くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

オクトーバー・ナイト週間 (3) 2015/10/9-10/16 弾丸久米島BWD編

2016-01-19 15:35:13 |  ダイビング
10/14(水) NH479 羽田 2000 那覇2235
昼間、仕事をしていて、ふと気がついた。
そういえばブラックウォーター2ダイブ。
水中ライト1本しか持っていないけれど、充電式なので、1本じゃ足りないじゃん・・・
昼休み、わざわざビックカメラに行ってみたが、私が使っているリチャージャブルバッテリーは取り扱っていなかった。
あわただしいけれど、18時に仕事を終えたら、品川のmic21経由、本日2度目の羽田空港へ。
どちらかというと、赤いmicより青いAQROSだけど、渋谷に行ってる時間はない。
mic21で、今持っているライトはスポットかワイドかと聞かれ、スポットと答えたら、ワイドも1本持ってるといーですよ、とのセールストークで、まあ、それもそうだなとワイドをGET。
BWDにはスポットだろうと思いつつ。
ああ、痛い出費・・・。

今宵はジャッキーステーキハウス♪
そう心に決めて、搭乗前、ゲート横のおにぎり屋でおにぎり1個だけ。
那覇に着いたら、今夜は仮眠だけだから、ダイビングバッグを大型コインロッカーへ預けて、身軽になってゆいレール。
ジャッキーに寄ってから、チェックインしよう、って算段。

深夜の那覇。
日中は28度くらいあるようだけれど、夜は超涼しい。
久米に先立って、3連休には那覇でブラックウォーターダイブを開催していたが、それに参加した知人は寒さにめげて途中退場し、送迎も待てず、タクシー呼んでホテルまで帰ったと言っていた。
この涼しさだと、ぺらっぺらの3ミリウエットの私は、あしたからのダイビングに一抹の不安。


ホテルユクエスタ旭橋
ホテルユクエスタ旭橋にしたのは、ほかでもない、ジャッキーの近くだから。
夜中だって、終電がなくなったって、タクシーいらずの徒歩2分♪
でも、旭橋に着いたのが23:30。
ミッドナイトステーキ、と思っていたのに、寝る直前にステーキ食べてる場合じゃないでしょ、と太りたくない神がささやいた。
まあ、帰りもあるさ。

ユクエスタ、安いし、フロントは感じいいし、部屋は狭いけれど、清潔で快適だし、気に入った。







10/15 早朝吉牛タコライス
せっかく沖縄に来たら、なるべく沖縄らしいものを食べたい。
噂に聞く、沖縄吉牛限定のタコライスを一度食べてみたい。
ユクエスタをチェックアウトしたら、空港までまっすぐ行かず、ゆいレールを隣の壷川駅で途中下車。
朝からサルサねぇ・・・と、もちろん思うが、この機会をのがしたら、いつ食べられるかわからない。

ソースは自分でかける。

味は普通。


10/15 RAC871 那覇0740 久米島0810
きょうは、ダイビング日和なとてもいい天気。
雲に邪魔されることなく、慶良間諸島がとてもキレイに見える。 


あっという間に久米島到着。




ハロウィン前、ターンテーブルになごむ。

荷物を取ったら、エスティバンのピックアップで、本日のやど、「民宿なんくるないさぁ」へ。
なんくるないさぁではすぐに部屋に通してもらえ、速攻ダイビングの準備。
与えられた時期は20分。


10/15 1st dive トンバラ
さて、ダイビングは、しょっぱなからトンバラ。
トンバラで初めて潜ったのは、30本めのダイビング。
途中、イントラが引っ張ってくれたという、超初心者時代。
30本でトンバラに出会ったからこそ、ダイビングのおもしろさがわかり、今日にいたるまで、ダイビングを続けているといえる。
ときに鯉のぼりになるような激流の記憶もあり、いつもここに潜るときは妙な緊張感が走る。
私にとってトンバラは、ある意味、聖地なのだ。

ENしたら、27℃の水は冷たく感じるけれど、海は青く、とてもキレイ。


巨岩ごろごろの懐かしい地形。





キンギョハナダイ、カスミチョウチョウウオ、ウメイロモドキ、昔と何も変わってはいない。
ここにイソマグロでもぶんぶん走ってもらいたいところだけれど、なんせ流れなっしんぐ。
泳いでも、泳いでも、魚との距離が縮まらなかった。


10/15 2nd dive 鳥の口

もしかしたら、はじめて潜るポイントかも・・・。
地形とスズメダイ系観察とのブリーフィング。

確かに地形がおもしろい。




























ブリーフィングで言われていたが、クマノミたちのアグレッシブなこと。
みんな面魂がただものではない。
クマノミもこわければ、


ハマクマノミもこわい。


まだ数ミリの幼魚がかわいいので、のぞきこむとどつかれる。
数ミリのおチビちゃんを撮ろうとすれば、もう、それはものすごい剣幕。
ちょっと大きくなった子を撮るのがやっと。


ルリホシスズメダイも怒りっぽいが、ここではクマノミの方が手ごわい。


怒らない子達も、もちろんいる。
アサドさんなんかは、ぜんぜん平気。


シコクスズメダイygも、かわいくやさしい。


レモンスズメダイ。




フィリピンスズメダイygとか、


ベニツケタテガミカエルウオ。

もっと見たい子たちは、引っ込み思案。

とにかく、ハマクマノミもクマノミも、超こわかった。

2dive後、いったんなんくるないさーに帰る。
ココストアで夕食調達してから昼寝。

しかし、2ダイブで冷えた体が温まることもないまま、ブラックウォーターダイビングの迎えの時間は来るのであった。


10/15 ブラックウォーター2本@鳥島沖
ブラックウォーターダイビングは、produced by 写真家の峯水亮さんである。
まず、峯水さんのブリーフィングがあって、日が暮れるのを待つ。




スタッフたちによって水中にライトがセットされ、ひとつずつ点灯してゆく。

全部で31灯。車1台買えるほどの高額ライトらしい。

とっぷり暮れたら、

いよいよエントリー。



はじめて見る、ライトに照らされた水中は素敵。
が、とてもぼんやりと見とれてはいられない寒さ。
それでも1本目は皆と同じ80分をなんとか乗り切る。
水面休息、つめたいじゅーしーおのぎりで、体は冷え冷え。
船にポットあるから、カップ麺にすればよかった。
2本目は入った瞬間から、いつ上がろうかとブルブル。
70分頑張って、ギブ。
人びとより先にエキジット。
コンデジ、内蔵ストロボオンリー、寒さでぶるぶるで集中力もなく、ちゃんと写せない。
そして、見たものすべて、いったいなんの幼生なのか、まったくもってわからない。
みんな存在自体が小宇宙。












妙になつっこい子がいて、写真にとりたくても手にきてしまい、しまいには手乗り化してしまった子。




さっきの手乗りちゃんには、ストーキングされ続けた。


ぼけぼけだけれど、この宇宙船ちっくさがたまらない。


なんだろう?
この切り離し後のロケットみたいな生きものは。


タコも子供ならかわいい。




きもい。


思いっきり寄れたと思ったら、ボケボケ。また一眼、欲しくなるとき。


















夜風は冷たく、みんな早く上がってこないかな~と思いつつ。


久米島の夜は更け・・・



なんくるないさぁに帰ったのが、23:30すぎ。
冷えた体で、真夜中の器材洗いはつらい。
ユニットバスからなかなか出られず、布団に入ったのが1:30。
BWDは大変だ。


10/16 朝オリオン@イーフビーチ
なんくるないさぁの朝食は7:30からなので、7:30に起きる。
なんだか睡眠不測との戦いな旅だったなぁ・・・
そしてチェックアウトは、9:30と早い。
きょうは、エキジット時間とのかねあいで、那覇まではフェリー。
とまりんと空港の移動もあるので、荷物はゆうパックにした。
エスティバンの港への送迎が1145なので、ヒマを持て余す。
おろしスーパーで、久米島もずくと島ぞうりをご自宅用にGET。
オリオンビールも買って、イーフビーチでモーニングビア。

ビーチで遊ぶ人はなく、あずまやの下に4~5人だけ。
午前中のビールは、いい具合にまわる。
酔いもさめないうちに、エスティバンへ精算にゆき、居合わせた、とても感じの良い峯水さんにサインをいただく。
そして、きょう帰る人を3人のっけて、エスティバン車で港へ。


10/16 久米島そば@兼城港「ほたる」
兼城港に着いたら、ランチタイム。
とってもレトロな食堂に吸い寄せられる。





昭和にタイムスリップしたよう。
いや、昭和でも、われわれがもの心ついていた頃には、古臭い感じだったのではなかろうか。
久米島そば。

ここのもとてもおいしい。汗だく。
夕べ食べたかった。
テレビでは、京急の車掌が北品川駅で置き去りにされ、新馬場までダッシュしたというニュース。
みんなクスッと笑っていた。
食後、待合室でTG-4の写真をiPhoneに転送して時間つぶし。


10/16(金)久米島フェリー 久米島兼城港1400 那覇泊港1740





20代の頃は、節約と1本でも多く稼げるよう、よく高速船を使っていた。
高速船ブルースカイ亡き今、フェリーはなかなか立派に見える。
船内、きれい。





トイレはウォシュレットつきだし・・・

出港まで、デッキに出ると、見晴らし良好。











ぶぉーっ。
出航して堤防の外に出ると、白波ちゃぷちゃぷ。

こんなにいいお天気でも、台風24号は確実に近づいている。
しぶきもかかる。
それでも、ものずきにデッキで海を見る人数名。
私も、トンバラ岩までは頑張ろう。

両足ふんばってトンバラ岩に挨拶したら、船内へ。
しまんちゅのおじいが、「海が時化ちゃって大変なんですけど、薬がなくなるんで、19時前にそっちに行ってもいいですか?」なんて電話をしている。
椅子席のスクリーンは、韓流ドラマの病院もの。
韓流に無関心の私は、退屈。


10/16の晩ごはん「じんごや」のゴーヤチャンプルー
渡名喜経由で3時間40分かけてとまりんに着くと、もう夕暮れ。

ゆうぐレッド。
ひさびさにオレンジレンジが頭の中をぐるぐる。
次々と車がフェリーから降りてくる。
品川とは違い、品揃え豊富なmic21を冷やかしてから、美栄橋まで歩き、今度こそジャッキーと旭橋へ。
が、無情にもジャッキーは混んでいた。
待ちたくないので、即断念。
ジャッキーまでの道すがら、気になった店に入る。

「じんごや」さん。

定番中の定番、ゴーヤチャンプル定食&オリオンビール。
ゴーヤいっぱい、お豆腐おっきい、東京にはない気前のよさとおいしさが素晴らしいしい。
また来よう。


10/16(金) NH478 那覇 2050 羽田2300
沖縄を飛び立つ前には、いつもブルーシールの紅いもアイスがお約束。
よしときゃいいのはわかっちゃいるけどやめられない。
そして、きょうも羽田ゆきANA最終便はディレイしよる。
ANAの最終便が定刻より早く着いたためしが、私の経験上はない。
しかも着いたら、東京は氷雨・・・
京急で品川に出て、そぼ降る雨に打たれながら、傘もささずに25分てくてく。
金曜夜の酔っ払いだらけの終電前の山手線に乗るのがいやで、荷物がないので、えーい、歩いちゃえ、ということで。
歩いても、歩いても、体温上昇してこない。
きのうから寒がってばかりで、セブのぬるさはすっかり忘れ、なんだか寒かったという印象ばかりが残ったナイト強化週間・・・。
でも、ブラックウォーターのコスミックな感じはやみつきになりそう。
だけど、寒いのはもういや。
次は真夏にしよう。
願わくば、猛暑日に。