けさはいつもより30分早いモーニングコール。
4人のガイドがローテーションするので、きょうのガイドはイムティに戻る。
と言っても、きょうがラストデー。
1st Dive: Felidhoo Atoll, Rakeedhoo Corner
フェリドゥ環礁 ラキドゥ・コーナー
ドーニに乗り、ファーストステージしめて、ウェット着て、マスク洗って、という一連の作業が終わったところで、やっと日が昇ってきた。
まだ明るくなったばかりの穏やかな海。
潜降していったら、ソフトコーラルがわさわさ!
空にむかって生えているトサカには関心がないが、トサカが天井やカベからゴージャスにたれさがっている光景がとても好き。
それは単に、昔のハンギング・ガーデンの面影を求めているにすぎないのだと思うけれど…。
流れもなく、リーフの上や沖を、たまにナポレオンが行くていど。
興奮度の高い生き物の気配はない。
たまにしか会わないタコはいたけれど…
でも、ソフトコーラルだけじゃない。
浮上してゆくと、ハードコーラルもすごい。
海底あるある。いつも考え事をしているノウサンゴ。
丸っこいフォルムに、なんだかなごむ浅瀬の珊瑚礁。
そこにいるのも、インド洋の普通種な子たち。
ヒメジの群れとか、パウダーブルーとか…。
そういえば、パウダー玉って、久しく見てない。
となると、またモルディブには来なきゃならないのかなぁ…。
パウダーブルーはクリーニング中。
白っぽくなっている。
スーパーマリオが出てきそうな…
あまり大きくないテーブルサンゴがびっしり!
2nd Dive:Felidhoo Atoll, Fotteyo
フェリドゥ環礁 フォッテヨ
1年めのフォッテヨは、「フォッテヨ、フォッテヨ、ああフォッテヨ…」
ひとたびフォッテヨに潜ったら、残るダイビングは全部ここでいい、と思ったほどのかぶれっぷり。
フォッテヨで潜りたかったからこそ、その翌年、乾期の南下コースに参加したんだった。
フォッテヨがなかったら、モルディブには戻ってこなかったかもしれない。
2年目は嬉々としてフォッテヨに潜ったわりには、さすがに感動が薄れると、ガーフ環礁に心がわり。
そして、3年目のことし。
「とことんガーフ」のコースに参加できないことがわかり、北上に参加しようと決めたとき、ガーフでのダイビングは減るけれど、フォッテヨで1ダイブも悪くないかもね、くらいにトーンダウン。
内心、フェリドゥなんかすっとばして、帰り道で通る、南マーレ環礁のグーライドゥコーナーや、ヴァドゥチャネルあたりで、むしろ潜りたな…と思っていた。
それがエントリーしたとたん、やっぱりフォッテヨっていいっ!と思った。
目の前に現れる生き物が、インド洋の普通種ばかりでも、フォッテヨは何かが違う。
クマザサハナムロなんて、どこのポイントでも群れている。
マダラトビエイが飛んできても、編隊を組んでいるわけでもない。
ロウニンアジが特別巨大なわけでも、群れているわけでもない。
リーフの上にいるナポレオンも、中層をゆくナポレオンも、ふつうサイズだ。
リーフトップにみえるギンガメだって、シパダンを思えば、群れとはいえない。
コガネシマアジの群れは、たまにしか見ないけど、大喜びするもんでもない。
オーバーハングで見られる魚だって、どこにでもいる子たちばかりだ。
ただ、インディアン・バタフライ・フィッシュを除いては。
本来はもっとdeepにいるらしく、レアものらしい。
地味に逃げ足が速いので、なかなかしっかり撮れない。
去年はここで、コウリンハナダイやフタイロハナゴイにとらわれたので、今年もさがしてみるが、みつけられなかった。
カベを彩るサカナたちも平凡。
ここのキンギョハナダイはメンズだけで群れているところが多い。
タイマイは、あからさまに迷惑そうな表情。
それでも、フォッテヨは、水中の雰囲気が、何かとてもいいのだ。
ただただ、ソフトコーラルの癒しに…
ダイナミックな地形に…
リーフ上の砂地のリラックス感。
海底あるある。チンアナゴ兄弟の大集会。どんだけ悪口言ってるのかな?
魚影も地形もコーラルも砂地も兼ね備えている、たぐいまれなポイントだとあらためて思う。
母船が停泊しているすぐ近くに、砂州がある。
ランチ後、一部の人たちは、砂州に出かけていった。
焦げそう…。
3rd Dive:Felidhoo Atoll, Fotteyo
フェリドゥ環礁 フォッテヨ
前回と同じコースどり。
インディアン・バタフライフィッシュは、もう自分でみつけられる。
それ以外はレアもの不在。
地形がやっぱり素敵。
さて、最終日にして、今回のトリップ初のオプションダイブ。
でも、またまたフォッテヨ。
フォッテヨがいくらよいと行っても、さすがに1日3回連続となると、ちょっと…。
でも、私がふたたびフォッテヨに来ることはないだろう。
きっと来ない。
たぶん、来ないだろーな。
せっかくだし、潜っとけー!
4th Dive:Felidhoo Atoll, Fotteyo
フェリドゥ環礁 フォッテヨ
オプションはパスの人もいるし、マウルーフはおなかが痛いだったか、なんらか体調不良を訴えて休憩だそうで、チーム再編、私はユリエさんガイドにつくことになった。
ソフトコーラル祭りではない側のカベでエントリー。
たぶん、朝潜ると、ハンマーが狙える場所だ。
エントリー直後から、イルカがピーピー鳴いているのが聞こえている以外、単なるドロップオフにすぎない。
あんまりおもしろくないなー、と思っているうちに、イルカの声はどんどん近づいてくる。
なんとなくそわそわ。
1秒ごとに、鳴き声はどんどん近くなる。
ピーピー、キューキュー、もう尋常ではない大きさ。
これは、絶対に会えると確信。
水面を360度みまわすが、まだ見えない…。
と、またタンクを激しく鳴らす人あり。
またイムティで、指さす方向は水面。
見上げれば、イルカの群れが走馬灯のように泳いでゆく。
とりあえずは皆ダッシュ。
スキューバでこんなダッシュするなんてはじめて。
肉眼ではくっきり見えたイルカ。
ひさびさの水中イルカ。
水中でハシナガイルカを見たのは、2回め。
長くやっていると、いいこともあるもんだ。
コンデジでは青一色、撮った本人だけに見えるといえる、おぼろげなイルカのシルエット。
想い出は、心のシャッターで!と、負け犬の遠吠え。
ああ、でもオプション、潜っておいてよかった。
フォッテヨ3ダイブのチョイスは、神じゃん!と、超日和見。
エアーをゴーゴー吸ったあとは、平和なダイビングに戻った。
どうしようもなく平凡なのだけれど、夕方のサカナの動きがおもしろかった。
やっぱりフォッテヨはすごい。
でも、もうフォッテヨでおなかいっぱい。
ドーニが母船にむけて出発するころには、西側はすっかりサンセット。
さっき1本目のダイビングで朝陽を見たばかりだと思ったのに。
砂州は、満潮で、ずいぶん面積が小さくなっていた。
母船に近づくと、いろいろなものがぶら下がっている。
>゜)))彡 >゜)))彡 >゜)))彡
母船に戻ると、憂鬱な器材干し。
トップデッキは、屋上特設物干し場に姿を変えた。
それから、あっという間に最後の晩餐。
きょうはモルディビアンディナー。
ずらり!
大好きな、スパイシー揚げ物シリーズ。
浮かない顔の人もけっこういる。
なんといっても、メインは、モルディブ料理の決定版、ガルディア。
ガルディアの具は、ごはんに、タロイモや食用バナナ、ココナッツフレークにチリなど。
はっはー。好きなもんばっかりじゃん。
これらを混ぜて、カツオのぶつ切りで出汁をとったスープをかけて食べる。
モルディブでは安息日の前の晩に食べるんだそうだ。
ディナー前に、マウルーフによる、ガルディアの混ぜ方(?)レクチャーがある。
本当は、手でこねこねして食べるのだけれど…単なるぶっかけ飯でいただいた。
わっらみ~る!炭水化物ばんざい!
それにしても、アイランド・サファリ・ロイヤルって、メニューが豊富だと思う。
とうぶん再会しないであろうモルディブ料理。
もっともっと堪能したい。
しかし、どんなにもりもり食べても、やはり限度がある。
ラストナイトといっても、盛り上がるメンツでもなく、腹11分目くらいに食べたら、飲んで、そして、早めの就寝となった。
帰ったら、ワークアウトに真摯に取り組もう、と切に思う。
4人のガイドがローテーションするので、きょうのガイドはイムティに戻る。
と言っても、きょうがラストデー。
1st Dive: Felidhoo Atoll, Rakeedhoo Corner
フェリドゥ環礁 ラキドゥ・コーナー
ドーニに乗り、ファーストステージしめて、ウェット着て、マスク洗って、という一連の作業が終わったところで、やっと日が昇ってきた。
まだ明るくなったばかりの穏やかな海。
潜降していったら、ソフトコーラルがわさわさ!
空にむかって生えているトサカには関心がないが、トサカが天井やカベからゴージャスにたれさがっている光景がとても好き。
それは単に、昔のハンギング・ガーデンの面影を求めているにすぎないのだと思うけれど…。
流れもなく、リーフの上や沖を、たまにナポレオンが行くていど。
興奮度の高い生き物の気配はない。
たまにしか会わないタコはいたけれど…
でも、ソフトコーラルだけじゃない。
浮上してゆくと、ハードコーラルもすごい。
海底あるある。いつも考え事をしているノウサンゴ。
丸っこいフォルムに、なんだかなごむ浅瀬の珊瑚礁。
そこにいるのも、インド洋の普通種な子たち。
ヒメジの群れとか、パウダーブルーとか…。
そういえば、パウダー玉って、久しく見てない。
となると、またモルディブには来なきゃならないのかなぁ…。
パウダーブルーはクリーニング中。
白っぽくなっている。
スーパーマリオが出てきそうな…
あまり大きくないテーブルサンゴがびっしり!
2nd Dive:Felidhoo Atoll, Fotteyo
フェリドゥ環礁 フォッテヨ
1年めのフォッテヨは、「フォッテヨ、フォッテヨ、ああフォッテヨ…」
ひとたびフォッテヨに潜ったら、残るダイビングは全部ここでいい、と思ったほどのかぶれっぷり。
フォッテヨで潜りたかったからこそ、その翌年、乾期の南下コースに参加したんだった。
フォッテヨがなかったら、モルディブには戻ってこなかったかもしれない。
2年目は嬉々としてフォッテヨに潜ったわりには、さすがに感動が薄れると、ガーフ環礁に心がわり。
そして、3年目のことし。
「とことんガーフ」のコースに参加できないことがわかり、北上に参加しようと決めたとき、ガーフでのダイビングは減るけれど、フォッテヨで1ダイブも悪くないかもね、くらいにトーンダウン。
内心、フェリドゥなんかすっとばして、帰り道で通る、南マーレ環礁のグーライドゥコーナーや、ヴァドゥチャネルあたりで、むしろ潜りたな…と思っていた。
それがエントリーしたとたん、やっぱりフォッテヨっていいっ!と思った。
目の前に現れる生き物が、インド洋の普通種ばかりでも、フォッテヨは何かが違う。
クマザサハナムロなんて、どこのポイントでも群れている。
マダラトビエイが飛んできても、編隊を組んでいるわけでもない。
ロウニンアジが特別巨大なわけでも、群れているわけでもない。
リーフの上にいるナポレオンも、中層をゆくナポレオンも、ふつうサイズだ。
リーフトップにみえるギンガメだって、シパダンを思えば、群れとはいえない。
コガネシマアジの群れは、たまにしか見ないけど、大喜びするもんでもない。
オーバーハングで見られる魚だって、どこにでもいる子たちばかりだ。
ただ、インディアン・バタフライ・フィッシュを除いては。
本来はもっとdeepにいるらしく、レアものらしい。
地味に逃げ足が速いので、なかなかしっかり撮れない。
去年はここで、コウリンハナダイやフタイロハナゴイにとらわれたので、今年もさがしてみるが、みつけられなかった。
カベを彩るサカナたちも平凡。
ここのキンギョハナダイはメンズだけで群れているところが多い。
タイマイは、あからさまに迷惑そうな表情。
それでも、フォッテヨは、水中の雰囲気が、何かとてもいいのだ。
ただただ、ソフトコーラルの癒しに…
ダイナミックな地形に…
リーフ上の砂地のリラックス感。
海底あるある。チンアナゴ兄弟の大集会。どんだけ悪口言ってるのかな?
魚影も地形もコーラルも砂地も兼ね備えている、たぐいまれなポイントだとあらためて思う。
母船が停泊しているすぐ近くに、砂州がある。
ランチ後、一部の人たちは、砂州に出かけていった。
焦げそう…。
3rd Dive:Felidhoo Atoll, Fotteyo
フェリドゥ環礁 フォッテヨ
前回と同じコースどり。
インディアン・バタフライフィッシュは、もう自分でみつけられる。
それ以外はレアもの不在。
地形がやっぱり素敵。
さて、最終日にして、今回のトリップ初のオプションダイブ。
でも、またまたフォッテヨ。
フォッテヨがいくらよいと行っても、さすがに1日3回連続となると、ちょっと…。
でも、私がふたたびフォッテヨに来ることはないだろう。
きっと来ない。
たぶん、来ないだろーな。
せっかくだし、潜っとけー!
4th Dive:Felidhoo Atoll, Fotteyo
フェリドゥ環礁 フォッテヨ
オプションはパスの人もいるし、マウルーフはおなかが痛いだったか、なんらか体調不良を訴えて休憩だそうで、チーム再編、私はユリエさんガイドにつくことになった。
ソフトコーラル祭りではない側のカベでエントリー。
たぶん、朝潜ると、ハンマーが狙える場所だ。
エントリー直後から、イルカがピーピー鳴いているのが聞こえている以外、単なるドロップオフにすぎない。
あんまりおもしろくないなー、と思っているうちに、イルカの声はどんどん近づいてくる。
なんとなくそわそわ。
1秒ごとに、鳴き声はどんどん近くなる。
ピーピー、キューキュー、もう尋常ではない大きさ。
これは、絶対に会えると確信。
水面を360度みまわすが、まだ見えない…。
と、またタンクを激しく鳴らす人あり。
またイムティで、指さす方向は水面。
見上げれば、イルカの群れが走馬灯のように泳いでゆく。
とりあえずは皆ダッシュ。
スキューバでこんなダッシュするなんてはじめて。
肉眼ではくっきり見えたイルカ。
ひさびさの水中イルカ。
水中でハシナガイルカを見たのは、2回め。
長くやっていると、いいこともあるもんだ。
コンデジでは青一色、撮った本人だけに見えるといえる、おぼろげなイルカのシルエット。
想い出は、心のシャッターで!と、負け犬の遠吠え。
ああ、でもオプション、潜っておいてよかった。
フォッテヨ3ダイブのチョイスは、神じゃん!と、超日和見。
エアーをゴーゴー吸ったあとは、平和なダイビングに戻った。
どうしようもなく平凡なのだけれど、夕方のサカナの動きがおもしろかった。
やっぱりフォッテヨはすごい。
でも、もうフォッテヨでおなかいっぱい。
ドーニが母船にむけて出発するころには、西側はすっかりサンセット。
さっき1本目のダイビングで朝陽を見たばかりだと思ったのに。
砂州は、満潮で、ずいぶん面積が小さくなっていた。
母船に近づくと、いろいろなものがぶら下がっている。
>゜)))彡 >゜)))彡 >゜)))彡
母船に戻ると、憂鬱な器材干し。
トップデッキは、屋上特設物干し場に姿を変えた。
それから、あっという間に最後の晩餐。
きょうはモルディビアンディナー。
ずらり!
大好きな、スパイシー揚げ物シリーズ。
浮かない顔の人もけっこういる。
なんといっても、メインは、モルディブ料理の決定版、ガルディア。
ガルディアの具は、ごはんに、タロイモや食用バナナ、ココナッツフレークにチリなど。
はっはー。好きなもんばっかりじゃん。
これらを混ぜて、カツオのぶつ切りで出汁をとったスープをかけて食べる。
モルディブでは安息日の前の晩に食べるんだそうだ。
ディナー前に、マウルーフによる、ガルディアの混ぜ方(?)レクチャーがある。
本当は、手でこねこねして食べるのだけれど…単なるぶっかけ飯でいただいた。
わっらみ~る!炭水化物ばんざい!
それにしても、アイランド・サファリ・ロイヤルって、メニューが豊富だと思う。
とうぶん再会しないであろうモルディブ料理。
もっともっと堪能したい。
しかし、どんなにもりもり食べても、やはり限度がある。
ラストナイトといっても、盛り上がるメンツでもなく、腹11分目くらいに食べたら、飲んで、そして、早めの就寝となった。
帰ったら、ワークアウトに真摯に取り組もう、と切に思う。