まだ真っ暗な中、ガラガラガラ…アンカーをあげる音。
約束どおり、5時45分に船はセンポルナを出発。
この船は、常時ミシミシ言っているが、走るとミシり度アップで、分解するんじゃないかという不安にかられる。
おまけに船足が、以前よりさらに遅くなったように思う。
いつまでたっても明るくならず、ラウンジにあがると、雨。
何時間もかけて、マブールに到達、そこでなぜか船は止まり・・・
なんと悪天候で、1本目はマブールだという。
シパダンを月曜3本に減らしたうえに、さらにシパダンマイナス1本。
使えね~、としか言いようがない。
前は、シパダンに行ける日にシパダンに行かないなんて言われようものなら、相手が首を縦にふるまで断固抗議したものだが、今はもう、この船には半ばあきらめのようなものがあって、戦意喪失。
ダイビング日和ではないし、SMARTハウスリーフのにごにごに潜るのはいやだったので、あっさり「じゃあパス」と告げる。
SMARTではなく、イールガーデンだかに行くというが、とりわけ好きなポイントでもないので、パス。
またまた同室の美人さんが、ブーちゃんに「大丈夫だよ、シパダンいけるよ」と抗議しているが、美人でもダメなものはダメ。
そして、皆さん、木の葉のようなボートで、ダイビングに出て行った。
と思ったら、ボートは方向転換、結局、SMART前に止まって、ハウスリーフになっていた。
2本目からはシパダン。
ランチ持参で行くという。
シパダンに着いたのが、ほぼ12時。
むかしのJetty、Drop Off CafeのあったJettyは完全に撤去され、元PSR寄りになんがーいJetty。
島には他のリゾートからのダイバーがたくさんいた。
みんな朝から来て潜っているので、やはり、1本目をマブールにしたのは、セレベス・エクスプローラのスタッフの怠慢としか言いようがない。
ブーちゃんもジェリーも、いい奴なんだけどね。
まあ、母船からダイビングボートに乗り移るだけでも、キケンだったり、船足も遅く、すぐに水浸しになるダイビングボートだから正しい判断のような気もするが、いっちょまえの金額をとっておきながら、ちょっとした荒天ごときでシパダンに行けないようなボートなんて、この設備、このサービス、本当にムカつく!
となると、設備を整えない会社が悪い?
1本目、バラクーダポイント。
ギンガメめがけてエントリー。
13時だというのに、薄暗い海。
でも、かわらずギンガメぎっしり。
相変わらず、寄れる。
きょうはヒメフエダイとコラボ。
ことしも、君たちに会えてよかったよ。
10分くらいギンガメウォッチというブリーフィングだったが、どうもSpanishの3ジェントルメンが、ギンガメにはたいして興味がなく、リーフから離れてしまったので、早々潜降。
またね、Jacks!
壁ぞいのアケボノは、今は少なめ。
30メートルまで降りると、まるまるとしたグレーリーフシャークが来る。
Spanishたちは、ちょっとだけ写真を見て、あとはブーちゃんの示すウミウシに夢中の様子。
でも、今の気分はスズメダイウォッチング・・・
エキジットしたらランチ。
どこかのリゾートのウェイターがオカマちゃんで、オネエじゃないな、オカマちゃん。
チャイニーズのお兄さんにロックオンしていた。
2本目もバラクーダポイント。
ギンガメからは離れたところでEntry。
シパダンデビューのSpanishが、一生懸命にホワイトチップを教えてくれるので、いちおう…
その後、モブラがひらーっと登場。
Spanishはモブラにもあまり関心をしめさず。
どうやら、相当なマクロのよう・・・
そして、私もスズメダイコレクションに戻るのだった。
コーラルガーデン入り口でチョコレート色のハダカハオコゼがゆらゆら。
2本とも潮位が高くて、バラなし、カメなし。
でも、ギンガメの浅瀬から、DEEPから、不毛なValleyから、コーラルガーデンの入り口まで、バラクーダポイントは、やはり世界一好きなダイブサイトであることには変わりがない。
マブールに戻ったら、マブールじゃらんじゃらんだという。
この船にいたくないので、一応行っとこう。
1時間ほどで戻るのかと思ったら、たっぷり2時間。
来なきゃ良かった・・・
スタッフが家に寄ったり、友達に会ったりという目的のよう。
きょうはSWVにボートが着いた。
去年の8月に、過激ムスリム派によって警官が射殺されたという現場だが、そんなことがあったなんて、想像しがたい。
20年前には日本人専用だったSWVも、今ではほぼチャイニーズ専用になっている。
思えば、ゴールデンウィークには、ジスコがタワウ直行便をチャーターしたり、ダイバーはもっと元気だったなぁ。
海賊は来たけれど、誘拐はなかった。
明らかに時代は悪いほうに向かっている。
ヴィレッジに突入すると、さっそくマブールキッズがやってきた。
みんな、手を出して物乞いをしてくる。
その中の9才くらいの男児は、明らかに目が死んでいる。
おそらく、薬物の類いだろう。
センポルナ界隈でも、薬物で人格崩壊したボートマンがいる、なんて話を聞いたことがある。
前のチャイニーズカップルの方が裕福だから、あっちに行きなさい。
今はまだ、マレー語でうせろ~と追い払えば退散するレベルだが、マブールのヴィレッジはじゃらんじゃらんにはよろしくない。
絵空事のリゾートからは出ないほうが安全といえよう。
未だに3才くらいまではマッパの子も多いのも引くが、土産物の、乾燥ゴマモンガラにどんびいた。
そんなヴィレッジはそそくさと退散。
SWVのレセプション近くで、ひたすらボートを待ちながら、テーブルに突っ伏して小一時間昼寝。
それにしても、なんとなくいがらっぽい感じがする。
空にはぼんやり太陽。
シンガポールと同じだ。
船に帰ってジェリーに「これって、ヘイズ?」と聞いたら、「DANGEROUSよー」と言われた。
ボルネオも西のKKではなんともなかったが、東は、かなり汚染されている。
これを圧縮空気にして吸うんだから、体に悪い話だ。
97年に、ずいぶん吸ったもんだが、このヘイズの影響でエルニーニョが起き、サンゴが白化したことを思うと、とても心配だ。
インドネシアは嫌いじゃないが、このヘイズのたびに、にっくき存在に変わるのだ。
船に戻り、いまいちのディナーをいただき、さっさと就寝。
約束どおり、5時45分に船はセンポルナを出発。
この船は、常時ミシミシ言っているが、走るとミシり度アップで、分解するんじゃないかという不安にかられる。
おまけに船足が、以前よりさらに遅くなったように思う。
いつまでたっても明るくならず、ラウンジにあがると、雨。
何時間もかけて、マブールに到達、そこでなぜか船は止まり・・・
なんと悪天候で、1本目はマブールだという。
シパダンを月曜3本に減らしたうえに、さらにシパダンマイナス1本。
使えね~、としか言いようがない。
前は、シパダンに行ける日にシパダンに行かないなんて言われようものなら、相手が首を縦にふるまで断固抗議したものだが、今はもう、この船には半ばあきらめのようなものがあって、戦意喪失。
ダイビング日和ではないし、SMARTハウスリーフのにごにごに潜るのはいやだったので、あっさり「じゃあパス」と告げる。
SMARTではなく、イールガーデンだかに行くというが、とりわけ好きなポイントでもないので、パス。
またまた同室の美人さんが、ブーちゃんに「大丈夫だよ、シパダンいけるよ」と抗議しているが、美人でもダメなものはダメ。
そして、皆さん、木の葉のようなボートで、ダイビングに出て行った。
と思ったら、ボートは方向転換、結局、SMART前に止まって、ハウスリーフになっていた。
2本目からはシパダン。
ランチ持参で行くという。
シパダンに着いたのが、ほぼ12時。
むかしのJetty、Drop Off CafeのあったJettyは完全に撤去され、元PSR寄りになんがーいJetty。
島には他のリゾートからのダイバーがたくさんいた。
みんな朝から来て潜っているので、やはり、1本目をマブールにしたのは、セレベス・エクスプローラのスタッフの怠慢としか言いようがない。
ブーちゃんもジェリーも、いい奴なんだけどね。
まあ、母船からダイビングボートに乗り移るだけでも、キケンだったり、船足も遅く、すぐに水浸しになるダイビングボートだから正しい判断のような気もするが、いっちょまえの金額をとっておきながら、ちょっとした荒天ごときでシパダンに行けないようなボートなんて、この設備、このサービス、本当にムカつく!
となると、設備を整えない会社が悪い?
1本目、バラクーダポイント。
ギンガメめがけてエントリー。
13時だというのに、薄暗い海。
でも、かわらずギンガメぎっしり。
相変わらず、寄れる。
きょうはヒメフエダイとコラボ。
ことしも、君たちに会えてよかったよ。
10分くらいギンガメウォッチというブリーフィングだったが、どうもSpanishの3ジェントルメンが、ギンガメにはたいして興味がなく、リーフから離れてしまったので、早々潜降。
またね、Jacks!
壁ぞいのアケボノは、今は少なめ。
30メートルまで降りると、まるまるとしたグレーリーフシャークが来る。
Spanishたちは、ちょっとだけ写真を見て、あとはブーちゃんの示すウミウシに夢中の様子。
でも、今の気分はスズメダイウォッチング・・・
エキジットしたらランチ。
どこかのリゾートのウェイターがオカマちゃんで、オネエじゃないな、オカマちゃん。
チャイニーズのお兄さんにロックオンしていた。
2本目もバラクーダポイント。
ギンガメからは離れたところでEntry。
シパダンデビューのSpanishが、一生懸命にホワイトチップを教えてくれるので、いちおう…
その後、モブラがひらーっと登場。
Spanishはモブラにもあまり関心をしめさず。
どうやら、相当なマクロのよう・・・
そして、私もスズメダイコレクションに戻るのだった。
コーラルガーデン入り口でチョコレート色のハダカハオコゼがゆらゆら。
2本とも潮位が高くて、バラなし、カメなし。
でも、ギンガメの浅瀬から、DEEPから、不毛なValleyから、コーラルガーデンの入り口まで、バラクーダポイントは、やはり世界一好きなダイブサイトであることには変わりがない。
マブールに戻ったら、マブールじゃらんじゃらんだという。
この船にいたくないので、一応行っとこう。
1時間ほどで戻るのかと思ったら、たっぷり2時間。
来なきゃ良かった・・・
スタッフが家に寄ったり、友達に会ったりという目的のよう。
きょうはSWVにボートが着いた。
去年の8月に、過激ムスリム派によって警官が射殺されたという現場だが、そんなことがあったなんて、想像しがたい。
20年前には日本人専用だったSWVも、今ではほぼチャイニーズ専用になっている。
思えば、ゴールデンウィークには、ジスコがタワウ直行便をチャーターしたり、ダイバーはもっと元気だったなぁ。
海賊は来たけれど、誘拐はなかった。
明らかに時代は悪いほうに向かっている。
ヴィレッジに突入すると、さっそくマブールキッズがやってきた。
みんな、手を出して物乞いをしてくる。
その中の9才くらいの男児は、明らかに目が死んでいる。
おそらく、薬物の類いだろう。
センポルナ界隈でも、薬物で人格崩壊したボートマンがいる、なんて話を聞いたことがある。
前のチャイニーズカップルの方が裕福だから、あっちに行きなさい。
今はまだ、マレー語でうせろ~と追い払えば退散するレベルだが、マブールのヴィレッジはじゃらんじゃらんにはよろしくない。
絵空事のリゾートからは出ないほうが安全といえよう。
未だに3才くらいまではマッパの子も多いのも引くが、土産物の、乾燥ゴマモンガラにどんびいた。
そんなヴィレッジはそそくさと退散。
SWVのレセプション近くで、ひたすらボートを待ちながら、テーブルに突っ伏して小一時間昼寝。
それにしても、なんとなくいがらっぽい感じがする。
空にはぼんやり太陽。
シンガポールと同じだ。
船に帰ってジェリーに「これって、ヘイズ?」と聞いたら、「DANGEROUSよー」と言われた。
ボルネオも西のKKではなんともなかったが、東は、かなり汚染されている。
これを圧縮空気にして吸うんだから、体に悪い話だ。
97年に、ずいぶん吸ったもんだが、このヘイズの影響でエルニーニョが起き、サンゴが白化したことを思うと、とても心配だ。
インドネシアは嫌いじゃないが、このヘイズのたびに、にっくき存在に変わるのだ。
船に戻り、いまいちのディナーをいただき、さっさと就寝。