鬼やんま 招かざる客 又も見に
友人のF氏に誘われて、フライフィッシングを
しに、渓流に入って竿を振っていた時、
突然頭上に鬼ヤンマが現れたのである。
しばし、我らの様子を伺う様にホバリングしていたが、
すぐに、姿を消した。
しかし、しばらくすると又現れて、様子を探るように
頭上を旋回すると、又何処かへと姿を消した。
これを、幾度となく繰り返したのである。
鬼ヤンマは大好きなので、こちらは大歓迎
だったが、あちらさんとしては、気が気で
なかったのだろう…。
考えてみれば、我らはまさしく招かざる客で、
彼らの縄張りに無断で侵入していたのである。
まさしく、神聖な場所に土足で踏み入った
ふらちものに違いない。
渓を後にした時、心の中で手を合わせたのだった。
ちなみに、友人のF氏は一尾ゲットし、ワタシは
ボーズの憂き目にあったw