広司(徳川家康)/平岳大(島左近)
東出昌大(小早川秀秋)/中越典子(花野)/北村有起哉(井伊直政)/蛇伯(伊藤歩)
音尾琢真(福島正則)/和田正人(黒田長政)/滝藤賢一(豊臣秀吉)/キムラ緑子(北政所)
西岡徳馬(前田利家)/大場泰正(大谷刑部)/山村憲之介(島信勝)/中嶋しゅう(赤耳)
堀部圭亮(八十島助左衛門)/生島翔(宇喜多秀家)/中村育二(増田長盛)
春海四方(安国寺恵瓊)/麿赤児(島津維新入道)/三浦誠己(島津豊久)
辻本晃良(上杉景勝)/天乃大介(本田忠勝)/吉村界人(松平忠吉)/松角洋平(加藤清正)
関口晴雄(細川忠興)/松山ケンイチ(直江兼続)/壇蜜(尼僧妙善)
<見どころ>
司馬遼太郎の著書を、『日本のいちばん長い日』などの原田眞人監督が映画化。
豊臣秀吉亡き後の天下をめぐり、徳川家康を総大将とする東軍と、石田三成率いる西軍が
激突した「関ヶ原の戦い」を描く。これまで描かれてきた人物像ではない三成を岡田准一、
策略を駆使し三成を追い詰めていく家康を役所広司、三成への恋心を胸に彼を支え続ける
忍びを有村架純が演じる。日本の戦国時代における重要な合戦が、どのような切り口で
映し出されるのか注目。
<ストーリー>
豊臣秀吉の死後、豊臣家への忠義を貫く石田三成(岡田准一)は、天下取りの野望に
燃える徳川家康(役所広司)と対立を深めていく。そして1600年10月21日、長きにわたった
戦国時代に終止符を打った歴史的合戦「関ヶ原の戦い」は、早々に決着がついた。
有利と思われた三成率いる西軍は、なぜ家康率いる東軍に敗れたのか……?
(シネマトゥディより)
<感想>
原作=未読
日本史で必ず学ぶ「関ヶ原の戦い」の話。
佐和山城のあった彦根出身の私としては、興味深い映画でした。
映画冒頭の「三献の茶」のシーンは、彦根にある天寧寺でのロケ。五百羅漢が有名で
映画にも映っていましたね。佐和山城のあった佐和山は、今は城もないので人気もなく
寂しいですが、小さい頃、よくふらっと登りに行ってました。佐和山から見る彦根城の景色が
なかなか素敵なんです。ここに五層の天守閣があったとは今では想像もつきません。
映画に話を戻しますと、原作が膨大で149分によくまとめたなぁとは思いましたが
いかんせん、台詞の読み回しが早すぎて、何を言ってるのかわからないところが
結構ありました。私の耳が衰えたのかな?なんて思ってたが、他のブロガーさんの所を
見ていると、同じような感想を述べてる方が多かったので、ちょっと安心^^;
あと、登場人物がとにかく多いのでセリフ早読みも加えると、歴史背景をあらかじめ
きちんと把握して観たほうが楽しめるかと思います。でないと、たぶんちんぷんかんかも?
個人的に、島左近を演じた平岳大さんがイメージぴったりだなぁと思いました。
お父様に似てらっしゃいますが、お父様より好みの顔です(笑)
どういう原因で、天下分け目の合戦になったのかという説明がほぼ無かったのが
かなり不満でしたが、面白く観ることは出来ました。
ただ、これは時代劇初心者には、少しハードルが高いかと思います。
点数:7点 (10点満点)