くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

セレベス・エクスプローラー3日め

2008-09-07 21:10:54 |  ダイビング


pisang.jpgバナナがヤッテキタ!
退屈な日曜日。
朝、フィンランド人の見送りのほか、することはなかった。
ヒマにまかせて、まだ青いバナナを何本食べたことか・・・
朝早くには、まだだいぶ青臭かったが、時間の経過とともに、どんどん甘くなってきた。
新しいゲストたちも早い時間帯に到着したが、船は、ずっとセンポルナの港に泊まっていた。「あ!船が動いている!」「ちがうよ、動いてないよ。」と、そんな会話ばかりが繰り返される。窓から見える景色がかわり、船が発進したように見えても、単に風で、アンカーにつながった船の向きが変わっているだけなのだ。

以前は、午前中はシブアンで1本潜ったが、今は、もうない。乗船前から、ダイビングは午後にならないとない、と聞いていて、承知していても、退屈だ。午後、ダイビングがあるから、ビールを飲んで、のんびりなわけにもいかない。島だったら、ビーチでごろり、水上コテージだったら、部屋のバルコニーでくつろぐとか逃げ場があるが、船はそれがない。センポルナで停泊しているところで、トップデッキに行って、水着でごろりでもないだろう。それに、空も曇っている。

結局、セレベス・エクスプローラーがセンポルナを離れたときには、もう13時をいいかげんまわっていた。トムが降り、かわりにジェリーと、オージーのゲストが乗ってきた。昼食後、またまたトップデッキでくつろぐ。きょう乗船した、スペイン人カップルの、ダンナさんが寝ていた。このダンナ、小柄だが、体はがっちりしていて、こわもてなのだ。うるさいと怒られるかな、と言いつつ、普通にバカ話をしていると、むくっ、と起き上がり、話しかけてきた。話すとフレンドリーで、笑えば、笑顔はチャーミングだ。奥さんは、すらりとしていて、ダンナより背が高く、肝がすわった、いい感じのナイスカップルだ。そのあと、天然のフランス人のおじさんとおじいさんの中間くらいのムッシュが上がってきた。さかんに双眼鏡で、「カパライ?カパライ?」と見ていた。私も、双眼鏡で、島を見ることになった。こうして、日欧交流をしながら、まあ、何もしない、こんな時間も贅沢だね、と言いながら、早くマブールに着かないかなぁ・・・と思っていた。

omon.jpgこうして、マブールに着いたのは、16時すぎ。到着してまもなく、SMARTの水上コテージ下のハウスリーフで潜る。ここに潜るのは3度目。いつも透明度が悪いが、きょうもまた著しく透明度が悪い。ブリーフィングの時に見るマップでは、普通の漁礁、家型漁礁、沈めたボートなど、さまざまな漁礁が、全部で30箇所くらいあるようだが、となりの漁礁が見えるか見えないかといった濁り具合で、コンパスなしじゃ、どこに何があるやら、さっぱりわけがわからない。とにかく、いろいろ漁礁を建てて、いらないボートやビール瓶、廃材を沈めた感じだ。どうしても、好きになれないこのポイントで見たものは、SKさんが見つけて教えてくれたオオモンイザリウオ。あとはたまたま見つけたボロカサゴの擬態系2発で終了。
どちらかというと、ここで潜るよりも、むしろ、エントリーポイントで、まん前に見える、SMARTの、カンダマンスパでマッサージを受けていたいくらいだ。SMART滞在を熱望いているが、ここに潜ると、やっぱりセレベスに乗るしかないなぁ、と思ってしまう。

sunset_celebes.jpgエキジットすると、もうサンセット。ナイトはもちろん行かないので、1ダイブだけでこの日は終了。

半日以上することがなかったので、時間がたつのが、とてもゆっくりだった。なんだか1日中何もすることがなく、だらだらと家で過ごし、夕方ちょっとコンビニに行ってみた、そんな感じだ。

あしたはシパダン。きょうまでのダイビングが、事前に期待していた本数より2本少ない。いつもナイトに行かないのが悪いんだけどね・・・。