<4月の鑑賞予定映画>
~やさしさの半分は、勇気でできている~
2017年 アメリカ映画 (2018.06.15公開)
配給:キノフィルムズ 上映時間:113分
監督:スティーヴン・チョボスキー
原作:R・J・パラシオ 『ワンダー』(ほるぷ出版刊)
脚本:スティーヴン・チョボスキー/スティーヴ・コンラッド
音楽:マーセロ・ザーヴォス
出演:ジュリア・ロバーツ/オーウェン・ウィルソン/ジェイコブ・トレンブレイ
マンディ・パティンキン/イザベラ・ヴィドヴィッチ/ダヴィード・ディグス
ダニエル・ローズ・ラッセル/ナジ・ジーター/ノア・ジューブ/ミリー・デイヴィス
ブライス・ガイザー/エル・マッキノン/ソニア・ブラガ
<見どころ>
R・J・パラシオの児童小説を、『ウォールフラワー』などのスティーヴン・チョボスキーが
映画化。外見からわかる先天性の障害がある少年が、困難に立ち向かう姿を描く。
主人公に『ルーム』などのジェイコブ・トレンブレイ、彼を愛情深く支える両親を
『エリン・ブロコビッチ』などのジュリア・ロバーツと『ミッドナイト・イン・パリ』などの
オーウェン・ウィルソンが演じる。
<ストーリー>
生まれつき顔立ちが人と違う少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼いころから
自宅で母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と勉強してきた。10歳になり学校に通い
始めた彼は同級生と仲良くしたいと願うが、じろじろ眺められたり避けられたりする。
しかし彼の行動が、周囲の態度を少しずつ変えていき……。
<感想>
予告編から公開楽しみにしていました。ジュリア・ロバーツが出演だしねぇ~
予告編で感動もの且つ終りの展開は見当はついていましたが、主人公だけに焦点を
充てるのではなく、家族一人ひとりの視点をチャプターごとに分けてのストーリー構成が
この映画をさらに魅力あるものに仕上げていたのが、すごく印象に残りました。
とりわけ、姉・ヴィアの立場には、うるうるきてしまいました。
久々に、ジュリア・ロバーツが出演の映画(「マネー・モンスター」以来)を観ましたが、
どの作品を見ても、彼女の存在感を感じます。この作品の彼女も素晴らしかった。
改めて、素敵な女優さんだなぁ~と思いました。
登場人物は、だいたいが善人。いじめっ子も出るが、最後には和解しちゃうし。
いじめっ子ボスの両親以外は・・・・・「人が傷つけあうのって普通でしょ?」って・・・。
ただ、現実にはこの人たちのように、心無い言葉や偏見的に見る人はたくさんいると思います。
映画は、こうであってほしいな、という作り手の願いも加味しているような気がしますが
私は、映画はそれでいいんだと思います。
大人はもちろんですが、子どもたちにも見てもらいたいですね。
まだ1年の半分残っていますが、今年の個人的洋画部門のベスト3圏内に入る映画確定。
点数:10点 (10点中)