<12月の鑑賞予定映画>
~時代を追うな。夢を追え~。~
2020年 日本映画 (2021.10.15公開)
配給:東宝/アスミック・エース 上映時間:148分
監督:原田真人
原作:司馬遼太郎 「燃えよ剣」(新潮文庫刊/文藝春秋刊)
脚本:原田真人
音楽:土屋玲子
美術:原田哲男
衣装デザイン:宮本まさ江
出演:岡田准一/柴咲コウ/鈴木亮平/山田涼介/尾上右近/山田裕貴
たかお鷹/坂東巳之助/安井順平/谷田歩/金田哲/松下洸平
村本大輔/村上虹郎/阿部純子/ジョナ・ブロケ/大場泰正
坂井真紀/山路和弘/酒向芳/松角洋平/石田佳央/渋川清彦
大場泰正/マギー/三浦誠己/吉原光夫/森本慎太郎/柄本明
市村正親/伊藤英明
<見どころ>
司馬遼太郎のベストセラー小説を原作にした時代劇。新選組の副長・土方歳三の姿を、
近藤勇や沖田総司といったほかの志士たちの人生と共に活写する。
監督は『クライマーズ・ハイ』などの原田眞人。『関ヶ原』で原田監督と組んだ
岡田准一をはじめ、NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの柴咲コウ、
同じく大河ドラマ「西郷どん」などの鈴木亮平、『暗殺教室』シリーズなどの
山田涼介、『悪の教典』シリーズなどの伊藤英明らが共演。池田屋事件の舞台と
なった旅館・池田屋を再現している。
<ストーリー>
江戸時代末期、黒船来航と開国の要求を契機に、天皇中心の新政権樹立を目標と
する討幕派と、幕府の権力回復と外国から日本を守ることを掲げた佐幕派の対立が
表面化する。そんな中、武士になる夢をかなえようと、近藤勇(鈴木亮平)や
沖田総司(山田涼介)らと京都に向かった土方歳三(岡田准一)は、徳川幕府の
後ろ盾を得て芹沢鴨(伊藤英明)を局長にした新選組を結成する。討幕派勢力の
制圧に奔走する土方は、お雪(柴咲コウ)という女性と運命の出会いを果たす。
<感想>
五稜郭の戦い直前にフランス軍士官からのインタビューに答える土方の
回想形式で話が始まり、五稜郭の戦いがラストという構成。
新選組の始まりから池田屋事件を経ての五稜郭の闘いまで
とにかく慌ただしく進むので、歴史の予備知識が多少ないと
おいてけぼり感を感じるかも?
岡田准一さん、鈴木亮平さん、山田涼介さんの3人は役とはまってましたね。
意外だったのが、お笑い芸人の金田哲さんと村本大輔さん。思ってた以上に
ハマっていました。
芹沢鴨暗殺は、女と寝込みのところを襲われたのは知っていましたが
映像に起こすとエグイですね・・・。PG指定にならなかったのが不思議。
こうして見てみると、やはり会津藩が気の毒で仕方ない(涙)
個人的には、音楽の使い方がうまいなと思いました。
特に池田屋事件ではカルメンのハバネラ、五稜郭の戦いではアルビノーニの
アダージョなど、大事なシーンでクラシックの曲をアレンジしているのが
良かったですね~。
映画見終わった後で知ったのですが、池田屋界隈の街並みのオープンセットが
私の実家がある彦根で作って撮影されたそうで。
彦根藩藩主だった大老・井伊直弼が桜田門外の変で暗殺後、倒幕派が暴走した
為に結成されたのが「新選組」。なんだか不思議な縁だな~と感じます。
慌ただしい映画ですが、スクリーンで観る価値ありです。
点数:7点/10