和久井康明君が腸閉塞で入院していたという。入院中に、読んだ本でいろいろ考えて、彼なりの経済政策を話してくれた。インフレに対する対処の仕方はあるが、デフレに対する処し方はないから、デフレを先ず直すには、インフレにするのが良いのだという。橋本左内が、留守をしていたとき、刀で切られた男が担ぎ込まれたそうだ。橋本左内は、まだ医術の勉強中で、やけどの手当の仕方しか知らなかったので、刀の傷口に焼け火ばしを当てて、やけどをさせてから、やけどの手当をして直したという。おそらく、やけどで止血になったであろうから、それで快癒したのかもしれない。和久井君はその方式で、先ずデフレをインフレにするため、大量に紙幣を刷れば、インフレになるから、日銀に紙幣を大量に刷らせ、インフレになったところで、物価の高騰を抑えれば良いという。
なるほど一理あるが、その通りになるかどうか私には解らない。彼は、東大の経済を出ているから、経済の素養があるから、そのようなことを言うのであろう。実際にどうなるかは、何ともいえないが、今の日銀は通貨の番人といってもインフレにならないように番をしているのだから、デフレでは番にならないから、先ずインフレにすれば、その退治の仕方は知っているのだから出来るはずだと言うのが彼の論法である。
なるほど一理あるが、その通りになるかどうか私には解らない。彼は、東大の経済を出ているから、経済の素養があるから、そのようなことを言うのであろう。実際にどうなるかは、何ともいえないが、今の日銀は通貨の番人といってもインフレにならないように番をしているのだから、デフレでは番にならないから、先ずインフレにすれば、その退治の仕方は知っているのだから出来るはずだと言うのが彼の論法である。