くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

プロウ・ウェー ガパンビーチ

2009-01-26 22:23:06 |  旅行
ロンリープラネットをして、
People don't come to Pulau Weh for the nightlife or the bikinis.
プロゥ・ウェーには、ツーリストむけの宿泊施設やダイビングサービスはあるものの、観光開発はほとんどされていない。


ガパン・ビーチの入り口。ここから坂道を下ると、ビーチがある。




ガパン・ビーチには、ビーチパラソルも、チェアもない。
ムスリムのローカルのファミリーが、服をきたまま水遊びをしているか、小さなこどもだったら、まっぱで泳いでいるような、のんびり、ほのぼのした場所なのだ。




ビーチの裏手は山。ココナッツや熱帯の樹木が生い茂っている。




高台からの景色も美しい。




ビーチの内側にはレストランが5件ある。レストランといっても、屋根だけついたオープンエア、古びたテーブルと椅子を置いただけの、超シンプルな海の家といった感じだ。アチェニーズフードと、洋食が中心。アルコールも売っていない。ちなみにビンタンビールはルンバルンバで買える。飲み物が5,000~12,000ルピア、食事が15,000~30,000ルピアくらい。

ミーゴレンについてはインスタント麺らしく、味に限界がある。受験生の夜食っぽい。ライスはライスだけで食べると、お米自体の精米がよくなく、あんまりおいしくないが、ナシゴレンになって出てくるとおいしく食べられる。エビの唐揚げはかなりおいしかった。それからミーゴレンやナシゴレンについてくる、焼いたツナもおいしかった。スパイシーなアチェニーズフードであるが、ナシゴレンもミーゴレンもチャプチャイも、同じ味付けなので、飽きはする。
マレーシアからのリピーターの男性が帰るときに、「また来る?」と聞いてみたら、どうだろうといったように首をかしげ、「スラウェシの南に行きたいってのもあるし、ここはどのレストランに行っても、ぜんぶ同じ調理方法で味だし・・・」と言っていた。まあ、そんな感じだ。


ガバン銀座の様子。
 ↓



物資の乏しい土地柄、食事代は、バリのワルンなんかよりずっと高い。オーダーしてから、ゆるゆる作り始めるようで、なかなか出てこない。どこの店も、メニュー、味付けにはあまり差はないように思う。


ルンバルンバのお隣が、ダンダンナ。

ダイビングでルンバルンバを使う人が多いので、この店を使う人は多い。
近いので、ついついここに行きがちである。生のバナナジュースがとてもおいしかった。

ルンバルンバを背に、海を左手に歩いていくと、もう1件のダイビングサービス「プロゥ・ウェー・ダイブ・リゾート」がある。




その先にガパン・ジャヤ。おばあさんがやっている。ここのメニューがいちばんアチェニーズ色が強いらしい。




続いてリンボーレストラン。ここでは食べずじまい。




ルンバルンバから一番遠い、といっても3分ほどのゼロ・カフェ。



ゼロ・カフェには、いつもローカルのお客さんが複数いるので、おいしいのではないかと思ったら、やはりおいしかった。



ゼロ・カフェの先に「ママ・ジャングル」というのがあるが、こちらは家庭料理が食べられるらしい。午後に予約する必要があるみたい。

ビーチには「ママ・ドーナツ」といわれるドーナツ売りのおばさんがいる。
だいたいルンバルンバのダイブショップの前にすわっている。
緑色のバスケットの中には、ドーナツ、カヤジャム、豆の入ったお菓子、野菜の
天ぷらがぎっしり入っていて、おひとつ2,000ルピア。これがまたおいしいのだ。ダイバー、スタッフにとぶように売れ、朝のダイビングボートが出る前にまだいぱいあるからと、帰ってからにしたりすると、なくなっていたりする。なくなればママはまたドーナッツを揚げてやってくる。クリスピークリームドーナツやドーナツプラントにはない、心温まる味。




ガパン・ビーチにはたくさんの犬がいる。
ルンバルンバの犬は、よく散歩のお供をしてくれた。



私がレストランに入れば、レストランの前で座って待ってもくれる。
犬といえば、いちどドーナッツの入った袋を持ったまま歩いていたら、次々犬がついてきて、ハンメルの笛吹きみたいになった。「あげないよ。」と言ってもみんな期待の目で、歩くほどに犬の数が増える。でも、別の方向から1匹また犬が来たら、いきなり一組交尾をはじめてしまった。食い気よりも色気が大事?


ガパンビーチでは、ローカルの人々も観光ずれしていなくて、適度な距離感をたもっている。島を訪れる人々も、ここまでやって来る人に悪い人はいない、といった感じだ。

ロンリープラネットのプロウ・ウェーの冒頭に、
You are in for a real treat at Pulau Weh.
とあるが、ガパンビーチにいれば、それがよくわかる。




プロゥ・ウェー ルンバルンバリビング事情

2009-01-26 22:04:03 |  旅行
「ルンバルンバ・ダイビング・センター」に併設された「ルンバルンバ・リビング」。
1泊25ユーロ。食事なし。

1棟2ユニットのコテージで、すべての部屋に広々としたベランダがついている。
ベランダの間には板が張ってあるので、隣が見えることはない。



部屋のドアやベランダのとびらはすべてガラス張りなので、圧迫感がない。
ガラスには、すべて簾がおろせるようになっている。

部屋はシンプルで広々としている。

ベッド。



ソファーとテーブル。



流しと冷蔵庫、ケトルがある。



冷蔵庫に1.5リットルのミネラルウォーター1本がコンプリメンタリーで入っている。
コーヒー・ティーセットもある。ミネラルウォーターがなくなったら、新しいボトルを
買うのではなく、レフィルと称して、ダイブセンターにあるウォーターサーバーの水を
3000ルピアで詰めることが推奨されている。自然にやさしく。



浴室は、トイレ+シャワー+マンディがある。
シャワーは、出もよくないし、いつまで待ってもお湯にはならなかった。
水シャワーである。
バスタオルは部屋にそなえつけてあるが、ベッドのリネンともども、申し出なければ
交換はしてくれない。洗剤で自然破壊をしないため配慮らしい。

マンディはインドネシア特有の水浴びのための浴槽で、全自動洗濯機ほどの水槽に
水がためてあり、そこから手桶で水をすくって水浴びをするためのもの。

とにかく夜になると虫が多い。ベッド横のリーディングライトをつければ、そのまわりの
ベッド上には小さな羽虫がばらばらと落ちている。こうやってラップトップでネットして
いると画面に虫が飛んできて止まる。蚊もいっぱいいる。ときどきチクリとさす虫もいる。
蚊取り線香とバイエルン製のベープマット的なものはある。ちなみに、ベッドの頭上の壁
には扇風機が据え付けてあり、扇風機を回すことで蚊を追い払うこともできるという意図
らしい。ただ、扇風機をまわし続けたまま眠り続けたら、脱水症状で死んじゃうかも、と
つっつこみたい。というわけで、とにかく虫が多い。それもそのはず、高窓が常時開いて
いるので、虫さんのお出入りが自由な構造なのだ。一方、バスルームの高窓は閉じられた
ままなので、こっちをあけてほしい。クモも、ベランダ、室内、おかまいなく糸をひいて
いる。

カブトムシ以外の虫はいやだ。そうはいっても、必要は発明の母か、だんだん自分で対処
するようになってくる。蛾がこちらに飛んできたら絶叫するが、弱ってるやつは、自分で
ホウキで外に追い出した。

マンディの水は白く濁っているし、虫は浮いているし、絶対無理と最初は思っていても、
ちょっと水が出なくなると平気でマンディを使って水浴びもするし。どんどん強くなる。
でもやはり正直つらい。虫が降ってこないように蚊帳がほしい。部屋にたくさんいるゲッコ、
もっと虫を食べてくれないかな。

Pulau Weh 4日目

2009-01-26 20:52:27 |  ダイビング
Gong Xi Fa Chai。旧暦の元日だ。きょうもダイバーでいっぱい。

1本目 Pantee Peunateung
よく晴れているし、大潮だけれど、やはり透明度はあがらない。水深5メートルから20メートルくらいまで、広大なプラトーになっており、プラトーの四隅がドロップオフになっている。エントリーはプラトーの上、エッジをめがけて、しばらく潮に逆らって泳ぐ。適度なアゲインストで、水の抵抗がなんだか心地よい。ここも巨岩ごろごろ。ドロップオフにたどりつくと、ハタタテダイやウメイロモドキが群れていた。ここもウミウチワの群生がすばらしい。バラクーダの群れは、スリムでこぶりで、すぐにいってしまう。ギンガメの群れも、規模が小さいが、人慣れしていないらしく、あっという間に通り過ぎ、また人を見に来るといった感じ。



2本目 Batee Tokong
こちらも大きな根の上とまわりを潜るポイント。
クダゴンベやオニオコゼを見ながら泳いでいくと、ロックの影にハダカハオコゼが2匹ひらひら。かわいい!彼らをとろうとしても、激しくキンギョが通過するので、なかなかうつせない。ここも、もの凄い量のキンギョハナダイが群れている。その下でうつぼがめちゃめちゃにらんでいる。



うつぼが穴から出て泳いでいたり、ウツボ同士が喧嘩していたり、ヒレミノカサゴがそこらじゅう漂っていたりで、ヨーロピアンごのみな光景が多い。

浅瀬に上がってくるにつれ、カレントがとても強くなっていた。潮通しのよい場所の透明度はかなりアップしていたが、すこし落ち着くとそうでもない。でも、ここがプラウ・ウェーに来て、いちばんおもしろいポイントだと思った。浅瀬はなんか、平和な熱帯魚水槽に入ってしまった気がするほど、カラフルなやつらばかりだった。



きょうは2本とも、イタリアーノのルカが担当、オージーの女性とフランス人の男性と、私の4人で潜る。とにかくよく泳いだ。サービス精神旺盛なイタリア人気質か、けっこういろいろみつけてくれた。エントリーしたとき、フランス人がマスクを落とし、どんどん沈んでいくので、拾いにいった。水面でエントリー前、そしてエキジット後ものすごく感謝される。


夕方、おなかがすいたので、ビーチでどーなっつを売っている女性、通称ママドーナツからドーナッツ類を6個も買ってしまう。おやつと明日の朝食用。そしてお隣のダンダンナでナシゴレンとバナナジュース。ここのナシゴレン、ドライでけっこういけるし、ついてきたツナがうまい。

運動量が多かったので、早くも消化してしまったようだ。
でも朝までがまん、がまん。