つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

この物語は…

2008-12-31 04:04:22 | 会社

ブログランキング・にほんブログ村へ我が会社では、就業中に15分の休憩をとることになっている。

大抵は食堂で、お茶やらコーヒーを飲んでとるので、わたしも休憩をとりに
食堂へ行った。

すでに他部署のパートの女性たちがお茶菓子をパクつき、
話しに花を咲かせていた。

わたしもお茶を飲もうとして、ふと、このところいつものケーキ屋さんの味に
不満が出て来ていたのを思い出した。

「そうだ、ケーキや甘いもののことなら女性に聞かなきゃ」と思い、
「この辺においしいケーキ屋さんないかな?」と聞いてみた。

彼女たちは「それならあそこのなん何屋がおいしいんじゃない…ウンウン
あそこのはおいしいわよ…」と言ってくれたのだが、もう1つ場所がわかりづらい。

そのうち時間が来てしまって、皆が席を立ちはじめた頃、ちょっときれいどころの
パートの一人が「後で…」と言ってウインクして去って行った。

わたしがそのままお茶を飲んでいると、そのパートの女性がスッとやって来たかと
思うと、真っ直ぐにわたしの方に来て一枚の紙を差し出したではないか。

周りには何人かの社員たちが同じく休憩中で居たので、わたしはちょっとドギマギしてその紙を受け取り、そっと開いてみると、簡単な地図と、ケーキ屋の屋号が書いてあるではないか。

「これでいい…」と一言言うとサッと立ち去ってしまった。

あっという間の出来事だったが、なんだかラブレターでも手渡されたような錯覚に
陥り、ちょっと胸がドキドキしてしまった。

でも、久々の心地よいドキドキだったので、周りに悟られないよう、何食わぬ顔で
お茶を飲み、余韻に浸ったのだった。

ウ~ムそれなら今度は「おいしいコーヒーを飲んで語り合える喫茶店を知りませんか」と言ってみようかなあ…。(こらこらーっ)

     ☆尚この物語はフィクションであり、この設定、登場人物等は
      作者の妄想より発生したものと判明しました。

      ただ…ここで述べている心情心理は嘘偽りはないと作者は
      言い張っています。

      さらにコーヒーを飲んで語り合いたいというのも作者によると
      「できたらいいなあー」という希望だそうです。

                   以上…供述調書より

コメント
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