くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シパダンへ・・・

2008-09-04 08:07:25 |  ダイビング

9月のシパダンは年中行事。
なので、またしてもセレベス・エクスプローラーに乗る。
成田からKKへの直行便がない日はSQ利用。
トランジットが長いが、KKも必ず満喫しないと気がすまない私には、シンガポールからのシルク
エアーのKK到着時間、午前11時20分は、なかなか都合がよい。

この1週間、東京は、落雷やら、ゲリラ豪雨やらで、うるさくて睡眠不足だった。
最初の雷雨の日以降、8月中旬のような熱帯夜はなくなったが、こんどは連夜の雷が、爆睡をも
覚醒させる、大音響だった。
草木も眠る丑三つ時に、すさまじい轟音を響かせたと思ったら、その1発きりであとは静かだった
のに、すっかり目がさえて眠れなかった夜もあれば、明け方、すごい音で目が覚め、ゴロゴロ言い
続けていたものの、しっかり二度寝して、午前中がつらかった日もあった。

機内では、世の女性がはまる、SATCを、観てみた。私ははまらなかった。
だって、あんなに毎回違う洋服を着て、どー考えても、次元が違う。着まわしなんてないのだ。
試写会を見に行った20~40代の女性たちに、TV局がインタビューしたもようを見ると、映画の
登場人物たちが話してることがおんなじとか、私はキャリー、サマンサなど、自分を登場人物の
キャラに当てはめることを、当たり前のように言っていた。
しかも、皆、憧れ、といった感じではなく、同じ目線で共感のようであった。
見に来ていた人々は、リッチで肩書きのある、選ばれし人ばかりだったのだろうか。
女子が集まったって、男子が集まったって、同性だけで好き勝手なことを言うのは世の常だ。
私達だって、「がーるずとーく」とか言って、好き勝手なことを言うことはある。私には、この映画での
ガールズトーク的な面をのぞいては、非現実的な社会で展開しているお話にしか見えなかった。

同様にヒロインの語りを中心に展開する、リッチガールの映画なら、昔、シパダンに行くとき、MAS
の機内で見た、アリシア・シルヴァーストーンの「クルーレス」の世界の方が、素敵だったな、なんて
思い出した。あんなリッチな女子高生になってみたい、と思ったもの。

そんなことを思いながら、眠るとも眠らないともつかない状態でシンガポールに到着。
6月には、ボーイング747-400は、チャンギエアポートのターミナル2に到着したが、今回は、ター
ミナル3に着いた。ターミナル3は、勝手にA380用だと思ってたら、そうではないようだ。KKゆきの
便はターミナル2から出発で、トランジット時間は7時間以上あるが、移動は面倒くさい。前回、帰りに
KKからシンガポールのフライトが、微妙に遅れたため、乗り継ぎがギリギリで、ターミナル3は、まっ
たく散策していないが、深夜で店の多くがしまっていそうだし、ターミナル間移動のスカイトレインが
入ってくるのが見えたので、すぐにターミナル2へ移動。

オーバーナイトトランジットについては、通常は、空港のトランジットエリアでゴロ寝で平気なのだが
(こんなだからSATCの世界に入り込まない?)、ずっと睡眠不足だったので、今回は、NAPというのを、
3時間37.45シンガポールドル(3000円弱)で使った。これは、ターミナル2のアンバサダーという
名前のトランジットホテルの向かいにある、有料ラウンジやジムに併設されている、仮眠施設。
ちゃんとパテションで仕切ってあるが、扉はない。貴重品管理を自分でしっかりしないといけない。
3時間で3000円というのは高めに感じるが、待合室のいすで体を縮めて小さくなったり、体が痛くなっ
たりしないので、そんなに悪くはない出費だ。レセプションでは、その環境についてさんざん説明されて
通されたが、6つベッドがあるものの、他に誰も来なかった。3時間でも、ちゃんと体を伸ばして横に
なれると、朝が楽だ。

きのう、成田でチェックインを終えたときは、真っ赤な丸い夕陽、搭乗前には、痩せ細った月が出て
いた。そうだ、ムスリム世界では、ラマダンがはじまったところだった。
ダイビングにおいて、大潮は透明度がよく、大物と出会いやすいといわれるが、私が知る限りでは、
シパダンには当てはまらない。なぜか大潮は、パッとしないダイビングになっていることが多いのだ。
ダイビングの本数をカウントするときに、過去のログをエクセルに入れてみたが、ハンマーヘッドの
群れに遭っているのは、結構、小潮とか長潮とかが多かった。
ほっそい三日月を見ながら、しめしめ、大潮は抜けるな、なんて考えつつ、さて、明日からのダイビ
ングは、どんなダイビングになることやら。



コメント
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