スーパーでふと…見かけたシジミを買って、
一度作ってみたいと思っていたシジミの
味噌汁を作った。
これが、ことのほか身内らに好評だったのだ。
それはよかったのだが、汁をすすりつつシジミの身を
食べようとして、あまりにも身が小さくて面倒
だったので、シジミだけ残して汁を吸い終えた。
しかし、そのまま捨ててしまうのももったいない感じで、
残ったシジミに箸を向けたが、やはり面倒で、
2~3個食べてやめてしまった。
すると、「わたしに頂戴」身内の一人がそう言うと
お椀ごと自分の前に持っていき、一つ一つ
丁寧に平らげてしまった。
すでに身内自身の分は食べ終えていたので、
二人分食べたことになる。
元々、身内は細々したことが得意なとこが
あるのだ。
好評に気をよくして又、作ってはみたものの、
自身大雑把な性分なので、汁をすすりつつ又、
身をきっちり食べるかどうか躊躇してしまった。
どうにか、今回は身を完食したものの、
汁をすすりつつ身をほじくり出していると、
肝心の汁の味わいがそがれてしまう。
これからシジミ汁を作るたび、このジレンマが
顔を出すんだろうなあ…。(苦笑)
我がジレンマを横目に、身内は嬉々として平らげていた…。