<2月の鑑賞予定映画>
~2つの家族。親たちがついていた命がけの嘘と秘密とは?~
2021年 日本映画 (2021.10.29公開)
配給:ワーナーブラザース映画 上映時間:
監督:前田哲
原作:瀬尾まいこ 「そして、バトンは渡された」(文春文庫刊)
脚本:橋本裕志
音楽:富貴晴美
インスパイアソング:SHE'S
美術:倉本愛子
衣装:宮本茉莉
出演:永野芽衣/田中圭/岡田健史/稲垣来泉/朝比奈彩/安藤裕子/戸田菜穂
木野花/石原さとみ/大森南朋/市村正親
<見どころ>
第16回本屋大賞で大賞を受賞した、瀬尾まいこの小説を原作にしたドラマ。
血のつながらない親のもとで育った女性と、まな娘を残して失踪した女性の運命が
意外な形で交錯していく。『老後の資金がありません!』などの前田哲がメガホンを
取り、『いぬやしき』などの橋本裕志が脚本を担当。『君は月夜に光り輝く』などの
永野芽郁、『mellow メロウ』などの田中圭、『忍びの国』などの石原さとみをはじめ、
岡田健史、大森南朋、市村正親らが出演している。
<ストーリー>
血のつながらない親たちをたらい回しにさせられ、名字を4回も変えた森宮優子
(永野芽郁)。いまは義父・森宮さん(田中圭)と二人暮らしをする彼女は、
不安ばかりな将来のこと、うまくいかない恋や友人たちとの関係に悩みながら、
卒業式で弾く「旅立ちの日に」のピアノの特訓に打ち込んでいた。
やがて彼女の人生と運命は、かつて深い愛情を注いでいた娘みぃたんを残して
姿を消した女性・梨花(石原さとみ)と不思議な形でつながる。
<感想>
「泣ける泣ける」という宣伝でしたが、私にとってはボロ泣きするほどではなく
ウルっとするぐらいの映画でした。(館内はすすり泣く方多数でしたが)
「命がけの秘密と嘘」というキャッチコピーも、前半でおおよその
見当はつきましたし、そう感じさせるカットや表情もあったので
思った通りの展開で終わってしまいました。
ピアノがキーワードでしたが、「旅立ちの日」の合唱シーンは
やはりジーンときますね。私の子供たちもこの歌、合唱していましたが
ウルウルきますわ。あと、お金持ちの再婚相手のお宅のピアノが
ベーゼンドルファーなのもテンションあがりましたね。
この映画でピアノを奏でる音色なら、ベーゼンドルファーのふくよかな
音色の方がしっくりきます。
みぃたんを演じた稲垣来泉ちゃんは、三浦春馬君主演ドラマ「TWO WEEKS」
でも、素晴らしい演技されてましたが、今回も素晴らしかった!
永野芽衣さん・石原さとみさんも難しい役どころでしたが役に合ってて
本当に良かったです。
予告編ほどの感動は薄かったですし、ちょっと尺が長すぎるような気も
しましたが、楽しめました。
ロッシーニ風の肉料理、一度味わってみたいです。
点数:8点/10