つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

まぼろし…

2010-07-26 05:02:25 | つらつら思うこと
映画「欲望という名の電車」の中で、「女の魅力の半分はまぼろしなのよ」と女性自身が言う
セリフがある。つまり女性は自分たちの魅力の要因を知っているのだ…とわたしは驚いた記憶が
ある。

わたしは女性を尊敬し、畏怖し、崇拝すらしていて、女性には勝てないと思っているのであるが、
一応既婚者としての認識では、女性自身の本質は、かなりなリアリストとは承知しているつもりで
ある。にもかかわらず、いまだ幻惑されるのである。これはやっぱりまぼろしの媚薬を嗅がされて
いるのかもしれないではないか。

果たして男は、男の魅力の要因を知っているだろうか。少なくとも、何%か、あるいは、
いくばくかのまぼろしを持ってると言えるだろうか…。ヨン様人気などをみると、明らかに
多くのまぼろしを備えていると思われるのであるが、ヨン様自身のまぼろしというより、女性が
まぼろしを作り出しているようにも思えてならない。

このまぼろしは、男たちに対してのみ、効力を発揮するものだと思うのだが、これが本当だと
すると、我ら野郎どもは半分は女性の持っているまぼろしに幻惑されているということになる。
「な~んだ」とガッカリすることなかれ、よく考えてみるとすごいことではないか。それは
いわば一種の超能力を使われているのかも知れないのである。いや、魔力か…。

かの雪女に見つめられたかのごとく、その魔力に幻惑されるのである。つまり…女性は皆多かれ
少なかれ、雪女的魔力を備えているのかも知れないのだ。そして今も世界のあちこちで、
その幻惑に苦しみ、惑い、酔わされている野郎どもがたくさんいるに違いない。

       ちきしょう 女はみんな 雪女
                     issei

なーんていう一句が浮かんだこともある。まあ…これは男がふられたときの腹いせに放った
捨てゼリフのたぐいであるから、あえなきボツ句だ。

しかし、この幻惑にあって恋のとりこになって、撃沈の憂き目にあったとしても、いいじゃないか、
男としては本望でありましょう。大いに幻惑され、酔いしれて、大いに泣きましょう。(笑)

女性たちよ、まぼろしを備えていない男のかわいい本質ををよく見るがいい…、そして、幻惑の
微笑みをちょっとだけ…ちょうだい。(笑)
コメント
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