つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

遠藤ダマシ

2008-12-20 05:45:52 | スポーツ

にほんブログ村 美術ブログへこう見えてもサッカーファンである。昨日のクラブW杯でのマンチェスターU対ガンバ大阪は面白かった。

実力の差はいかんともしがたかったが、最後に追い詰めたガンバのねばりには
拍手を送りたい。後半の2点を入れたときには、近所中に響き渡るほどの大声をあげてしまった。

特に2点目のガンバ遠藤のPKは見ものだった。遠藤選手というのは、
そのヌ~ボ~とした感じと、やや眠そうな目元でついダマサレてしまうのだが、
なかなかの策士なのだ。

その容貌に似合わず(失礼)フリーキックは鋭く、日本代表でも左の俊介・右の遠藤と並び称される程の威力を秘めているのだ。

その策士ぶりがいかんなく発揮されるのがPKキックである。
世界に数ある名キッカーでも、あの遠藤のような特徴のあるPKキッカーは
見たことがない。(我が乏しき知識内だが)

審判のPKキック開始の笛と同時に、遠藤がとっとっとゆっくりボールに向かい、
蹴ろうとする。当然のごとくキーパーは左右の予測の方向に飛ぶのだが、
瞬間遠藤は上げた足をワンテンポ止めるのである。

そしてキーパーのいなくなったゴールネットへ、ちょこんと相手を小バカにしたような
ボールを蹴り込むのである。

最初にこのPKキックを見たときには、「こんなの有りかい」と思ったものだが、
別に反則をとられることもなく何度も成功させるのを見るに付け、「この
選手はスゴイ!」と思うようになった。

わたしはこれを“遠藤ダマシ”と勝手に命名して、喝采を送っている。
しかし今回のマンUのキーパーファン・デルサールはさすがに
遠藤を研究していたのか、PKで遠藤が蹴る瞬間まで動かなかったのだ。

それを瞬間に察知した遠藤は、いつもの小バカにしたようなちょこんキックを
止めて、鋭いキックを繰り出し、見事に決めたのである。

ますます遠藤のスゴサを見た思いだった。

お気の毒なのはマンUのキーパーファン・デルサールである。遠藤ショックが
尾を引いたのか、3点目までねじ込まれ、5-3で勝ったにもかかわらず、
ガックリと一人敗戦のようにうなだれていた。

エンドウ恐るべし…。

 

コメント
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