つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

オールディーズ

2005-10-22 22:39:29 | ちょっとした出来事

オールディーズのベストアルバムを作ること。これは私の悲願なのだが、先日ほしかった曲をスーパーの特売で見つけて買おうとしたところ、
カミさんが「こんなのネットでもっと安く買えるよ」と言うのである。
手に握り締めたCDをしぶしぶ棚に戻して、カミさんにネットで探してもらった。
そして同じものを手に入れたのだ!
それはフォートップスの『リーチアウトアールビーゼア』とトレメローズの『サイレントイズゴールデン』である。
しかもそのCDには他にも欲しかった曲が何曲かあってラッキー!と喜び勇んでかけてみた。
ン…?確かにフォートップスが歌い、トレメローズが歌っているのだが、明らかに変。
そうなのだ、当時歌ったそのままの曲が欲しいのに、なんか年とったご本人が歌ってる風なのである。そりゃあまあ、ニセ物とまでは言わないけれど、違うんだよなあ…。
懐メロに現在の舟木一夫が出てきて、変な「高校三年生」を聞いている風なのである。
こうなると逆に当時の曲を聴きたーいという欲求が体中に溢れかえってきたのだ。
当時のやつが欲しーいゾ。

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絵の力

2005-10-22 00:03:28 | 絵・まんが

ある日の美術系TV番組で、その国を代表する画家の絵が海外流出の危機に陥ったという話を放送していた。その当時国中が不況にあえいでいて、その絵を所有していた貴族も絵を手放すことになり、競売に出されたのだ。
この時、国民や政府が一斉に立ち上がり、新聞のキャンペーンなどで寄付や募金を募って海外流出を防いだという。

それを何気なく見ていた私は、不意に涙が止まらなくなってしまった。幸い休日の早朝で家族の誰にも見られなかったのだが、どうしてこんなに涙が出たのか、このとき自分の心の奥にあったものがハッキリと見えてきた。
音楽や歌は一瞬にして人を魅了する力を持っているが、声無き声の絵画という表現には非力さを感じていた。
それが一枚の絵が国中の気持ちをひとつにしてしまったのだ。私は、一番好きだったはずの『絵の力』を信じてはいなかったのだ。そんな自分自身がたまらなく恥ずかしかった。
以来、私は本当に絵というものの力を信じるようになった。そしてそれを描く自分自身も…。

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